さあ、駅弁を買って只見線に乗り込む。
今回のは、これ!「福島味づくし」 1050円
中身はこんな感じでございます。
とにかく、多品種。だけど、量はそれほどでもないかなあ。まあ、僕が
来る前にそばを食べてきていたにしても、ね。ただ、一つ一つ丁寧に
作ってあって好感がもてましたよ。
只見線と言えども、会津若松に近い所はまだ人家がある。ただし、思いっきり
「昭和」な感じ。
で、とうとう、目的地「早戸」に到着!列車を見送る図。ホームが渓谷沿いって
なかなかないぞ。
さて、まだお日様が高い。確定申告後のほぼ徹夜状態でボロボロだけど、とにかく温泉宿
に行く前に付近を散策だ。どうも近くに沼沢湖という湖があるそうだ。山の上だけど。
で、小一時間山に登る。誰もいないけど、景色はすこぶる良い。
で、山頂付近に到着。なんか観光地化されているぞ。誰もいないけど。
おや、何だこれ?「妖精博物館」?
ガビ~ん!どうして土曜日に休館なんだ。
こちらには、作家先生の写真館が。
椎名誠って、写真家だったのか。けど、どっちにしろ休館。誰もいない。
ここ、まるまるまるで廃村のようだぞ。見事にひとっこ一人いない。
で、とうとうつきましたよ。沼沢湖。この誰もいない静謐な感じ。
動画の方が雰囲気がでるね。
ああ、誰もいない、雪中のこの神秘的な湖を独り占め。で、もちろん。
ああ、疲れ切った身と心に沁みわたるぞ。
さて、山の夕暮れは早い。すぐに下山だ。で、予約の温泉旅館に行く前に・・・・
この近くに良い「露天風呂」があるのだ。湯治場になっているのだけど、そこに
行くことに。最近はカメラもって風呂に入るとかなり顰蹙を買うようになったので
一発必中で、こんなのしか撮れなかったけど、なかなかいい感じの露天でしょ。
で、この時、露天に居た人と長々いろんな話を小一時間。はじめて「湯疲れ」
というのを体験した。そうとう学識のある人で、たぶんどっかの大学の先生
ではなかっただろうか・・・・・
で、夕食時ギリギリで予約宿に戻ったのであった。
で、夕食。予約で高い方を予約しただけあってかなりゴージャス。
特に「鯉こく」は秀逸。今でもめったに食べられるものではないけど、たぶん
ほとんど動物タンパクが取れなかった昔の半病人の人にとっては、
滋養にとんだ「薬」のような食べ物だっただろうなあ。美味しかったし。
鮎の煮びたしも良かったです。
鍋も美味しかったし。
ただ、信じられないことに、土曜日の日なのに、この宿に泊まっていたのは
なんと私一人、だという事。先ほどの観光場所も、ほとんど「廃村」になって
いたけど、地方の廃れ具合というのは本当にのっぴきならない所にまで
来ているような気がする。
続く