さて、朝。朝ごはんもしっかりしている。アジの開きも美味しかった。

このお宿の食事は相当満足。

さっそく、また朝の岩井海岸へ。まだまだ夏が残っている。

 

カニの穴かな?一生懸命砂を蹴散らした跡が。

砂団子は相当遠くまで広がっているね。穴を掘ろうと思ったけど

このカニの労力を考えてやめました・・・・・

岩場の方には大量のフナ虫が・・・・・・こいつらゴキブリとそっくり

な上、大量に発生して相当嫌われているけど、特に毒を持っている

わけでもなく、人家に押し入るわけでもなく絵にかいたように「人畜

無害」な奴らです。美味しくないけど、食べる事も可能なようです。

見た目でモテない奴らは、他人に思えなかったりする・・・・・

どう見ても人の顔に見える石。「シミュラクラ現象」と言えなくもない。

シミュラクラ現象とは、人間の脳は3つの点を認識すると、「顔」

だと認識してしまう、というもの。まあ、3つの点、というか、私には、

下の穴が耳穴に、真ん中の穴が左目に、上の突起は鼻に、左の

切れ目は口に見える。いったんこう見えると、もう囚われてしまって

それ以外に見えないです。

波打ち際の美しい模様。

しかし、これって、流体の性質によってできたもの。言って見れば

「流体力学」のひとつのサンプルと言えるものだ。どこかで見た気がする、

と思ったら・・・・・・

火星の表面だった。(下写真↓)ここは液体の水が流れた痕跡、と

言われているが「なるほど」と思いましたよ。こういう研究もきっと

面白いのだろうなあ。

この分野はスーパーコンピューターやAIの発達で、そうとう捗る分野だろうね。

岩井海岸は意外とリゾートしているようで、こんな洒落た家も。

けど、津波が来たら相当怖いね。

これは浜辺に咲いていた。ヒルガオの仲間、「ノアサガオ」かなあ?

あちこちで群生してました。

さて、今から「春」に目的を果たせなかった地へ、リベンジに行く。

今回の旅の目的の一つはこれなのだ。

それ地とは、「布良崎神社」

前回、3月に房総旅行に行ったとき、宿の仲居のおばあさんが「私が生きてきて

一番綺麗だと思ったところ。」と教えてくれたところだ。あの時はあいにく雨で、

立ち寄った事は立ち寄ったが、その良さが良くわからなかったのだ。

紺碧の空の下、はたして、どのような景色が待っていてくれるのか。

本殿は、まだ改修中。台風の爪痕が痛々しい。

この本堂の正面に鳥居があり、そのはるか先に太平洋が広がっている。

ああ、たしかにこれはこみあげてくるものがあるね。この鳥居は異界と

現世をわける窓なんだね。本来、本堂があるこっち側が異界なのかも

しれないけれど、少なくとも、窓の向こうに遥か彼方まで広がる海が、

この神聖な神社の聖域と相まって、神秘的な美しさをたたえてるのは

間違いない。あの仲居さんがまだ多感な少女だったころ、この景色は

「一生で一番綺麗」なものとして魂に刻まれたのだろうね。

かなり無理したけど、来て本当に良かった。感動しすぎて私もお賽銭を

「改修寄付」込みですが千円投入させて頂きました。(いつもはお賽銭

五円なんですが・・・・・)みなさんもお立ち寄りの際には「改修寄付」して

いって下さいませ。

                                   つづく