春期講習、確定申告、新入生準備と慌ただしい日々が続きました。

もう、我慢の限度を超えました。で、この土日、もちろん新型コロナに

は十分な注意を払いつつ、同じ県内の房総まで車を走らせたので

ございます。「とにかく、魚いっぱい食べるぞ~!」という強い強い

意気込みで。

 

出発が遅れ、現地の昼食屋がしまってしまう、という危機感。

そう、田舎の食事処は閉まるのが早いのです。

 

で、車をとばして鋸南町の勝山にある漁協直営の「なぶら」に午後2時25分に到着。

なんと、2時30分がラストオーダーでありました。間一髪!

店内の様子。他にお客なし。

おお。魚種はなんだ?

ここは窓から漁港が見える。ええところやのう。

頼んだのは、「海鮮なぶら丼」。とにかく新鮮で肉厚でぷりぷりです。

さすが漁協経営。これで1,300円はお値打ちと言えよう。

で、腹もくちたし、とりあえず海岸に行って見る。あいにくの雨だが

これもこれで一興。宿の予約時間までまだまだあるからとにかく

まったりする。コーヒー飲んで雨音聴きながら新聞読んだりする。

眠くなったらリクライニングしてお昼寝。リラックスするのう。

ハッチバックを開けて後ろの景色も。浜の植生だね。

さて、宿。ここは、ネット上、とにかく評判の悪い宿。女将さんが怒鳴り散らす

だの、ゴキブリやオオグモが出るだの。だけどね、僕は魚料理を食べに来た

のだ。新鮮で美味しい魚を山ほど食べに来たのだ。それ以外はみんな雑音。

これだよこれ。これを一人で食べろというのだ。

伊勢エビやサザエの刺身から地魚の刺身。う~んたまらん。

ちょっと痛ましいけど、アワビの踊り焼きも。

食べた伊勢海老の殻を回収に来て、味噌汁にして持ってきた。た、たまらん!

ついでに女将が、「これ、初カツオ!今日、初めて上がったからサービスしちゃう!」

と持ってきた。ううううう、泣きそうだ。

最高だ!魚好きには、これ以上の宿は無いと断言できる!

グタグタ、ネットで悪く言う奴には、こういいたい。

「細けーことは良いんだよ!俺はただただ、うまい魚を腹いっぱい

食べて―だけなんだ!」

朝食もこのレベル。干物うまし!イカそうめんも最高!

夜はすさまじい雨だったが、翌日は晴れた。

しかし、この灯篭は、慶応大学の某サークルが感謝の気持ちで寄贈して

くれたそうだ。きっと合宿所として美味いものを何十年も食べさせてきた

からだろうなあ。わかる人にはわかるのだなあ。

さて、また岩井海岸の浜辺に行く。晴れてはいるが、風がすさまじい。

本当に台風並みだ。ちょっと車外にでると、眼に砂が入って痛い。

というわけで、昨日と違い、今日は雨景色ではなく、風景色とも

いえる風景を車中から眺めながらまったり一日を過ごす。

風はこんな感じ。

遠くに行く貨物船を望遠で撮る。どれだけ風が強く、波が高いかわかるだろう。

日がな一日、双眼鏡で貨物船が通過するのを見ているのもええものです。

さて、お腹空いたのでお昼を食べに行く。近くに道の駅があるのだ。

メダカとかも売っている。珍しいなあ。

で、美味しいお昼を・・・・・昨日の海鮮丼も美味かったけど、これも

なかなか美味。どちらかというと昨日の海鮮丼は野趣あふれる、という

感じ、こちらは洗練された海鮮丼という感じかなあ。

ついでに、、道の駅の他の店で、「つみれ汁」200円。

さて、また浜に戻って、ぼーっと海を眺める。好きな音楽とか聴きながら

こうやって一日いるのもいいなあ。慌ただしい毎日が遠くに感じる。

だんだん、夕暮れ時に。

ここからだと富士山が近い。

帰り、最後の食事を。

ここは、かの有名な漁協直営の「ばんや」である。何が有名だって?

そう2年前の台風の時、屋根が飛ばされて有名だったのだ。今は

しっかり復旧している。ここでは寿司を食べた。しかし、ここも鮮度は

抜群。色合いも素晴らしいね。しかし、寿司って芸術だね。例えば、牛肉

豚肉、鶏肉、羊肉を使って、こんなカラフルな美しい料理が出来るか!

魚一つ一つ、みんな色も味も違っていて素晴らしいよね。

で、最後に「鯖の味噌煮」を注文。これも美味かった。普通のもの

に比べて思いっきり薄味だったけどね。

さあ、帰りだ。一年分くらいの魚は食べたような気がする。

満足だ~(と言いつつ、また半年後には来ていそうな気がする。)