かなり本格的な彗星が来ているらしい。「ネオワイズ彗星」というのだけれど
最大光度時に一等星まで明るくなったそうで、相当な大物である。
少なくとも私はそれほどまでに明るい彗星は20年以上見ていない。
周期は6700年。前に来たのは縄文時代だ。縄文人たちは、この彗星を
どんな気持ちで眺めていたんだろうね。そして、次に来るときは眺める人類は
この地球に居るんだろうか・・・・・
さて、実際問題として、関東地方広い範囲で「梅雨」まっただなかで、まったく見る
機会はなかった。
(まあ、見る機会があっても、試験期間だったりで、出かけるのは難しかったです
けどね。)
さて、この日曜日の夕方、本当に久しぶりに晴れ間が広がるらしい。
と言うわけで、ちょっと無理して出かける事にした。
場所は、いつも冬場に観測地としている北茨城である。
さて、水戸インターを降りた後、いつもの木葉下の香取神社に参拝させて頂きました。
さて、前回はお社を作り直していましたが、はたしてどうなったか・・・・・・・・・
しかし何度見ても、絵にかいたような「鎮守の森」ですね。
ここを上って行くと・・・・・
おお、お社が新しい!
周りにヒノキの匂いが凄い!出来立てのお社は、私は初めての体験です。
で、しっかりお参りして、と。
さあ、出発だ!
目的地付近の道の駅、「北斗星」で、いつもの天ざるそば1000円。
もう、何十年もここで「天ざるそば」だけ食べているような気がする。
ここで働いている従業員のおばさんたちも顔なじみである。
で、そとの売店で「鮎」などを。
焼き立てではなかったけど、美味しかったです。
卵一杯。
さてとりあえず、山に入る前に温泉。その途中、子供たちが川遊び
をしていた。カメラを向けるとみんな手を振ってくれたぞ。
この子たちは、なんとなく現地の子供では無さそうな気がする
で、「ささの湯」という温泉に入ってちょっとゆっくり。
さあ、後は山に入る。山の入り口に水場があり、そこで野菜を洗わせて
頂く。この水場は雨が少ないと枯れたりするが、この長雨で、滝のように
水が流れていた。ピーマンが飛び出すくらい。
動画なども。
洗い終わって山頂に向かう。
尺上山山頂のひろば。やけに大きなキノコが・・・・・
これはいったい・・・・・柄がやたら太い。
後ろから
大きさ比較。五円玉。
しつこいくらいに・・・・傘の中身は、と。傘に、シイタケのようなひだ状
なものはないね。(まるでスカートめくりみたいな背徳感) それにしても
最近のカメラはすごいね。こんなの簡単に撮れちゃう。
すぐ隣には、おそらくこのキノコの成長しきった姿と思われるものが・・・・・・
最初は「饅頭型」なのだけど、成長に乗じて傘がひらたくなり、外周はめくれ
あがった感じになるのですな。キノコの同定が難しいのは、一つは成長に
応じて形態が変わってくる事があると思うよ・・・・・・それにしてもでかいね。
これ、おそらく「ヤマドリタケモドキ」なのではなからろうか・・・・・柄が
根本に向かってやたら太いのが特徴だし・・・これもそうとうに美味しい
らしいけど、やっぱり怖いから食べないでおこう。
さて、山頂より一段下のひろばにベースキャンプを置く。
ちょうど林間の隙間があって、夕方に低空の彗星が見られるはず。
で、また食事の支度を。夏はステーキばっかりだね。
ビールは「東京クラフトビール」。美味しいし、値段も手ごろ。
さて、今回の「ネオワイズ彗星」
一週間以上前は、明け方、東の方向に見えていた。そして、最近は
夕方、西の方向である。つまり、空が暗くなって低空に見えた、と思ったら
すぐに沈んでしまうのだ。
夜7時半、少しずつ、空が暗くなり、星が見え始めるが、彗星が全く見えない!
見える方向を方位磁石を元に探って行くと・・・・微妙にずれていた。この林間
だと、ギリ見えない!そう気づいたのは午後7時50分。これはやばい!
すぐに、もてるだけの装備をもって山頂に上る。
午後8時、低空に彗星が見えた!観望機材、撮影機材、ほとんど下に置いてきた。
あるのは双眼鏡と三脚と標準ズームのついたカメラだけ。もちろん撮影儀(赤道儀)
も持ってきてない。ごく低空に雲があるのであと10分も見られないだろう。
とりあえず、双眼鏡で観望しつつ、いつものデジカメで固定撮影だ!
で、辛うじて撮れた私としては奇跡の一枚。この5分後には、下の雲の中に
入ってしまったうえ、低空の空の状況の悪さで見る事さえできなくなった。
(低空は空の状況が悪く、本来星を見るのは相当にダメダメなのだ。)
いつもドタバタドタバタだけど、まあ、何とかなりました。
これ、今から大量プリントして生徒にあげようっと。
※ 追記 なんで彗星の位置を間違えたか、今わかった・・・・・・・
今日は20日、昨日は19日だったんだね。昨夜一生懸命20日の
彗星の位置を探していました。日にちを一日間違えてたんですな。
ううううう。