さて、朝ごはん! いや、もうね、朝からてんこ盛り。

これは「貝焼」とかいうのだそうな。ホタテのほぐし身と出汁汁ととき卵が入っている気がする。それを下から熱して、半熟の熱々の所をご飯にかけて頂く。TKG(卵かけご飯)のウルトラデラックス版。

名前はわからないけど、こんなんとか。(おそらく、味わいからイカの団子揚げのような気もする)

シジミ汁とか。

デザートに・・・・・不思議にこの津軽の名産、リンゴは最後まででなかったな。

ただ、バイキングみたいなところもあって、納豆とか、いろいろ取り放題だったな。その中にリンゴジュースもあった。とにかく、朝から盛沢山。お腹いっぱい。

で、食べたら即宿を出た。実は、近くにあるこの宿の提携ホテルで、有料ではあるが、展望露天風呂の朝ぶろに入れるらしい。歩いて30分くらいか・・・・宿を出た時間は9時20分過ぎ。高台にあるため結構しんどいが、「10時まで」とあったので猛烈に走った。10時10分前にホテルに到着。しかし入り口のホテルマンは悲しそうな顔をして、「後10分で露天風呂は締め切るんです。すみませんが、今回はあきらめて下さい。」と。昨夜の高揚感をもってして、かつ、上り坂を猛烈な勢いで駆け上ってきた私はめげなかった。「10分で入浴してきます!」

さて、実はこれが良かった。10分前だと、さすがに、露天風呂にだあれもいない。5分で湯につかって、猛烈な勢いで脱衣所に戻ってカメラを携え、1分で撮影して、10分ちょうどでホテルのエントランスに戻ってきて、先ほどのホテルマンに「きっちり10分で戻ってきました!次回はここで泊まらせてもらって、じっくり入浴を楽しませて頂きます!」と言ったら、笑いながら「よろしくお願いいたします!」と言ってくれた。この高台からの日本海がいいんだよね。遥かかなたの海を見渡せる風景は最高だよね。

で、ホテルを出て、露天風呂の裏手に回った。ああやっぱり高台だけあって、ここも景色がいいなあ。風は強かったけど、ここでしばらく遠くの海をボーっと眺めておりましたよ。

ホテルの敷地にある由緒ありげな日本家屋。鰊(ニシン)番屋。その昔、ニシンが大量に押し寄せ、ここら辺一体、大いに潤った証だろうなあ。良い時代だったのだろうね。

今はここで食事を給しているらしい。今度来てみよう。

で、鯵ヶ沢で最後に、ここの名物「ヒラメ漬け丼」を食べて行こうと、また海に向かった。例の「ワサオ」が居た道の駅だ。まだ朝食の満腹感があったから、「ご飯少な目でお願いします」と言ったから、この量ね。本当はご飯は大盛だと思うよ。ぜんぶヒラメ。うまい!

で、食べた後、鯵ヶ沢駅に走って向かう。とにかく五能線は本数が少ない。一本乗り遅れると、かなり大変。実は、五能線の良い景色なところは、昨日乗った青森から鯵ヶ沢までより、その先の秋田方面の方がずっといい。日本海に面しているからだ。

と言うわけで、今日はこのまま秋田方面に向かい、途中引き返す、というルートを取るぞ。降りる駅は海に面した無人駅「驫木駅」に決定!途中コンビニでビールとつまみを買って、11時51分、乗車ぎりぎりセーフ!本当に走ってばっかりだ。

ああ、これが車窓。(窓ガラス越しでちょっと着色があるのはごめんなさい。)

駅で切符を買えなかったので、車内の車掌さんから、「驫木駅で途中下車します。そしてそこからまたUターンして戻ってきます。そうだな、弘前まで」と言って切符を購入。そう、昨日のラジオ番組は弘前が舞台だったので、なんとなく降りてみたくなったのだ。ああ、まさに行き当たりばっ旅。

動画だとこんな感じ。ずっと車窓を眺めながらビール飲んでいたいね。これも窓ガラスの着色がついてごめんね。

さて、驫木駅に到着。向こうの木造小屋が駅舎。

動画なども。誰もいないホームでビールなどを飲みながら、日本海を眺めつづけるオヤジ。これぞ、どっから見ても危ないオヤジだなあ。

駅舎全景

内部がすごい。

いや、正確に言うと内部に貼ってあるポスターがすごい。

こんな車掌さん、いるんだろうか・・・・

この、普段は誰も来ない無人駅で、このような奇抜なポスターがひっそりと貼ってあって、来る人をじっと待っている図は、シュールすぎる・・・・

とりあえず、下りの時間まで40分くらいある。駅を降りて散策。おおっと、これはもしかしたら、上の土手に登れるかも。

素晴らしい!高いところから、ずっと遠くの海を眺められるぞ。最初に見える小屋が駅舎ね。風が強いけど、ここでしばらくボーっとしとりました。

動画なども。

さて、下りの電車の時間だ。また大急ぎで駅舎に向かう。帰りの電車がやってきた。

途中、昨日見た「木造り高校」のある「木造駅」だ。

そして、広前。駅に設置してある巨大リンゴ。

広前駅前。昨日のラジオドラマだと、この駅周辺には「アップルパイ」屋さんがたくさんあるみたいだけど、見つからなかった。

ここに居られるのは40分くらい。もっと時間があれば、「広前公園」とか、有名な桜の名所を回れたのだけど・・・・まあ次回ね。

で、青森駅に向かう。車窓から岩木山が見える。さらば岩木山!またいつか来るよ。

新幹線に乗るから、新青森駅の方が良さそうだけど、もともと県庁所在地だった青森駅の方が圧倒的に飲食店が充実していそうだからね。帰る前に、青森の海産物をたらふく頂こうという料簡です。

青森駅から。もうね、駅からすぐ海。

ここで、スマホであたりをつけていたお店に直行!ところが・・・・・お休みだった!と、ここでスマホの電池が切れた!ああ、いつものことながらなんてタイミング。

もう、のん兵衛の臭覚を最大限活用するしかない!「居酒屋レーダー起動!サーチ開始!」何の情報もない状態で、ちょっと駅から離れたところに旨そうな居酒屋見っけ!大福丸という店だった。

もう後は、うまい魚料理食べ放題。これは今朝旅館で食べた「貝焼」のさらにゴージャス盤。

マグロの寿司に

刺身舟盛。

白子の天ぷら。これもうまい!

そして極めつけは「銀鱈の塩焼き」 これは本当にうまかった。こんなにうまい焼き魚を僕は食べたことがない。

途中、津軽三味線の方が来訪し演奏開始。生三味線で居酒屋の雰囲気最高潮!

おっと時間だ。これ以上いたら新幹線に乗り遅れる。「銀鱈塩焼き、最高でしたよ。」とお店の方に伝え、帰路につたいのだった。うんうん、このお店は大当たりだったさ。

さあ、とりあえず、新青森まで。

またぎりぎりセーフで、新青森で新幹線へ。

いや~、とにかく走りまくったバタバタした旅だったけど、盛沢山の旅でもあったねえ。美味い海産物も山ほど食べたし、日本海の遥かかなたも、心置きなく眺められた。雪だけはなかったけれど、いろいろ思い出深い旅になりましたよ。満足満足♪ 五能線、今度は秋田サイドから回ってみようっと。          終