今年も桜の花を十分に楽しませてもらった。老桜、今年も気張ってくれてありがとう!という事でお礼肥などを。「お礼肥」とは、植物が花や実を楽しませてくれた直後に、回復をはかるためにお礼も込めて施す肥料の事です。ただ、その前に・・・・・このペットボトルに入った毒々しい色の液体は、「グリオクラディウム菌」というカビの胞子の懸濁液です。今年もこれを肥料にすき込もうかと・・・・
ペットボトルの上部に書いてある「G」は「グリオクラディウム菌」のGです。キノコの天敵ともいえるカビの一種です。上に一杯浮いているのは、発芽した胞子が定着しやすいように食パンをちぎって入れてあります。このカビは生育してくると猛烈な肉食?(というか、キノコ食)となって、桜を枯らせる悪いキノコ「ベッコウダケ」を食ってくれるらしい。まあ、まだ不確定要素がたくさんあり、まだ実験段階なのですが。
さて、みんな寝静まった丑三つ時、こっそりお礼参り、ではなく「お礼肥(参り)」開始。しかしスコップの大きさから、前の老桜がいかに巨木かわかるでしょう。
穴を掘り、発酵油粕を大量投与。
その上から、先ほどの「グリオクラディウム菌懸濁液」をたっぷりかける。
ああ、今年こそは、ベッコウダケ生えないでほしいなあ。そして来年も奇麗な花を咲かせておくれ。