6月中、それも試験期間の前になりますが、久しぶりに行われた福島県の星まつりに行ってまいりました。この星まつりは、とにかくいつも天気が悪い!そのせいで中止が続いておりまして開催は本当に久しぶりでございました。いつもは一人で行くのですが、例の近場の天文台勤務の先輩を誘っての出発でございます。

見よ!この天文機材メーカーの参加数を!

福島の山の中で、熱~い天文マニアたちが全国から終結するのでございます。

おお、天文誌「星ナビ」の編集長とスタッフ!お久しぶりです!さっそくいろいろ購入させていただきました。

いや、もうね、ビール飲むしかないね。というわけでワッフル屋さんが地ビールだしてるし。

この量で500円はちょっと高い気もするけど、まあ祭りだしね。

いろんなイベントもやっている。講演をしているこの髭のお方は、NHKにもよく出ている国立天文台の副台長、天文学者の渡部潤一先生。

 

イベントも盛沢山。なんか、ここでは刀鍛冶の方が作刀の実演をやっておりました。

星まつりに来ていた我が友人Y君もさっそく参加。(彼は身長が2m近くあり、僕の望遠鏡を脚立なしで覗くことができる稀有な人だ。)

もちろん、私もやってみました。しかし・・・・へっぴり腰が悪かったのか、私が鍛造した玉鋼が割れた・・・・・そのあとは大変だった。割れた玉鋼を再鍛造して何度もたたいてもとに戻さなきゃならない。(玉鋼は一つで、それをみんなで回し叩きしていたのだ。それを壊したわたくしであります。客はたくさん並んでいるというのに・・・・)もう平謝りで右にすわっているお姉さんに代わり、私が「ふいご」を一生懸命動かし炎を調節させていただきました。あの時迷惑をおかけした皆様方、ごめんなさい。

さて、夜は・・・・・まず鍋。ここには私の友達たちもたくさん来ていて、なぜだか私が「チゲ鍋」をふるまうことが習慣化しているのであった。

というわけで、牡蠣が2キロも入ったチゲ鍋です。20人分くらいありましたが、あっという間に空になり、最後にはうどんを入れて締めにしました。

さて、そのあとは晴れたり曇ったり。会場にはとにかく大量の望遠鏡がひしめき合っている。それこそメーカーの新製品から、僕のようなマニアの自作大型望遠鏡まで多種多様。それをオタクたちがうんちくを傾けながら覗きまくるのである。星好きにはたまらない至福時間が過ぎていくのであった。

で、翌朝。みんなで記念写真を撮って(どう考えても数百人はいたと思うが・・・・)解散。私と先輩はこの会場にある鍾乳洞の「あぶくま洞」に。

入り口。

中はすごく涼しい。大回廊。

中を水が流れ、ところどころに池も存在している。もちろん、恐ろしいほど透明だ。

もうね、中に5階建てのビルぐらい入るのではないか、という空間もある。

中には本当に面白い自然の造形も。これはまるでモンスターだ。

温度が低くてきわめて安定している特製を利用して、ワインの貯蔵庫として利用してもいる様だ。

 

さて、帰りに近場の温泉にはいり・・・

またまた近場でお蕎麦を食べて・・・・

帰路についたのであります。で、帰路途中なにやら駅が・・・

「小野新町駅」

本数がすごい。上りは一日6本しかないのではないか・・・・・

「これより先」の縦書が「乗車券類をお持ちでない方のご入場は、出来ません。」の横書きにつながるセンスも抜群だ。こんな奇抜な配置、僕にはできない・・・・・

ポスターのローカル色がすごい。うんうん、僕も確かに「小野高校」は知らなかったよ。ごめんなさい。今度ホームぺージを覗いてみます。弓道女子の目力がいい。こんな目で見られたら、軟弱オヤジの私など、心臓がとまってしまいそう。

これが小野町のマスコット。小野小町さんです。

さて、このまま帰るのはもったいない。緯度が高く、標高もあるここら辺なら、まだ新緑香も楽しめそう。森に行きたい!と言ったら、先輩は「ここら辺には夏井川渓谷・背戸峨廊」と言うのがあるよ。」と。さすがアウトドアが好きなうえ、普段は単身自慢のハーレーで旅をしまくっている方。よくご存じです。

さて、ここからがすごい。いろいろ紹介文を見ると、「決して軽い気持ちで、簡単な装備で来ないで」という事が書いてある。なんでも足を滑らせてお亡くなりになった方もいる様である。まあ、スマホの電波が届かなければ、動けなくなったらお終いの所ではありそうです。

しばし、渓谷美をご堪能下さい。前を行くのが先輩。これだけの渓谷なのに、ほとんど人が居ない。すれ違ったのは二組、数人だけだ。

 

どんどん深部に分け入ってくる。思った通り、まだまだ新緑香がすごい。まるで新緑風呂に入っているよう。

 

トッカケ滝

背戸峨廊の最大の滝だ。

 

動画なども。

無謀にも滝の上に行ってみる。

トッカケ滝の上。さらに上流に滝があった。その滝から、トッカケ滝の下まで一気動画をどうぞ。

いやいや、本当に盛沢山の楽しい楽しい二日間でございました。夢にも見そうでございます。ただ、背戸峨廊は、最初に言った通り、結構危険な場所もありますので、あんまりお勧めしません。行くときはそれなりのお覚悟で。