先月は、静電気の実験だった。静電気による火花を出して

生徒に見せたのだけど、醒めた生徒が一言。

 

「しょぼ!」

 

私の中で何かがはじけた。

売られた喧嘩は、買わねばなるまい。

 

で、理系オヤジの総力をあげ、金に糸目をつけずにパーツを

ネットでポチリまくったのであった。子どもが相手だが、こちらは

「大人買い」で勝負だ。

 

ネオントランス。新品。一万五千ボルトをひねり出す。

コントロールするための「スライダック」 これは中古。

その他、いろいろ注文しまくり、完成。

実験の最中はこんな感じ。放電が見やすいように、バックを黒くしたうえ

部屋の明かりも消す。

詳しくは動画をご覧ください。「しょぼ!」と言った生徒は、ビビってちょっと

涙目。大人をからかってはいけないよ。

一応、説明。(ちゃんと生徒には説明した後、実験見せてますからね。)

物体は電気を流す「導体」と流さない「絶縁体」があるけど(半導体の話は

また後で)、流さない「絶縁体」も、あまりに巨大な電圧がかかると「絶縁破壊」

が起き、電気が流れてしまう。たとえば、空気も絶縁体だが、雲と地面の間で

あまりに大きな電圧差が生じると、絶縁破壊が起き「カミナリ」となる。

で、今回は、カミナリの小型を作ったわけです。絶対に、良い子は真似しては

いけませんよ。悪い子も真似しないでね。