で、翌週の土曜日も春うららだったから、また印旛沼まで。

車で4~50分、車からチャリを出して散策だ。今回は、初めて

印旛沼公園に車を停めた。

ここ駐車場。高台にあって景色はええです。

さあ、サイクリング。春の風が気持ちいい。

おお、ムラサキケマンが咲いている。

なんか、春というよりも初夏に近い感覚。

で、今日は明確な目的があったのだ。時々、無性に川魚が食べたくなる。

海の魚は日常的に食べているのだけど、突発的に川魚。

まあ、鰻はごちそうだけど、鯉とか、鮎とか、ね。あの独特の苦みがたまらなく

恋しくなる。

で、昔は柏にそんなところもいくつかあった。駅近くと手賀沼近くにね。

けど、誰も利用しなかったのか、もうみんななくなってしまった。残っているのは鰻屋

だけだ。だから私は川魚を食べたくなると、ここ印旛沼に行くか、江戸川を上って

埼玉の吉川町まで行くのだった。で、印旛沼。ここには「印旛沼漁協 水産センター」

というがあって、「鰻」はもとより「鯰」や「鯉」を食べさせてくれる。

(ちなみに鮎は星を見に行く途中、那珂川沿いでいくらでも食べられるのだった。)

なかは、昭和の食堂風。

で、「とりあえずビール」

注文はまず「鯰丼」。1030円。これが美味。ふわっとした白身。

姿からは想像もつかないきわめて上品な味である。量も充実。

で、目的のもの「鯉こく」を注文する。820円。これは絶品!鯉は実はちょっと

癖のある食材なのであるが、それが味噌のせいか、ことごとく「癖」が「えも

いわれぬ深い味」に反転してしまっている。癖を消すのではなく、「生かす」と

でも言おうか・・・・

つまりこの「鯉こく」という味噌汁は、他の魚種ではまったく代替不能な料理なのだ。

他の魚を入れると、おそらく「魚」を具材とした単なる味噌汁、という事になる。

だから「鯉こく」は、鯉と味噌の不思議なハーモニーによって完成した川魚料理の

最高峰だと、ひそかに思っているのだった。(調理は単純なんだけどね。)

その点、中華料理の「鯉の丸上げ」は、強い個性の香辛料や油によって

成り立っているので、他の魚種に変えても大丈夫だろう。縁起物で「鯉」を

使っているようだけど、他の魚でも普通に美味しく頂けそうだ。

まあ、私は絶対に「鯉こく」一択だけどね。

鱗もいくらか残っているが、長時間煮込んだのか、それとも圧力鍋を

使ったのか、まったく固くなく、そのまま美味しく食べられた。

写真は卵。これもいいなあ。印旛沼に来る理由がまたひとつ増えた。

で、腹もくちたし、またちょっと例の水路脇のベンチで寝っ転がって、昼寝。

自転車のハンドルの右上に月が見えるぞ。

ズームで拡大。

さて、15分ほどで急速充電。またチャリでぷらぷら。

おっと、これはなんだ?

これはトンビか?かっちょええぞ。畑でネズミでも狙っているのかなあ。

おお、こっちにはキジのつがいが・・・・春だのう。印旛沼は自然いっぱいだね。

ちょっと行くと、シャガの花が。不思議な模様だよね。

で、森の中に入ってまた休息。今日は疲れているのか、すぐに寝てしまう。

これ、森の中の「野鳥観測塔」。

中はこんな感じで休めるのだ。(というか、いつもの事だが人がまったく

いない。)で、またまたお昼寝。

さあ、日が沈む。そろそろ帰るか。

途中で、すぐ近くに水鳥が。

アオサギでかい!

さて、印旛沼公園に帰ってきました。足元に、見事な球体のタンポポ。

ちょっと公園の上まで登ったら・・・・・

おおおお、八重桜がクライマックスを迎えておりました。

ここでも桜の下でお花見できそうだね。

 

公園のトイレの掲示板にて。

ん?猪?ここら辺もでるんだなあ。

さあ、帰る時間だ。今日も綺麗なもの、面白いものがたくさん見れたし、

美味しいものもたくさん食べた。いい一日だったね。