今年はコロナのせいか試験期間がばらけてしまい、「万年受験期間」のようだった。

つまり、「先生!土曜日教室開けて!」とか「こんどの日曜たのんます!」みたいなの

が延々と続くのだ。うううう。それでもやっと、なんとか、紅葉を見に山行を決行すること

ができた!万歳である。

何時もは山中一人なのだが、今回は、久しぶりに中学の時の先輩と同行。

この方は、昔は某一流家電メーカーの研究開発者で、今は国立天文台の技術職員

という変わった経歴の持ち主で、理系で、かつ、天文屋の私としても、決して退屈

しない稀有な方なのだった。今回は車中で、「液晶」と「プラズマディスプレイ」の戦い、

その後に出てきた「キャノンのSED」や「有機EL」についてまで、根本原理から、勝敗の

原因、今後の展望まで、微に入り細を穿つように話してくれました。ああ、まるで

「プロジェクトX」。頭の中で中島みゆきの「地上の星」が流れっぱなし。

 

で、とりあえず、ちんたら出発してしまったので常磐高速をいわきで降りてお昼ご飯。

先輩はかつてここで美味しい魚料理をいただいたそうで・・・・

いや、なかはかなり個性的。

なにか、子供が描いた宗教画が所狭しと並んでいる。

本当言うと、ちょっと怖いぞ。ただ、メニューはまとも。

私は、この店で一番ポピュラーな「海鮮丼」を頼みました。

うんうん、なかなか美味です。

で、福島山中に来たときは、もうかなり暗くなっていて、安全のため、

良く見知った「女沼」のほとりをベースキャンプとすることにいたしました。

もちろん焚火は直火ではなく、焚火台を使っております。

で、この焚火で、先ほどの魚のお店で買ってきた「イワシの丸干し」

を焼きまくって食べました。すげーおいしかったです。

で、いつものようにもつ鍋なども。

深夜は、なかなかの星空となり、静まり返った沼面にその星が映り込み、

それはそれは神秘的な景色でありました。(写真がなくてごめんなさい)

 

さて朝。紅葉全開、というわけではないけど、これはこれでなかなかにさわやかなでございます。

水はもちろん透き通って表面には白い霧がまだ漂っていて神秘的。

ちょっと小高い丘に登るとこれはなかなか素晴らしい。もうちょっと紅葉が進んでいれば

よかったのだけど、ここにこれただけでも良し、でございます。

                                                  続く