誰が植えたか、桜のグリーンベルトにユリが咲いていた。

秋になり、花は落ちて、大きな子房があらわになった時、大きなアリが

群がっていた。詳しくはないが、大きさから「クロオオアリ」だと思われる。

なんだかすごいぞ。

で、こういう時は、生物屋はもちろん原因を考える。

子房の蜜線から、蜜でも出ていて、戦略的にアリに守ってもらっているのか・・・・

と思ったら、小さなアリマキが沢山いて、どうやら、アリはこのアリマキのトリマキ

(取り巻き)になってアリマキを肉食昆虫から守ってやっていたようでございます。

赤い丸の中が「アリマキ」ね。あまりに小さくて気づかなかった・・・・

けど、こんな小さなアリマキから出る「蜜」など高が知れている気が

するのだが・・・・・それなら「アリマキ」ごと食事にした方がアリにとって

効率的なのでは?とかとも思うのだけど、もしかしたらアリマキから

分泌される蜜には、アリを従わせるような物質か、アリにとっての

麻薬様物質が仕込まれているのかもしれない・・・・生物はとにかく

どんな小さなものも侮れないよね。みんな営々と40億年生き延びて

来た奴らなのだから。(もちろん僕らも含めてね。)