前回、地獄のような星見であった。結局、試験期間があって全く星を見に行けず、
3連休の前二日だけ生徒に休みをもらって(連休最終日は朝から晩まで授業やりましたよ。)
強引に星見に出かけました。出発時間はお昼ごろ。
だんだん、出発時間が遅れてきているのは、やっぱり年のせいのような気もする。
年とともに、どんどん遅れて、最後には「出かける」ことすらしなくなるのが世の習い
のような気もするが、最後まで抗い続けるつもりの我が人生。
で、いつものように、水戸インターを降りて道すがらの「木葉下」の神社を参拝。
ここはいつも本当に静謐な感じが漂うなあ。典型的な「鎮守の森」だしね。
新設されたお社。ヒノキの香りが漂う。
ただ、みなさん、簡単にここに来ていると思われるでしょうが、車を停められない
のですよ。こんな感じ。右側の立札「転落注意」は本当にそのまんま。
脱輪したら、大変だよね。下は用水路で2mくらい下です。いつもここに
とめる時、肝を冷やしますです。
さあ、いつもの道の駅でいつもの「天ざる」を食べて
ついでに、鮎の炭火焼きを食べて
さあ、お山に到着!
今日は温泉に寄らずに、ちょっとだけ早めに到着!(出発が遅くなった
分、温泉が犠牲になった。)
なぜかというと・・・・・・・
この前、望遠鏡から反射鏡を外してメンテナンスをしたため、大事な光軸が
ズレてしまっており、調整が必要だからなのです。これは明るい所でやるのが
やりやすいのですが、さすがにあれだけ大型望遠鏡を自宅で組み立てると
人だかりができてしまって作業ができなくなるのですよ・・・・・
ああ、反射鏡を洗浄しただけあって、なんて美しい鏡面!感覚的に、反射率
2割アップ?
そうこうしているうちに、山並みが赤く染まりだす。ああ、山頂で夕景を
楽しまねば!
ああ、なんと綺麗な夕景!今まさに、日が沈む寸前だった。左の山が富士山ね。
富士山って、なんでこんなにも美しいのだろう。これって、絶対に神の造形だよね。
日が沈んだ直後の、その上空の残光も黄金色で美しいよね。いつまでも
見ていたいけど、せいぜい数分でこの黄金色は消えてしまう。
そして黄金色は茜色に変わって行く。この色が刻々と変わって行く
のも良いなあ。なんでも「マジックアワー」と言うそうだけど、言いえて妙。
私はこの時間の天空は「神々のキャンバス」だと思います。
そして、富士山の上空は濃紺にかわり宇宙の闇に溶け込んでいく。
この景色をみただけでもここに来た甲斐があったってもんだ。
でも完全に日が暮れる前に、山頂の神社に参拝、と。今日は無事に星見が
できますように、と。
で、車の所まで戻って、さっそく一人宴会。定番、もつ鍋。キノコ一杯。
マイタケとか、生キクラゲとか。
モツの他に、「鳥団子」なども。
ビールは「プレモル」などを。
今日は、月が沈むのが午後10時半だから、それまでは何もする事
が無く、ちょっと仮眠。(この前はこの仮眠中に嵐が来たのだが・・・・・)
9時頃起きて、ちょっと新機材の調整。これは、「電子観望」が出来る
機材。まだまだ使いこなせていないが、パソコンもモニター上に、星雲
星団をリアルタイムで映すことが出来る。上手く使えたらここに出しますね。
今回は調整が上手くいかないであまり綺麗にできなかった・・・・
モニター上、こんな感じでうつります。写っているのはオリオン大星雲。
続く