ちょっと話は前後しますが・・・・・
冬期講習直前、ちょっとだけ時間が空いたので、友人と
忘年会などをすることに・・・・
この友人は、中学時代からの付き合いで、今まで本当にいろいろ
あった奴だ。早稲田を出て、人もうらやむ大手企業に入ったのだが・・・・
それからの彼の会社での生活は凄惨を極めた。鬼のような上司に散々
こき使われ、日々ボロボロになって行くのが良く分かった。
また、よくありがちな事で、紙面をにぎわすような合併などもあったり、
環境の激変もすさまじかった。そのたびごとに、飲み会で愚痴を聞いたり
電話で話を聞いたりしていたのだが、「こいつ、死ぬんじゃないか?
死なないまでも廃人にはなるかもしれん。」とまで思ったものだ。
大きな会社イコール良い会社、とはまったく違う、という事が本当に理解できた。
大企業にとって、社員は、たぶん城の石垣の「石」に過ぎないのだ。それも
ダメになったらすぐに「交換可能」な。もちろんすべての大企業がそうだとは
言わないけどね。
結局、彼の同期は、ほとんど、もう本社には居なくなったが、彼は、合併後も
中核の仕事を任され、今に至っている。まあ、彼は、狭い、細い道を、倒れもせず
ずっとずっと歩き続けて来たのだなあ。彼の親父さんとは飲み屋で
ずいぶん一緒に飲んだものだが、(近くの飲み屋さんに行くといつも親父さん
が僕より先に居て飲んでいた。)もう、そのオヤジさんが亡くなった年齢は超えた。
まあ、そんなわけで、彼と忘年会や新年会をやるのは恒例になっている。
さてこれから冬期講習がはじまって、全く休めなくなるので、夜の忘年会まで
ちょっと時間があるから、とりあえず、日中、家をでて、小貝川沿いをぶらぶら。
天気は今にも降りそうだったけどね。
常磐線の佐貫駅で降りて、成田線の布佐まで小貝川沿いを歩くだけ
なんだけどね。
で、柏の駅近くで待ち合わせて飲もう、と言っていたけど、布佐駅までなかなかたどり
つけなくて、結局柏に着いたのは夜7時近くになってしまった。友人、すまん。
柏には、最近、地ビールを製造、販売しているところがあるそうで、ぜひそこで、
という事で。柏駅から歩いて10分少々。
名前は「柏ビール」。最近は全国各地で「マイクロブルワリー」ができ始めて
いるそうで、大変に良い傾向です。
3種飲み比べ、プラス、つまみセット。1500円。これは最高にコスパ良いです。
飲み比べた結果、僕は左のこまいぬエール、友人は右の手賀沼ビール
に決定。かなりうまい。
ツマミも充実。どれも美味しかった。
お腹も減っていたので、カレーなども。これもビール屋が出すには
あまりに本格的なカレーだった。
で、お腹いっぱいになったところで、お店の人が面白い余興を。
まず、金属球をバーナーで熱する。(ちなみに、向こうの女性はお隣に
いた関係のない人です。勝手に写してごめんなさい。)
これをビール(どうも黒ビール系が良いようだ。)の泡部分に「ジュッ!」
と入れ、かき混ぜるのだ。こうすると、ビール内部の糖分がカラメル化して
独特の香味が生まれる。また泡もクリーミーになる。名前を「ビアスパイク」
と言って、ドイツの鍛冶屋が発祥だそう。なかなか面白い趣向だった。
で、久しぶりにしっかり飲んで、お腹いっぱいになって、帰りにコンビニで
また缶ビール買って、いい年をしたオヤジ達が与太話をしながら歩いて帰った。
まあ、こんな忘年会も良いね。