夏からずっと仕事しっぱなし。遠出なんてどのくらいしてないだろう・・・・・

で、やっと夏期講習も終わったし、土日直前に「県内なら」と決意し、房総へ。

なんか、遥か昔、小学生の時に学校の臨海学校だったかに行った岩井海岸

に宿を取ったぞ。久しぶりに魚たくさん食べたいし。

さあ、出発だあ。写真は国道16号を南下している時。前方の入道雲が夏らしく

ていい。

途中、高速道でトラブル発生!急に車内のエアコンが効かなくなった

と思ったら、エンジンの調子がおかしい!なんと、パネルを見ると

「エンジン警告灯」が点滅している。そして点滅に合わせてエンジンの回転

数を表すタコメーターの表示が「0」と「3000」の間を脈動しているぞ!

つまりエンジンがまるで不整脈のように動いたりとまったりしている!

実は、この症状は2週間前にもあって、すぐに修理屋さんに持ち込んだ

のだが、「これはバッテリーの接触不良です。大丈夫ですよ。」と言われて

いたものだ。「けど、本当に故障だったらどうします?」と言ったら「万一のため

遠出はしないでね。」とか言われていたのだ。

2週間、問題がなかったので、遠出してしまって高速走行中でこの事態。

ええ。もちろん、いつものように誰もいない車内で私は叫びましたよ。

「神様、助けて!」

近所のお寺の檀家で、普通に仏教徒なのですけどね・・・・・

 

本当にウソみたいなことだけど、トラブル発生地点から2キロでサービスエリア

だった!なんとかエンジン止まったり動いたりしながらギリギリサービスエリアに

滑り込めたのですよ!

日本にはいつも助けて下さる「八百万の神々」がいて本当に助かってますよ。

ありがとうございます!

とりあえず、サービスエリアでエンジンを冷ます。旅館で予約を取ってしまっている以上

ここで撤退はありえないのだ。それにここでロードサービス呼んでも、おそらくこの前の

二の舞になるだけで「注意して帰ってね。」で終わりだろう。

で、サービスエリアのベンチにて。見事にスローダンスをしているカマキリ見っけ。

さて、前回のトラブル発生と今回の類似性を考える。両方とも40度近い高気温

で、エンジンに高負荷をかけている時に起こった。少なくとも「エンジン高負荷」を回避

できればなんとかなるのではないか。頭の中でなんとなく故障部位が特定できて来た。

30分ほどして、エンジンをかけてみる。思った通り、かかった。ここからは(決して

人には勧められる事ではないが、)エンジンの回転数をなるべく落として(もちろん高速

道路などは使わないで)ドライブを続けることにする。いつも危ない橋ばかりわたってますなあ。

 

さて、なんとかすったもんだの末、なんとか岩井海岸の旅館に到着。

この道の先に海が見える。

車を置いて、すぐに懐かしの「岩井海岸」へ

ああ、なんかうん十年前の記憶がよみがえる。潮の香りにくらくら

したあの時の記憶。気温が異常に高く、とりあえず海に入って体温を

下げる。ああ、海水浴か。これもいったいどのくらいぶりだろう。

体がきゅっと冷めて気持ちいい。口の中にしょっぱい海水が入ってくる

感じもなつかしい。海って本当にしょっぱいんだね。

そのまま30分くらい泳いで浜辺にあがる。

 

で、水だけはペットボトルで大量に持ってきてたので、とりあえず頭

から水をかぶって簡単に洗い、夕暮れの浜辺でリクライニングチェアー

を置いて、と。

ビールはちょっと高級タイプで、と。

どんどん日が暮れいていく。動画なども。

浜辺で暮れゆく空を見ているのもいいなあ。遠くの貨物船も良いです。

おお、富士山も見える。

富士山拡大。

 

さて、もう夕食の時間だ。歩いて3分の旅館に戻る。

そのままお風呂に入って、部屋に行くと・・・・・・

おお、素晴らしい、部屋には「家の守り神」と言われる「アシダカグモ」

がお待ちかね。(アシダカ軍曹とも呼ばれます。)

かなりでかくて、私の手のひら位ありますねえ。

で、なんで「家の守り神」「アシダカ軍曹」かって?

それは・・・・・・すぐに「アシダカ様」は実地で説明をはじめてくれました。

すぐに目の前に巨大ゴキブリ出現!

私の「行っけー!」の掛け声とともに、すぐに襲撃開始。下の写真

赤丸が「G」ね。しかし、本当に、こんな事っておこるんだね。

アシダカ様、写真写りまで気を使って下さったようで・・・・・

しかし、この日は調子が悪かったのか、私が近くにいたせいなのか

襲撃失敗。いったん「G」を組み伏せて抑え込んだものの、逃げられて

しまった。いったん距離を置いて仕切り直しになったのであります。

ああ、まるで「ゴジラ対キングギドラ」の戦いを目前で見られたような

高揚感がありましたよ。これを見られただけでも来たかいあがった。

いよいよ食事。いや~、房総はこれが楽しみ♪

「ちょっと料金を足しますんで、魚料理を増やして頂けますか?」

と前もって言っていたのだけど、その時の返答は

「うち、何も言わなくても魚凄い分量だよ。別にわざわざ増やさなくても

良いと思うんだけどねえ。」だった。

それでもしつこく食い下がり「いえ、魚大好きです!わざわざ来るのです

から、死ぬほど魚食べたいです。」と無理強いしただけの事は十分にあった。

「今日は朝にムツが上がって良かったよ。今日のお客さんたちは

みんなすごくラッキーだよ!」と言っていたけど、たしかにムツは

最高にうまかった。これはムツの煮付け。本当に最高!

サザエのつぼ焼きも美味かったね。

 

伊勢海老の尾の刺身 絶品!

刺身盛り合わせも素晴らしい!

これは、なんの料理だろう?マリネの一種かなあ?味は酢の物で

さっぱりして美味しかったですよ。

で、先ほど食べた伊勢海老を余すところなく利用する。味噌の入った

頭の部分を鍋で煮込む。(この伊勢海老、半端なくでかかったぞ。)

それでもって、しっかり「伊勢海老のダシ」が出た汁を味噌とまぜて

「伊勢海老の味噌汁」を目の前で作るのだ!これがうまくないわけが

ない!

はいはい。もちろん全部食べましたとも。しかし、これ、料理だけで

お宿は赤字はなかろうか。いろんな所に旅してきたが、この料理は

今までの常識を超えている。アシダカ様や「G」はご愛敬だとしても

この魚料理の数々はいったいどうなっているのか。

これ、料理追加分を加えて、もちろん宿泊代も入れて「一万円」行か

ないのだよ。まあ、直前に予約できたのはここくらいだったのだけどね。

けど、ここは絶対にまた泊まると思うよ。料理が凄すぎる!

 

さあ、お腹いっぱい。今日は早く寝て、明日は探検だぁ!

                                       続く