天気はどうせ悪いだろう。思いっきり月は低空で条件悪いし、「部分日食」じゃあなあ。
とたかをくくって、生徒にはお知らせもしませんでした。
だけど、だんだんニュースでもやるようになって、今日になって生徒は「月食見せて
くれないの?」などと。
というわけで、突発的に「観望会やります!」宣言。
もう、ドタバタしまくりです。夕方から来た生徒には
「俺も授業中だから、月食中ずっと観望しているわけにはいかん。だから
午後5時45分からちょこっとだけ、観望するよ。それも天気が晴れたらね。
夜空を見上げて、曇ってたら中止だから来ないでね。」
蓋を開けたら、果たして5時45分、曇っておりました。しかし・・・・
月食クライマックスの6時3分直前、突然雲が切れだして・・・・・
ああ、神様ありがとう!すぐに教室に戻って、生徒たちに、
「見えるぞー!」と雄たけびを。子供たちの親御さんもやってきて
屋上はすごい状態に。
そしてなんとか、撮影に成功。あれだけドタバタ状態で、生徒に望遠鏡で月食を見せつつ
よく撮影できたと自分をほめてやりたい。(ピンが甘いし、ぶれているし、低空でシャープネス
が低いし、出来は決して良いとは言えない写真だけどね。大部分の赤い部分が食のところ。
白く輝いている部分が、最後まで欠けずに残ったところ。)
生徒たちは大騒ぎで、カメラモニターに映った赤い月を、「ねえ、この写真頂戴!絶対に
頂戴よね!」と勝手なことを言いまくっておりました。まあ、焼き増ししてあげましょう。
やっぱり子供たちが大喜びするのを見るのはこちらもとてもうれしいね。
6時15分ごろには、ふたたび月は雲に覆われてまるで「月食」上映会の幕が閉じたよう
だった。ちょっとできすぎだよね。そしてその後完全に晴れた時には、もうほとんど月食は
終わってたのであります。