お腹がすいたぞ!でいつもの道の駅「北斗星」に行って、蕎麦を食べる。

食べ応えも満点で、先輩も満足していただけたようです。

この後、温泉「ささの湯」に行って、ちょっとまったり。(写真が無くて

ごめんなさい。)そして日も暮れそうなのですぐに山へGo!

いつもの山頂の山小屋には珍しく人が居た。やはり夕景の写真を

狙っているようだった。

ああ、日が暮れるぞ。

で、今日は月が沈むのが夜中の11時半ごろだから、それまでは

月明かりで星が見えないので、ちょっとゆっくり準備。

夕飯の定番「もつ鍋」です。

さて、いつものように、天体写真なども・・・・と思ったら、三脚忘れた。

なんとか、オリオン座だけでも撮ったけど、三脚なしだし、ブレブレです。

ただ、オリオン座をわざわざ撮ったのは理由がある。下のオリオン座を

見て、何か気づかないだろうか?

そう、オリオン座を形作る赤い1等星のベテルギウスが、暗く見えません?

丸で囲みますね。そう、ここの所、急に暗くなって、もう2等星になってしまって

いるんです。もともと変光星で明るさが変わる不安定な星だったのですが、

ここまで急減光するのは、ヤバいかもと、天文会は大騒ぎです。

もう寿命がいつ尽きてもおかしくない星なので、「超新星」として、爆発して

しまうのでは?という話もちらほらと。距離が700光年(光の速さで700年!)

なので、今見ているベテルギウスは700年前のものなのです。ですから、

もうとっくに爆発して消えてしまっている可能性もある。

もし爆発したら、とんでもなく明るく光り輝いて、昼間でも見える星になります。

月がもう一つ出現したような感じになって数カ月は夜空を照らし続ける事に

なるでしょう。そして、数年たつと、眼には見えなくなって、オリオン座はや

冬の大三角は、その姿を消滅させる事になるのです。

その宇宙規模の一大スペクタクルを、生きている間に見たい気もするし、

オリオン座が消滅するのは、悲しい気もするし・・・・・・まあ、100年、1000年

なんて、星にとっては一瞬に過ぎないから、すぐに「爆発」となる可能性は低い

かもしれませんがね。

さて、この後、4時ごろまで空は良く晴れて、星を見まくりました。

特に、深夜を過ぎて春の夜空が回って来てからは、「春の系外銀河」

のオンパレードで、ものすごく充実した満足な星見を堪能しました。

最後は初夏の「M13(ヘラクレス座の球状星団)」で締めくくって今回の

星見は終了でございました。満足満足♪♪

さて、朝。こんな感じで観望してました。

そのまま、頂上まで行ってまた景色を見る。はるか向こうに光っている

水平線は「海」でございます。

朝の海はいいのう。光る~海、光る大空、光る大地♪ これを聞いて

ピンときたら、同じ年代です。(エイトマンの歌詞です。)

富士山もくっきり

日光連山も綺麗だ。

で、帰りには昨日蕎麦を食べた道の駅に立ち寄って農産物を大量に

買い付けて(とにかく野菜が新鮮で安い!)

帰りにラーメンを食べて(前に来たラーメン屋)

今回は担々麺。美味しかったっす。

帰ったのでございます。いや~、いつもは一人の山行きですが、今日は

久方の同乗者がいて、大変に楽しかったです。特に先輩は大手

家電メーカーの開発部にいたから、液晶から、有機ELの話とか、とにかく

現代の家電を支えている基幹技術を「微に入り細を穿つ」ように解説し

て下さって、まったく退屈をしなかった!まるで「プロジェクトX」を技術者

から「生」で聞いているようでございました。また、現在通っているチリの

「アルマ望遠鏡」の様子も面白かったなあ。なんでも日本やアメリカ等

世界22か国の国際共同プロジェクトで、チリの標高5000メートルの

アタカマ砂漠にあるとの事。その中腹に、研究者たちの「村」が

できていて、そこには食堂や宿泊施設、プールまでも完備していて快適

だそうです。ただし、超高価な機材を壊されてはたまらないので、「酒」

は一切厳禁。みんな麓からバスで「村」までくるのだけど、アルコール検知器

まであって、見つかったら「入村拒否」だそうです。

僕には、ぜったいにできそうもない・・・・(まあ、能力的にも無理ゲーだろうけど)

 

さて、とにかく、この後すっとんで柏に帰って、先輩をうちまで送って帰宅

午後3時半。なんでこんなに急いでいるかって?実は、この日午後6時より、葛西

で塾の先生たちと飲み会があったのだ。すぐに100キロもある望遠鏡を車から

降ろして、後片付けして、午後4時半。すぐに猛スピードで駅までチャリで行って・・・・・

なんとか遅刻せずに間に合った。ここは、葛西駅から、歩いて15分くらいのお店の前。

ここら辺は、もう記憶が飛びつつあった頃。

ウルトラ密度の濃い、けど、とんでもなく楽しかった2日間でございました。