さて、久々の実験物。
今回は「粉塵爆発実験」です。子供たち大喜び物なのですが、かなり危ない
ので子供たちだけでは絶対にやらないでね。
さて、一般的に「可燃物」とみなされるものは、粉塵状(小さな粒)になり、一定の
間隔で分散すると、ちょっとした点火で連鎖的な燃焼(爆発)を起こすことが知ら
れています。(もちろん空気中のように「酸素」のあるところでですが)
炭鉱で、石炭の微粉末が知らない間に舞っていて、そこに静電気による
火花が引火して大爆発、なんて事がけっこうありました。これは、別に石炭
だけではなく、「砂糖」や「小麦粉」でも「トナー」でも「粉薬」でさえも起こります。
では、さっそく実験。
まず、アルコールは、通常では単に燃えるだけ。
次に、このアルコールを霧吹きで空き缶内に吹き入れて、点火してみましょう。
空き缶には紙コップで作った「ロケット」をかぶせておきます。
アルコールは霧状になり細かく分散されています。
これではどれだけロケットが飛んだかわからないので、カメラを離しますね。
天井にぶち当たるほどの威力!
さて、次はいよいよ小麦粉。小麦粉はそのまま火をつけても燃えません。
可燃物とはいえ通常は燃えにくい事がわかります。
このように、ちょっとした装置を用意。(といってもソース入れに入れただけ。あとは
点火用のアルコールランプを用意しただけ。)
さあ、実験だぁ。小麦粉の入ったソース入れを思いっきり握り、中の小麦粉を
アルコールランプの炎の上に射出させます。これがまたいい具合に小麦粉が分散
するのです。この時、「ファイアー!」とか「メラゾーマ!」(炎系魔法呪文)と
言って点火すると、生徒たちは大喜びさ!
ついでに、真後ろから撮影。
ただ、くれぐれも子どもたちだけで実験しないでね。失敗したら本当に「火事」になって
しまいますよ。