さあ、信越本線っす。いよいよ、窓の外は海!
わくわくするなぁ。
そして、あの海に近い駅として有名な「青海川駅」へ
ここは、昔(もう20年以上前か)、「高校教師」というドラマの最後のロケ地
となったのです。新任の理科教師(真田広之)と女子高生(桜井幸子)の愛の逃避行
終焉の地だったはず。当時、私も本当に女子高理科講師をやっていて、いろいろ
考えさせられることがあったのだった。(もちろん、真田広之とは容姿の点でも月と
スッポンですが。)
しかし、とりあえず、もう午後1時。とにかく昼飯を食べなければならない。
ここら辺は、「駅前」などという概念が通用せず、かつ、たとえお店があったとしても
午後2時まで開いているとは、とても思えないのであった。
近くの高台に何やら食事できるところがあると情報ゲット!
とちゅう、たくさんのお地蔵様。味がある。いや、味がありすぎるぞ。
手を合わせついでに写真撮影させて頂きました。
高台にホテルが・・・・そこに展望レストランなるものがある。
すっげー。窓側は満席だったが、5分もまったら座れたのでした。
今日のお昼は・・・・・海鮮重1800円。うんうん、なかなかうまうま。景色も「味」の一部
なのである。
ネタはとにかく新鮮だね。
ちょっと高台の先に・・・・これはなにか・・・・身を投げる人でもいるのかしら。
迂回してさらに進むと、なんと
どうりでわかいカップルばかりなはずだ。ああ、そんなところに、むかつけき、
酔いどれ危ないオヤジがひとりぷらぷらと。奴らにしたら、「う、興ざめ。うぜーよ。」
だろうなぁ。はい、雰囲気破壊大魔神です。
若いっていいのう。
ちょっと、人道を外れて、高台から日本海動画撮影。日本海のこの独特のアンニュイな
雰囲気はなんなんだろう。鬱々、というか、暗い、というか、まあ、そこがまたいいんですが。
さあ、駅に戻るぞ。今日は駅でまったりする予定なのだ。
途中、また食事処をみっけ。お腹はいっぱいだったけど、地元の特産物を食べたいじゃん。
で、鯛茶漬け750円なり。これはかなりうまい。
さあ、駅に戻ろう、っと。すると、なんと浜に直接下れる道を発見!
だれもいない、日本海の浜。
で、青梅川駅に戻ってきました。今日は、ここで夕方まで数時間、波と風の音を聞きながら
酒を飲んでまったりする予定でおったのです。
時々ちょろちょろと発生する鉄ちゃん以外、だれもいない。もちろん無人駅です。
ここで一人酒を飲んでいると、自分の来し方行く末などが、脳裏をよぎるのでございます。
動画なども。はるか彼方に、うっすら佐渡島なども。かつての流刑地で、流民たちはどう
生きて行ったのだろうか、とかも考えるのでございます。ああ、単なる酔っ払い。
最後の最後に、ちょっと浮気して、この駅よりさらに寂れた二つ目の駅「米山駅」に向かう。
ここの寂れ方は半端ない。
駅舎がこれですから。もちろん、無人駅。ここまでくると鉄っちゃんすらいない。
ここでも誰もいないホームで波の音をBGMに飲み飲み。しかし・・・途中で雨。それも
雷鳴を伴っていて、ちょっと怖いぞ。春雷というやつだ。まあ、これも一興、と、ホームの
屋根の下で雨宿りしながら、また一杯。
さあ、いよいよ帰りだ。いろいろあったね。
長岡で駅内コンビニで弁当を買って新幹線に乗り込む。もうちょっと郷土食豊かな奴が
欲しかったが、夕食にありつけただけ良しとしよう。
今回の鉄道の旅全行程。いろいろあって面白い良い旅だったね。
列車の旅も最高に面白いね。旅は本当にいいなあ。
終