小出駅からは上越線に乗り換えて宮内まで。

宮内駅がこれがまた駅舎は最高に立派なのだが・・・・・

なかはステンドグラスですよ。割られたらどうすんのこれ。

本当に駅前はひとっこひとりいないのです。駅員さんに、「停車15分くらいある

みたいだけど、酒売っているところありますかね。駅前に。」と言ったら、

「ないないないです!」という反応。でも散策したら・・・珍しくビールの自販機が

あった!で、燃料を備蓄。

このあと信越線に乗って、やっと電車は日本海が見える駅「青海川駅」へ。

しかしゆっくりしていられない。ここでどうにか昼飯を食べて、米山駅に行きたい

のである。

電車はこれだし。下手をすると今日帰れないし。

さて、ここに「恋人岬」があって、その近くに「日本海鮮魚センター」というのが

あって、海鮮物が食べられたはずなのだ。

とんだ遠回りで歩いて20分以上かかるのだけど、近道を知っているので、海岸

に行って見ると・・・・・橋が無くなっていた・・・・近所の人に聞いてみると、

「昔はこの道とおれたんだけど、今はもう無理。」との事だった。

「この上にかかってい車専門みたいな橋は人が通れるのですか?」と聞いたら

「歩道がほとんど幅がない上に車ビュンビュン通っているから普通の人は

通らないけど、人が通るのは違法じゃないよ。」との事。

おや、その話を聞いているそばから、若き美男美女がその橋めざして坂を上って

行くぞ。その後をストーキングしていたら、彼らの足の速い事!ガタイの良さそうな

若い男はわかるが、美少女の方も、坂道をましらのように登って行く。

ちょっと自信喪失気味のオヤジは、必死こいてかられの後を追ったのだった。

 

ところが・・・・・やっと橋のたもとに着いたら、彼らがあまりの歩道の狭さ、

交通量の多さにビビりまくっていた。↓この歩道を歩くのですよ!

向こうから来る大型ダンプをみるとここを歩く恐怖が伝わってこない?

美少女が私にかけより「この道、本当に人があるけるのですか?」と

話しかけてきましたよ。「おぢさん、この年になると、もう怖いものないからね。

地元の人の話だと、通っても良い事になっているらしいから、僕が先に歩く

から後からついてきてね。」と若人たちを先導する栄誉に!

なんでも彼らは、高校生カップルで、恋人岬に来たのだそうだ。

「若くてええのう。おぢさんが、一人で恋人岬に行ったらホラーだけど、僕は

日本海鮮魚センターに行ってお魚食べようと思ってねえ。」と言ったら納得

してくれた。

さて、ここがその「日本海鮮魚センター」

焼き物も売っています。ここで焼きつぶ貝かいました。

で、お目当ての海鮮丼を。カニの味噌汁最高でした。これで1400円くらい

だったか・・・・

さて、腹もくちたし、いよいよ最終目的地、米山駅へ。

実はこの駅からも日本海が見えるし、この駅の近くに小山があって、そこから

日本海が一望できるのだ。さすがに青海川駅の「恋人岬」に行って日本海

を一人眺めるのはオヤジには敷居が高すぎるのだ。

でも、先ほどの時刻表を見ればわかるが、午後3時半ごろまで電車はないのだ。

 

しかたないので、二駅歩くことにした。まずは米山駅の手前にある展望広場が

目標だ。途中、雨が降り出した。傘持ってきていて良かった~

で、てくてく2時間近く歩いてやっと展望広場の入り口に。

どんどん上りになる。おお、電車がみえる。あの先が米山駅だ。

頂上に着いたと思ったら・・・・・もっと上に向かう怪しげなステップが・・・・

やっと真の頂上だ!と思ったら、先にさらに小さな山が。

ん?

どうなっているの?これ。

あの先に行けって言うのか。

地形的にはこんな感じ。この私がいる広場のようなところから下って

また昇って、真の頂上。図に描くとこんな感じ。

これ、真の頂上までの道が狭すぎる。両サイド絶壁で日本海。

ええ、雨も降っていましたが、やっぱりそれでも行きましたよ。

これが真の頂上。

景色ええのう。

動画なども。まわり全部日本海。絶景だね。この感覚は動画程度では伝わらない

だろうな。

リックから焼酎を出して、と思ったがさすがにこらえた。雨の中、足元もおぼつかなく、

ここで滑ったら本当にしゃれにならないからね。

しかし、このようなところに柵とか手すりとかない、というのはちょっと感動ものです。

 

さて、帰ろう、と思ったけど自分の来た道を振り返ってちょっとめまいが・・・・・

わかりにくいだろうから、動画なども。雨も降っていて、足元が滑る滑る。

いや~なかなか、こみあげてくるものがありましたね。

さあ、最後の目的地、米山駅へ行くぞ!

例によって、ひとっこ一人いない。窓から即海。

雨の中、先ほど飲めなかった分、日本海を見ながら盛大に飲んだ。

いつも誰もいない駅。来るときはいつも雨が降っている駅。けど

何度も来てしまう不思議な魅力の米山駅。この駅ほどオヤジの

一人酒が似合う駅はあるまい。

おお、とうとう帰りの電車が。

車窓から先ほど降りた「青海川駅」

ここはちょっと観光地化されすぎているね。

で、長岡に行って、夜の雨の長岡駅周辺を徘徊。お店にはいって

海産物に舌鼓。。

 

これは、「ニギス」という地元の魚なんだそうだ。もう一匹食べてしまって

から写真を撮ってます。ごめん。美味しかったよ。

で、長岡から新幹線に乗って帰ってまいりました。

これを書いている今でも目をつぶると、あの「頂上」からの、三方すべて

日本海の景色がありありと脳裏に浮かびます。

今回の旅も、魂に景色を刻み込むことが出来た旅だったね。満足でした。

 

終了