毎年、教室前の老桜の葉がみんな落ちたころ、今年の感謝と、来春の桜の花への期待を込めて、「寒肥」を施すことにしている。そうだなあ、もうかれこれ30年以上になるか。↓スコップの大きさから、この桜がいかにでかいかわかるでしょう。

ただ、昨今はベッコウダケの攻撃で、かなり木も傷んできている。というわけで、こちらもベッコウダケの対抗菌「グリオクラディウム菌」を発酵油粕にすき込むことにする。この一袋で一万円の高価な菌だ。今までのトリコデルマ菌と違い、キノコ類が避ける、程度ではなく、キノコ類自体を捕食する完全な「肉食系?カビ類」だ。シイタケ栽培場に撒くとシイタケは全滅してしまうそうです。

で、水に溶いて、と。

寒肥として埋めた発酵油粕に、この水に溶かした「グリオクラディウム」をすき込む。このグリオクラディウムは有機物も普通に食べるからね。

この前のグリーンベルトに、20キロの発酵油粕と大量の「グリオクラディウム菌」を入れました。さあ、来年、どんな結果が待っているか。僕が生きているくらいは、この桜たちも元気でいてほしいなあ。