地獄の確定申告を乗り越えられたのは、ひとえに「この後、絶対に旅に出る。できれば、雪の温泉、雪見温泉だ!」という強い決意があったからだ。で、申告後、すぐに旅館を探したが、これが、直前の「一人旅」というのは全然ダメダメなのだ。それは一泊5万円、とかならあるのだけれど、さすがにそこまでは・・・・

どうも、燃料費の高騰で一人旅行者だと暖房代でペイしない、というのもあるようだ。まあ、雪見温泉の場所というのは一晩中暖房をかけていないとダメだしね。

 

と、探しまくったら、一軒だけ検索に引っかかった。青森の津軽地方、「鯵ヶ沢」と言うところだった。いや、もう贅沢は言わない。すぐにネット予約。「最後の一名」というのを私が予約した。そして新幹線の予約もままならなかった。指定席は数えるほどしかない上に、みんな「3列シートの真ん中」という最悪なところしかない。しかたないので、45年ぶりに「グリーン席」と言うのを予約した。これもあと一席。(しかし、これが敗因になるとは・・・・)

 

出発の日の早朝。あいにく雨。雨中、25分歩いて駅まで。

ああ、新幹線だあ。

ところが・・・・・このグリーン席。何かおかしい。前に座席がないのだが、テーブルもない。やっと、右のひじ掛け内に小さな折り畳みテーブルを発見!だけど、この狭さじゃ何もおけないぞ。これは本当にグリーン席なのだろうか・・・・・

まんじりともせず、新青森に到着。やっぱりこの土偶はインパクトあるよね。ぜったいに宇宙人だよね。

ねぷたの人形も芸術だね。

さて、昼食だ。駅内にもあんまり良さげな店はなさそうだし、駅弁一択だな。でも、この後にのる奥羽本線で食事はできるのか?というわけで、弁当やのお姉さんに聞いてみた。「奥羽本線に乗るのですが、駅弁食べられます?まさか、通勤電車みたいに横一列のシートが並んでいたりしませんよね。」

「大丈夫です。食べられます。」とのことだったので、これを購入。1300円なり。

さて、奥羽線に乗ってみると・・・・・

大うそだった~

さすがに、ここで駅弁を食べられるほど心臓に毛が生えているわけもなく、駅弁は次の「五能線」まで持ち越し。お腹空いた~

川部駅にて五能線に乗り換え。

 

おっと、これは「木造高校」? 学校が木でできているのだろうか?実は帰ってから調べたら「きづくりこうこう」というのであってけっこう有名だった。

で、五能線に乗り換え。

1時半過ぎ。やっと、やっとボックス席に座れて駅弁食べられた。駅弁自体は、結構おいしかったです。

さて、やっとどうにか「鯵ヶ沢駅」のつきました!

しかし・・・・ぜんぜん雪がない・・・・本当にたったの一片も雪がないのだ。それどころか、駅前は閑散としていてなんにもない。

あるのはなぜか相撲の・・・・・

これも後でわかったことなのだが、舞の海はなんと先ほどの「木造り高校」出身者だった。学校のHPに動画で出てる!

 

そうか、地元の英雄、舞の海。街づくりの一翼をになっているのね。

                             続く