突然、生徒用パソコンが一台、起動しなくなった。
かろうじてモニターにBIOSの何かが映っているのはわかるのだが、その文字が
ぐちゃぐちゃ震えまくって、判別不能。原因特定に汲々とする。
この状況は、今までの経験からだと、パソコン本体の「ハードウェア」だ。
BIOSがぎりぎり立ち上がろうとしているところをみると、おそらく「メモリー」
ではなかろうか。すぐパソコンを開けて、と。
メモリースロットを確認。外れかかっているのはない。
ヤバげなメモリーを一本一本抜いて、立ち上げてみる。
犯人特定。こいつだ。これを外すとパソコンがきちんと立ち上がる。
まあ、新たにメモリーを交換しなくても、もともと多めに積んでいたのでこいつだけ外した
ままにする。特に問題はないだろう。
で、その翌日・・・・・教室のドアが壊れた。ドアノブが下がっているどころか・・・・・
力を込めると、「バチン!」という音とともに、90度下向きになってしまう。
(一度締めださて教室に入れなくなった。車のキーが細いので、なんとか隙間に
ねじ込んでラッチ部分をへっこませて入室できた。)
恐らく、これはもう内部の崩壊だろう。このドアは、私がここを使うはるか前
から使われていたものだ。20年は使用しているだろう。耐用年数をはるかに
超えている。で、型番を調べ、内部部品をネットで注文。相当に古いものだが
同じ型番はまだ部品が存在し、翌日には届いた。凄い時代だ。
すぐにばらして古い部品を取り出す。
分解したら・・・・なかからはるか昔に入りこんで出られなくなったであろう
コガネムシのミイラが・・・・・・ 一体どこから入ったのだろうか。
ばらしたドア部品たち。
新旧交換部品比較。もちろん左が注文した新しい「ロックケース」。お値段は送料込みで
約4,000円。修理を依頼したら、ドアノブ一式交換されて「数万円」の出費になっただろう。
安く上がってうれしい♪
即、はめ込み、修理完了。修理時間は20分だった。塾をやめたら鍵屋さんにでも
なりたいかも。
さて、翌日は、なんと10年くらい使っている「ファイルサーバー」がぶっ壊れた。
各生徒用パソコンからデータが読みだせない。まあ、これも耐用年数を大幅に
超えているからしかたないか・・・・・
で、即ネットで新型を注文。500Gだったものが3Tになった。時代の流れを
感じるなあ。翌日に届いたが、天の助けか、旧型をいじくっていたら、一時だけ
中がパソコンから見えた!言ってみれば「まだらボケ」の状況で、一瞬だけ
正常になった状況。うちのオヤジが呆けてしまったとき、一日中寝ていた
ので、「寝っぱなしにならないでください!昔みたいに、たくさん本を読んだり
勉強したりしてください!」と言ったら、即座に「人間、たくさん寝たらどうなるか
の研究をしておる!」と言い返した時があったなあ。その時と似ている。
で、中が見えたすきに中のデータを救い出す。無事、救出成功。翌日に新型が
届いてセッティング終了。(ファイルが一つも壊れていないことを祈るのみ。)
しかし・・・実はそのあともぞっとするような恐ろしいトラブルは続いたので御座います。
(その話はまたいつか・・・・・・)
「トラブルは親類縁者がたくさんいて、みんな揃ってやって来る!」というのが私の持論
でございます。まあ、そのたびになんとかしのぎ切っているのではありますが・・・・
「う、うせやろ!」が最近の口癖です。
ああ、退屈だけはしない人生。