何年ぶりか、竜巻実験をやることにした。
で、とりあえず、竜巻が見えるようにするためにドライアイスを買いに行く。
これが、けっこう遠いのだ。車で25分。実は、近場の葬儀屋さんで買えそう
なのだが、「はい、使用済みの奴差し上げます!」とか、「あれ?なんか赤い
のついてる。」とかは嫌なので、製造所まで出来立てほやほやを買いに行く
のだ。
で、ドライアイス3キロ購入。1,296円なり。発砲スチロールケースは
324円。合計1,620円。これで実験期間の一週間、溶けずに持ってくれよ!
さらにクーラーボックスに入れて持ち帰る。
さて、まず、生徒にドライアイスを使った音の実験。
ドライアイスはマイナス79度もの低温なため、伝導率の良い金属に触れると
急激に気化する。(ガス化する。)その時、金属を振動させ音が出るのだ。
さていよいよ竜巻発生装置を起動させるぞ。この時の竜巻の渦を見えるようにするために
ドライアイスの白い煙を使うのだ。ドライアイスはあまりに低温なため、まわりの水蒸気を
瞬時に水や氷に変える。これが白い煙のようになり、竜巻の風が見えるようになるのだ。
ドライアイスを買いに行くのは大変だから、この実験はまた数年後かな。
※ 「竜巻発生装置」の原理がわからない、という指摘を受けました。そりゃそうだ。
実は、3年位前に同じ実験をやってアップしているので、うっかり手抜きしてしまいました。
で、前回のブログのURLを貼っておきます。
http://ameblo.jp/edpolaris/entry-11623192058.html
結局、竜巻ができるには、「回転する力」とそれを「縦方向に引き延ばす力」の両方が必要
になります。「回転する力」だけだと、クリリンの必殺技「気円斬」になってしまいます。
竜巻はやっぱり縦方向に長くないと・・・・・・自然界では、この回転力を生み出す力は
風が山にぶつかって渦を巻いたり、台風やスーパーセルのような巨大回転渦に風が接触
して発生したりします。「縦方向に引き延ばす力」はたとえば上昇気流だったりするわけです。