さて、ちょっと寝たら元気いっぱい。炎天下で暑いけど、草木湖の緑濃き周辺を

散策するぞ!

首都圏の水がめであるこの草木湖。この時は水不足でかなり湖の岩肌が見えていた。

(これを書いている9月24日現在は、ほぼ満水。最近は雨ばっかりだからね。)

おや、鮮やかな朱色の花が・・・・・

これはおそらく「ヒメヒオウギスイセン」 もともと外来種(それも雑種)だったらしいけど

もの凄い繁殖力で世界中にはびこって大迷惑しているらしい。ここら辺、この花の「美しさ」

「可憐さ」とは、関係ないのだなぁ。時々、綺麗な女性が腹真っ黒、だったりするのと似てなく

もない・・・・・まあイケメン男子でも同じか・・・・

さて、この旅の〆は「水沼駅」で駅内温泉に入ると、いつも相場が決まっているのだった。

でもなんだか今回は胸騒ぎが会って、途中で「渡良瀬渓谷鉄道」に電話しちゃいました。

会社だから、日曜日の電話は留守電。直接水沼駅に電話。

「今日、温泉何時までやってます?」

すると、帰ってきた答えが「夜7時までです。」

「え?いつもは夜8時ではないですか?」というと

「前はそうでしたが諸般の事情で7時にしました。」

 

この後が大変であった。渡良瀬渓谷鉄道は、一時間に一本であるかないか。

この場所から一番近い駅は「神戸駅」だ。スマホの時間表示で徒歩1時間以上はゆうにかかる。

神戸駅を出る電車まで40分しかない。

ええ、「最後に温泉に入る。」という望みは強大で、それにあらがう事は出来ませなんだ。

カメラや双眼鏡、焼酎その他、フルスペックで、40分走り続けました。この年で、こんな長時間

マジで走ったのは久しぶりです。途中、スマホ地図にも乗っていない「近道」を発見できたのは、

神様のお導きだとマジで感謝いたしました。(この階段が、スマホ地図にもない近道。5分以上は

短縮されたと思う。)

おお、やっと着いたぞ、夕暮れの「神戸駅(ごうどえき)」この駅も味があるよね。

時刻表、こんな感じですよ。ローカルは。はい、この「上り桐生方面」の

「17時1分」の列車にギリギリ間に合ったのでございます。もし次の列車に

なると「18時54分」になり、19時終了の温泉には絶対に間に合わなかった。

ホームについたとたんに列車が登場!間一髪だったよ~ん。

乗ってしまえばこちらのもの。ああ、夕靄のなかを渓谷鉄道が行く!

で、駅構内に温泉のある「水沼駅」に到着。跨線橋(こせんきょう)に上って

上から撮影。

温泉に30分入るとして、けっこう時間があるので、駅周辺を散策だ~

とりあえず、「一日周遊券」なので、駅を降りて外から駅を見る。

で、散策開始!

駅の前に道がある側は、まだ飲食店とかあるけど、反対側の「山側」は

本当になんもない。ひとっこ一人いないぞ。公園らしきところもあったが

本当になんもない。公園に植わっていた樹木。何やら緑色の実がたわわに・・・・

これ、「サワシバ」という樹木だ。沢など湿地に多く、薪にされたから(柴のことね)

沢柴(サワシバ)ね。カバノキの仲間だ。このたわわに実って見えるのは、実は

たくさんの花が稲穂のようについている「花穂(かすい)」と呼ばれるものだ。

ススキやブドウ等、こういった植物は多いよ。

遥か彼方の夕暮れの山並みを見ていると・・・・・・おかしい、何か、山のてっぺんに

人工的な構造物チックなものが見える(気がする。)老眼は進んでしまったけど、

遠景は良く見えるのだ。これはいつも星を見ているからかなぁ。

とにかく、こういったときは、超望遠だあ。

ああ、やっぱり・・・・あれはなんだろう?しかし、最近のカメラは本当にすごいね。

こんな倍率で、こんな暗さでも手持ち撮影でブレずにちゃんと写ってくれる。

しかし・・・・まさかバス停じゃないだろうな?

さて、この後温泉でゆったりして、(昔ならカメラを持ち込んで露天風呂の撮影

もしたけど最近は「スマホの持ち込みお断り」とか、張り紙が貼ってある。

もちろん撮影禁止の意味である。しかし、男女別になっている温泉で、人の撮影

とかする奴はいるのだろうか・・・・)温泉のほぼ終了の7時に風呂を上がって、

また駅を出て食事。今日は炎天下歩き続けたので、けっこう堪えたね。

食事するとき、「今日は草木湖の周りを歩き回りました。」と言ったら

「こんな炎天下にそんなことをするのは危険だ!」と言って、帰りに水を入れて

凍らせたペットボトルをくれた。ウィスキーも持ってきているので、かえりの電車の

中で冷えた水割りにさせてもらおう。

さあ、これに乗って相老まで。

乗換で、東武の特急車内。これであとは北千住まで一直線。

炎天下で、かな~り、ハードだったけど、それなりにいい一日だったね。

今度は秋か冬でも来てみようか・・・・・・・