朝、不吉な音で目覚めた。
窓を開けると・・・・雨、ザンザン降っていた。昨日、出がけのことを
思い出した。88歳になるおふくろが、「雨降るみたいよ。」と言ったのだ。
ネットでちゃんと天気予報を見ていた私は「何不吉なことをいっているの!
ちゃんと調べたから大丈夫だよ。」と・・・・・おふくろごめん。
まだ、夢を見ているかも・・・・・悪い夢を。と思い、顔を洗った。
かけてあったタオルで顔を拭いたら、やたらにゴワゴワして
かたかった。足ふきマットであった。うううううううううううううう。
思いっきり目が覚めたが、雨はやっぱり降っていた。
と、とにかく、雨の中でも海を見たい。着いたのが暗くなって
からだったので、海らしい海を見られなかったのだ。
雨中、付近を散策。途中、森を発見。
本能的に、これを行くと海に出られる気がした。で雨に濡れながら
行くと・・・・やっぱり海に出た。
あああ、やっと海に来た実感。天気が悪いとはいえ、早朝の海って良いなぁ。
さて、宿にもどって、今度は、ご近所のホテルの展望露天風呂に入りに
行く。一回入浴1,200円はちょと高い気もするが、昨夜真っ暗で見えな
かった景色も見たかったので再訪。小一時間まったり。
宿に戻ると、女将が話しかけてきた。
「なんでも今日はずっと降ったりやんだりみたいですよ。大阪から3人
のお嬢さん達が泊まりに来ているんでけど、『私たち雨女なんです。
大阪から雲連れて来ちゃったみたいですね♪』と言ってましたよ。」
そのお嬢さんたちの部屋に怒鳴り込みに行こうかと思った。
「責任はきっちり取ってもらおう!雨が上がるまで僕といっしょに遊んでください!」
と、言ってやりたかったお。
時間はどんどん過ぎていく。とりあえず小降りになったので、宿を
出る。まずは近場の犬吠埼灯台!
階段。99段あるらしい。灯台守の人は大変だったろうな。
雨の日も風の日も。
さあ、展望台についた!
はるか彼方に貨物船が見える。遠くの貨物船を見るとユーミンの「ソーダ水の中を貨物船
が行く~♪」が自動再生される年代ですとも。
さて、近くには倉庫のような建物がいくつかあり、そこにいろんな
展示物があるのだ。これが結構面白い。
これ、上に設置してある、巨大回転フレネルレンズ。高さ5mくらい
ありそう。
というか、これ、回転して展示してあるのだ。かっちょいい。
これ、灯台についている霧笛。霧が濃くて光が届かないとき、
「ここは陸地だ!」と音で合図する巨大なラッパだ。
で、この展示もちゃんとしてあった。ボタン押している指はもちろん
僕のです。
いやいや、結構楽しめましたよ。
さて、雨もほとんど上がったようなので、出発いたしまする。
続く