今日は、ちょっと前にやった実験。ただ、かなり危ない実験なので、絶対に
マネはしないでね。
「火」は熱いか!これは熱いに決まっている。下手をすると火傷する。
けど、熱くない「火」はないのだろうか?いや、熱くてもいいから、手で触れる
ことなどできないのだろうか?いわゆる「炎を御する」ということですな。
ドラえもんの便利グッズみたいな、「精霊呼び出し腕輪」で火の精霊と
友達になるのは最高なんだけどね。
で、いろいろな方法を調べたけど、
その①
液体のアルコールを用いた方法。
まず、指先に水をたっぷりつけて「水バリアー」を作る。
そして水に濡れた指をそのままアルコールに浸して
水の層の上にアルコールの層を作るんだ。以下のような
図になるね。
で、こんな感じに。
水の被膜がバリアーとなって、炎の熱をさえぎる。それに水もアルコールも気化するので
その時に熱を奪っていくんだ。でも、けっして熱くないわけではない。いや、火傷しない程度
には十分「熱い」から、絶対にマネはしないでね。アルコールの瓶を倒して火事になることは
十分に考えられよ。どうしてもやりたい場合は責任のとれる大人の人が必ずついて下さいね。
(大人の僕もかなり熱かったから、この動画はこんなに短いのです。すぐに指を水につっこんだ
からね。)
その②
可燃性ガス(ブタンガス等)を使う方法。
今度は可燃性のガスを使う方法。身近なところではカセットコンロ用のガス(ブタンガス)だね。
こんな方法でバケツに石鹸とか洗剤を使って「シャボン液」をつくり、カセットコンロのガスに
ホースをつないで、「水上置換法」でペットボトルに「ブタンガス泡」を作る。
これが作った「ブタンガス泡」ペットボトル。なんのことはない。
シャボン液中で水上置換法を行い、「ブタンガス」をペットボトルに
9割がた入れて、あとはしっかり蓋をして、ボトルをフリフリすれば
出来上がりだ。
さて、実験だ!いざというときのため、下には「水」を入れた洗面器を
おいてある。シャボン液をこぼしてしまうしね。
これは図にするとこんな感じだ。
まず、いったん手のひらを洗面器の水に浸して例によって「水のバリアー」を作る。
また、手のひらの上に「ブタンガスのシャボン」を乗せることで、泡が「断熱」の
働きをするので、中のブタンガスが燃えるまでは「炎」の熱はある程度遮断される。
それに、炎は上部は熱いけど、炎の根元の下部はそれほどでもない。
というわけで、こんなことができてしまう。ただ、「ブタンガス入りシャボン液」を
出しっぱなしにして実験をやると「引火」して火事になるよ。だからこの実験も
マネはしないでね。どうしてもやりたい人は責任ある大人の人と一緒にね。