受験も近く、もの凄く忙しいのですが、お隣の県の「茨城自然博物館」で

特別展示「いのち育むブナの森」というのをやっているらしい。

終了も間近なので行って見ることにする。平日、授業前に帰ってくる予定

なので、コロナの心配をするほど混んではいまい。

で、行って見たら、本当にガラガラだった・・・・貸し切り状態に近い。

まあ、コロナの時期、平日、地味な特別展示、とそろえば、こんなもの

かもしれませんね。

おお、いきなりマンモス。

 

恐竜、「ヌオエロサウルス」も巨大だ。

 

博物館内部は、いくつかのエリアに分かれていて、それぞれに個性的な

展示がなされていて好感が持てる。

宇宙をテーマにしたエリアでは、はやぶさ2と、イトカワ、リュウグウの模型が

展示されていた。まったくチープさを感じさせないリアルな作り。もうちょっと

大きければリアリティはもっと出たのだが。

ここは地球の歴史のエリアだね。

ストロマトライト。シアノバクテリアが層状に積み重なってできた岩石。

この生物が光合成をはじめて、地球は酸素に満ちた惑星となった。

K/Pg境界線の地層。ここを境に、生物相がガラッと変わる。そう、恐竜大絶滅

の境界線だ。この境界線に「イリジウム」という物質が大量に残存していて、

おそらく宇宙由来であることが示唆されている。つまり平たく言えば、「巨大隕石」

が宇宙より飛来、地球に激突し、宇宙由来の物質が地球上にまき散らされた、

という事になる。その結果、(おそらく、最初の衝撃と、その後に続く気候大変動

により)恐竜はおろか、地球上の生物の75%が絶滅した、と言われている。

まあ、その結果、今の哺乳類の繁栄、そして人類へ続く道ができたのであるが。

もしこの隕石衝突がなければ、恐竜種の中から、人類並みの知性をもったもの

が出現し、文明を築いていたかもしれない。

しかし、こんな隕石の衝突は、けっして過去の一イベント、と言うわけではなく、

これから、いつ我々の身の上に起こらないとは言えないのだ。そしたら、次の

文明を築くのはなんだろう?

恐竜のロボットたち。リアルに動いたりうなったりしている。

岩石の中の植物化石。「レピドデンドロン」

人類の進化

                                    続く