車に乗ろうとしたら・・・・・キーがない。あれ?ホルダーにほかのキー

と一緒につけてあるので、無いわけがないのだが・・・・・

 

よくよく見ると、折れて短くなっていた・・・・・ううううう。

 

僕の車はかなり古い。

例の望遠鏡は、この車に合わせて27年前に設計した

もので、望遠鏡を出し入れするスロープから何から、すべてぴったり

収納できるようになっている。「デッドスペース」などまったくない。

という事は、この望遠鏡を使い続ける限り、別の車への買い替えは「不可」という事になる。

で、同じ車種27年で3台乗り換えているのだった。

さて、というわけでもちろん初代以外は、中古車である。今回の車は、購入したとき、すでにスペアキー一本しかついていなかった。さあ、この状況、どうする・・・・・

 

実は、例の事件の後、僕は「こりゃ、やばい」と思ってすぐに一つしかないスペアキーから、コピーキーを作っておいたのだった。いわばコピーのコピーだから上手く入るかどうか不安だったが、柏駅前の腕利きのおじいちゃんはさすがで、文句垂れながらも寸分たがわぬぴったりキーを作ってくれていたのだ。あの事件の時は「なんじゃこの運の悪さ!」と嘆いたものだが、今になって考えると、あれのおかげで今回は危機を回避できたことになる。まさに「人間万事塞翁が馬」だね。                   

で、またまた念のため、このじいちゃんに鍵制作を依頼。「スペアキーからスペアキーを作る?なんだそりゃ」とブツブツ言いながらまたまた寸分違わないキーを作ってくれた。(本当はスペアキーのスペアキーのスペアキーなんだけどね。)今度も、キーを挿入するとき、まったく引っ掛かりがなくすんなり入る。ああ、やっぱりどこの分野でも「名人」というのはいるんだなぁ。そういう人に私も(いつか)なりたい。