夏期講習中の貴重なお盆休み。近くのお寺「法林寺」で「幽霊・妖怪展」を
やっていたので見に行きましたよ。
うっひゃ~これは怖そうだ。
このお寺のシンボル的存在。大イチョウ。なんでも樹齢400年になるそうだ。
大イチョウ伝説。
おお、銀杏がいっぱい落ちてるぞ。
これが、本堂。ここで「幽霊・妖怪展示」をやっているのだ。
まず、長い長~い絵巻物がお出まし。これ、有名だよね。美しい女性が死んでから
朽ち果てていくまで。
ああ、生前は、かように美しかった姫君が・・・・
死んだ後は生気のない屍となり
腐敗がはじまって体内にはガスがたまりぶよぶよになってくる。
各所にウジがわき始め
死肉はカラスや動物たちに食い散らかされ、骨もあらわになってきて
ついには骨だけの姿に
その骨もばらばらにって風化し、土に帰っていく。
あの見目麗しい女性の姿もこのように変わってしまう、ああ、人の世の
儚さよ、と伝えたかったのだろう。
そして、彼女を知る人が立ててくれたであろう「墓」だけが、かつての彼女の
存在を伝えてくれる。いや~なんか、哲学的な絵物語だ。しかし相当に死者を
観察しなければこんな絵は描けないだろう。腐っていく死者をずっと描き続ける
絵師の執念も恐ろしいぞ。
他に幽霊掛け軸とかありました。これも怖い。
「まだまだ一杯あるから、来年もやるよ。また来てね!」と言われました。
ご近所にこんなすごい(いろいろな意味で)お寺があるなんて知らなかった。
来年もきっと来よう!
※ 撮影は許可してくれましたよ。