ぜんぜん更新できなくてごめんなさい。写真は溜まっているのですが

とにかく試験期間がだらだら続いて時間がない!

で、かなり前の事だけど、10月の悪夢の星見のことなどを・・・・・

 

ここの所全く星を見に行ってない。天気が悪い事もあるし、仕事もあるしで・・・・・

 

それでもなんとか10/24(土)は、天気予報も完全に晴れ。月巡りも良く、かなり無理

して出かけたのです。

いつものように、香取神社に参拝させていただき

いつもの道の駅で天ざるそばを頂いて・・・・・

山頂付近で、巨大望遠鏡を組み立て終わって、仮眠を取っていたら・・・・・

凄まじい雷雨の音で目が覚めた・・・・・・

ここまでひどい天気の急変は初めて。誰もいない山の中で思いっきり悲鳴

をあげましたとも。

どうしようもなく右往左往して、なんとか望遠鏡をばらして本体を緊急避難体制。

向こうに見える銀色のカバーがそれ。周りに光っている粒は「雨」

あとでわかったけど、あの銀色のカバーは老朽化していて穴が開いてた!

もちろん望遠鏡の中もずぶ濡れ。

もう雨で機材が全滅してしまった以上、これからどんなに晴れても天体観望

は無理なので小雨になったころを見計らって撤収。夜中にこのまま帰宅。

自宅に夜中3時ごろ着。

ちょっと寝て、それからが大変だった・・・・・・

機材一切をメンテ。

特に、主砲の46センチ鏡は完全に水浸し。完全に洗浄しなければならない。

ミラー下の流しの大きさから、この鏡の大きさがわかるでしょう。

これ、ドブソニアン用のシンミラー(薄くて軽いミラー)ではなく、本格的な分厚い

ミラーなので、重くて死にそうです。セル(鏡を支える部材)も鉄製でとんでもなく

重い。両方合わせて40キロはあるのではないか?これを一人で望遠鏡本体

からえっちらおっちら運び出し、メンテするのだ。腰も砕けよ感、半端なし。

これを自作したのは、たしか20代の時だった。「重さ」なんて全然気にしない

元気いっぱいの時代だったなあ。あれから30年以上、これは本当に我が愛機だ。

きっと死ぬまで現役機として働いてくれるだろう。(誰もいない冬山でこいつに押し

つぶされて往生、というのも、まあありそうだけどね。)

水道水で水をかけながら洗剤でまずは洗う。鏡面に傷がつかないように

細心の注意を払いながらね。僕の場合は、「高級ティッシュ」を惜しげなく、

そう、半箱ほども使う。高級ティッシュと食器洗い洗剤で、「拭う」と言う方が

しっくりくるかな。

水道で思いっきり水をかけ続け汚れを落とす。そして、その後、鏡についた

水道水を精製水ですすぐ。水道水は不純物が沢山はいっていてこのまま

乾かすとミラー表面が大変な事になる。表面を不純物が覆いつくして固化

し取れなくなるのだ。前に一回大失敗したことがある。

ミラー洗浄終了。後は自然乾燥。

あっという間に、夕方だ。土曜日曜と二日間、まったく無駄にしたなあ。

昨夜、山で食べられなかった鍋を、日曜夜に教室で食べた。

なんだか、泣きそうだった・・・・・人生って何だろう。まあ、だけど望遠鏡の

メンテは上手くいったから、まあ、良しとするかね。