さて、朝だ!
この温泉には、不動様が祀ってあって、顔を洗ってからさっそく朝の挨拶。
朝の景色も本当に素晴らしい所だなあ。で、いつもは宿の女将さんが来るのを
待っているのだけど、今日はたっぷり山中を散策したいので、そく出発。
まず、いつものように最初は「男沼」。車を停めて、と。
念のため、スマホのGPS機能を使って、駐車地点を登録。一度、ここで車の所に
帰れなくなったことがあったからね。本当に便利な世の中になったものです。
で、新緑の福島山中へ出発だあ!
ああ、新緑風呂状態。とにかく、空気が「爽やか」
おや、これは。「春モミジ」だね。この時期、紅葉してしまうモミジがあるのだ。
上を見上げると・・・・モミジの葉の一部だけ、紅葉しているところが・・・・・
この時期に見事に紅葉しているぞ。
それにしても・・・・頭上、なんてきれいな新緑なんだろうね。いつまでも
この匂いをかぎながら、ずっとずっと歩いていたいね。
て、すぐに男沼に到着。いつもながら、誰もいない。
水も澄んでいて清々しさそのもの。
動画なども。春ゼミや野鳥の鳴き声だけが、誰もいない沼畔に響き渡っている。
さて、男沼の水場。実は、今回はここでこの水を沸かしてレギュラーコーヒーを淹れて飲む、
というのが、私の大きな目標だったのだあ~。
動画なども。
早速、アルコールバーナーを用意して、と。
この水場の水を沸かして、と。だけど、わかる人はわかるだろうが、
コンパクト性に優れた「アルコールバーナー」ではあるのだが、風に
弱く、火力もそんなにないため、お湯が沸くのに時間がかかるかかる。
10分立って、ようやくお湯が沸いた。
さあ、ここでこの水で入れたコーヒーをやっと飲める!さぞや、上手いであろう
なあ!と一口飲んで、吐いた・・・・・
上の写真を見てほしい。アルコールバーナーのすぐ隣にドリップパックが
おいてあることがわかるだろう。するとどうなるか・・・・・
そう、ドリップペーパーにはアルコールバーナーに炎をしっかり燃え移って
穴が開いていた・・・・アルコールの炎は青く、昼間はまず見えないからね。
もちろんコーヒー内は、コーヒーの粉だらけ・・・・・・
ううううう。「うん、やはりこんなところで飲むコーヒーは違う!」と悦に入ろうと
思った矢先の出来事であった。ううううううう。
また、10分かけてお湯を沸かすのか!しかし、こんなこともあろうかと
超小型ガスバーナーも持ってきたのだ!さすがに通常「不運」が
雪崩のように起こる男の面目躍如。常に最悪の事態には備えてあるのだ。
この2分後には、本当に美味しいコーヒーを頂けましたとも。
朝ご飯は、サンドイッチですた。
誰もいない男沼の沼畔で、湧き水を沸かしていれたコーヒーで朝食を頂く、
という夢が一つ実現したのであった。新緑の匂いと、コーヒーの香りが
混然となって想像以上に美味いコーヒーでありました。
さて、まだ時間はあるので男沼を散策。あれはなんだ?
ズーム!
さらにズーム!なんだろうなあ。キノコの一種か、粘菌か?足を踏み入れ
られないので、こうやって倍率をあげてみるしかない。
だが、気になって数時間後に戻ってきたら・・・・もう姿かたちも無くなっていた。
う~ん。
さて、次はいつものように仁田沼へ向かう。この道はけっこう好きなんだよね
途中、けっこうでかい尺取り虫が・・・・・これはきっとヒロオビトンボエダシャク
だと思う。尺取り虫系って、動きが面白いよね。
途中、こんなのも発見。これは「オトシブミ」のゆりかご。ゾウムシの仲間が新緑の
柔らかい葉でゆりかごを作って中に卵を産み付ける。中で卵が孵って、その柔らかい
葉を食べて育つのだ。本当によくできているね。
拡大。
前にも書いたけど、仁田沼は遷移の最終段階で、もう沼というより「湿地帯」
と言ってもいいような状態だ。周辺では水芭蕉がすごい。
葉っぱ一枚こんなだよ。
さて、仁田沼に到着。もう沼面がはっきりみえないくらい湿地化が進んでいる。
動画なども。
これから沼周りを一周。さてその前に昼飯。
おお、地面に花がいっぱい。
見上げると・・・・藤の花が。
さて、この後、仁田沼から女沼へ向かう。いつもは車で行くのだけど、
今日はこのまま森の中を歩いていくぞ。
途中、朴の葉が・・・・・でかいなあ。これで寿司を包んだり、味噌を乗せて
焼いたり(朴葉味噌)、いろいろ料理に使われるのだ。
やっと女沼へ到着。ここはいつもの丘から全景を。新緑に囲まれた
沼って、神秘的だなあ。
さあ、帰宅だ。今年も盛りだくさんの福島行だったね。今度は紅葉の
時期に来ようっと。