昨日、授業がはじまる2時間ほど前、いきなりインターネットが使えなくなった。

それも、教室に設置してある13台のパソコン全部である。「ヤバい!授業前に

なんとかせねば!」」と思ったが授業直前に「面談」がひかえていた・・・・・・・・

で、面談終了後、焦りまくりながら状況を調べると・・・・・・

ネットどころか、教室内のネットワークがすべて死んでいた。という事はネットワーク

接続の2台のプリンタも全滅。これでは授業にならない。冷や汗もん、というか、

本当に冷汗がでた。

とにかく、「ネット教材」はあきらめてもプリンタだけでも復活させねばならない。

ネットワークから重~い、レーザープリンターを分離、僕のパソコンのそばに運んで

USBで直接接続。この作業をしている最中に、生徒がわさわさ入ってきた。

ううううう、胃が痛い。

 

「今日は、ネットの教材は全部使えません!プリンタだけは復活させたから、プリント教材

は何とか出せる。明日には復旧させるつもりだから許して頂戴!」

 

さて、この後が大変だった。何とか授業を乗り切った後、原因究明に乗り出そうと思った

のだが、「ネットが使えない」と言うことは、「原因追及」の情報が得られない、という事だ。

普段、いかにネットからの情報に頼っていたかよくわかった。

 

ネットワークプリンタ-が使えない、という事は、とりあえず、プロバイダーのせいでは

なく、ルーター、ハブあたりのトラブル、もしくはWindows自体が全台すべてトラブっているか。

(いっせいにアップデートがあったりするとあり得るのだ。)

 

調査してから修復する、なんてまどろっこしい事をしている時間は無い。「なんとなく」

ヤバそうなところ総とっかえ、設定全部見直しだ。

 

結局、いつかこんなこともあるだろうと、バックアップとして買っておいた「新型ルーター」

を取り出して交換。ところが・・・・・

なぜか全く役に立たない。いくら再設定しても、ネットにつながらない。もちろんプリンタにも

繋がらない。何度も何度も再起動を繰り返して、やっと自分のメインパソコンをネットに

つなげる事に成功する。これで「情報」が取れるぞ!やり~!ここまでくれば後は簡単!

 

これがいつもの「ぬか喜び」だった。なぜかわからないが、ネットにつながるのは

私のパソコンだけ。ネットワークで他のパソコンは見えないし、もちろんネットワーク

プリンタは沈黙したままだ。今までルーターは5台以上は交換してきて、ノントラブル。

こんなのはじめて。この時、夜中の3時。すったもんだしまくったがすべてが無駄に終わった。

で4時間だけ眠って、朝7時から、作業開始。

そして、不思議な事に、10時頃から、一斉に他のパソコンでもインターネットに接続できる

ようになったのだ!この原因が今でもさっぱりわからない。やった事と言えば、新ルーター

で「再起動」しまくったことくらいだからね。この時、もちろん教室内の無線ランの設定を

タブレット類スマホ類、全部変える。これが手間だったなあ。

 

でも、肝心のネットワークプリンタは復旧しない。で、プリンタのドライバを全部入れなおす

事にした。すると・・・・・・思惑通り、復旧!万歳!これでなんとかいつも通り授業はできる!

この時、午後1時半。そうだ、今日はまだ何も食べてない。食事ついでに、今日はスーパー

で買いたかったお買い物が・・・・・

 

いつもの森林公園でランチした後、そのままチャリで近くのスーパーに向い、やっと安く

なった秋刀魚とか、栗とかの「秋物」、そして牛乳とか買って、さて、帰る途中・・・・(もう、2時まわってました。)

 

なぜか、屈強なおまわりさん3人が、道端にたむろしていた。目を合わせまい、と思い、

何食わぬ顔をして、チャリでその脇を通過したのだ。(いや、本当に悪いことなどして

ないのだけど、やっぱり気になるじゃあないですか。今から思うと、この時目をそらした

のが悪かったかもしれない。)

 

後ろからなにやら声がする。「おじさん!おじさん!ちょっと止って!」

 

もちろん「お兄さん」な僕は、「誰の事だろう?」と思いながらチャリを走らせましたよ。

ちょっと加速させながら・・・・・・ええ、いつものように、妖怪アンテナは立ちっぱなしです。

 

「おじさん!おじさん!おじさん!止まって!」

声がだんだん大きくなって来るじゃああ~りませんか?

けど、僕はお兄さんだしなあ。と何気に加速。

 

そして恐る恐る、後ろをチョイ見してみると、なんと、屈強なおまわりさんが3人全力

疾走で私の後を追っかけて来る!ええ、これはちょっとした「ホラー」でございます。

 

で、減速する間もなく、おまわりさんにつかまりました。

 

さすがに3人は息が切れておりましたが、はっきりこう言ったのです。

「その自転車、鍵が壊れてるよね!」

 

ああ、そうか。きっとこのお巡りさんたちは、「目の前を、人相の悪い、

なにやら怪しげなおぢさんが、きっと鍵を壊して

かっぱらっただろう自転車に乗って、まるで自分たちを舐めくさりながら通り過ぎていった!

ゆるせん!

と思ったのだな。

 

ああ、これは面倒なことになった。秋刀魚は常温で悪くならないだろうか?いや、その前に

授業をどうしよう。あと40分もしたら生徒は教室に入ってきてしまう。教室におまわりさん

が沢山いたら、生徒は驚くだろうなあ。などとバカげたことを考え続ける睡眠不足な塾長だった。

 

仕方ないので、おまわりさんの前で、鍵を何度も開け閉めし、「壊れてませんから。鍵の番号も

ちゃんと知っているでしょ?」とデモを敢行した。

 

そのかいあってか、これ以上のトラブルにはならなかったのが不幸中の幸い。

 

けど、真昼間にご近所でおまわりさん3人に追っかけられるって、やっぱりこみあげてくる

ものがあるよね。ふつう。

 

で、この自転車。5年くらい前、25年乗り続けた愛車が盗難にあい、しかたないから

ヤフオクで2千円で購入したもの。(相手はちゃんとした学校の先生だったから、これは

盗難車ではないよ。譲渡証明書ももらったし。タイヤから、ライトからかごから、

かなりのパーツを自分好みに代えたから、2千円の他に結局一万円以上はかかって

しまったけどね。)

しかし、ヒゲ面のおっちゃん(もとい、お兄さん)が、やっぱりこのような赤い自転車に

乗っているのは「不信感」をおまわりさんに与える十分な威力でもあるのだろうか。

だけど、この自転車を売ってくれた先生も、伸長180センチくらい、体重はゆうに

100キロを超えそうな巨漢タイプだったんだけどね。彼がこの自転車に乗って現れた

時には、「ああ、自転車が可哀想だ!」と思ったくらいだ。

けど、やっぱり彼もこの自転車に乗って「職質」とか、受けていたのだろうか・・・・・