いや、知っては居たんですよ。

ただ、「近いだけじゃん」とかとも思っていて。ただ、19日の土曜に、かなり

無理して、山に星を見に行ったとき「たまたま」目に入ったのですよ。

「あ、そうか、最接近が迫っているんだ!」と。「もうすぐ、土星と

木星がほとんど一体化するくらい近づくんだ!」と感じ入ったわけです。

 

左が月。右下に見える星が、実は土星と木星が近接しているものです。

雲に隠れているけど、ちゃんと富士山も写ってますな。

望遠で拡大。ちゃんと二つしっかり写っている。上が土星。下が木星。

と言うわけで、帰ってからいきなり生徒たちにHPで告知。

「観望会やりますよ~!」

ただ、さすがに21日当日昼にいきなりHPで告知してもあんまり生徒は集まり

ませんでしたね。

だいたい、日没直後の午後4時半ごろが一番高度が高くて見やすいだろうと

思ったのですが空が明るすぎて全く見えない。少ないとはいえ、親御さんたちも

屋上に上がって来たのに、見えない。とにかく寒いので、一時的に教室で暖を

取ってもらって(授業中なのに・・・・・)なんとか見られたのが午後5時でございました。

赤丸の中に、ほとんど一つの星となって見える木星と土星が見える。

で、あまりに生徒たちの反応が良かったので、22日の本日も生徒たち

を呼んで「ドーム外」で観望会。その時、実はドーム内の大型望遠鏡には、新しく

買った「CMOSカメラ」を稼働させて動画を撮らせていたのです。(天文ドーム

はこのコロナ禍で、しばし観望会での運用は中止。ウルトラ三密になっ

ちゃうからね。だから今回は子供たちが勝手に入らないようにこっそり稼働。)

まあこの機材で初めての撮影にしては良いかな。(大気がブレブレなのは夕方

なのでしょうがないです。高度も低いしね。)ぶれぶれなのが、かえって臨場感

を出してくれている(と、思いたい。)木星の方がちょっと露出オーバーで

白飛びしているね。ここら辺は土星との兼ね合い。木星に合わせて露出

を押さえると、今度は土星の輪が消えちゃうからね。難しいものですな。

※ 木星をよく見ると、「木星の月」(ガリレオ衛星)が二つ写っているよ。