昨日、餌をあげようとキーちゃんのダンボールハウスを開けると・・・・
そこには、キーちゃんが、大往生しておりました。

キーちゃん逝く
ね?生きている時とぜんぜん変わらないでしょ?
だから、最初は「どうした?キーちゃん、なんで動かん?」とか
思ってしまいました。
まあ、いつかこの時がやってくるとは思っていましたが・・・・
だけど、心の底では
「もしかしたら、こいつは、春を迎えて飛び立って行けるのではないのか。」
とか
「脚が2本もげてしまっていたが、もしかしたらどんどんもげて、触覚も羽も
取れて、結局元のイモムシになって、そしてまたサナギになって、チョウになる
のではないか。フェニックスキアゲハを目指しているのやもしれん。」
とか、勝手に想像を膨らませておりました。

最近はすっかり慣れて、つまみ上げると、ゼンマイのような口をするする
伸ばして、「はやく餌くれ」運動までするようになっていたのですが。

色んな所で調べてみると、羽化してからの寿命は2週間。キーちゃんは
2ヶ月半も生きたから、ちょっと半妖になりかかっていたかもしれないけれ
ど、それはそれで可愛かったのでありました。

これがキーちゃんの生きた世界。ダンボールハウス。

キーちゃんの全世界
1日、教室に置いて、今日、例のサクラの木の根元に、埋葬しました。

サクラの根元

埋葬

今まで、普通に存在していて、もしかしたらなんとなくコミュニケーション
すらできていたものが、ある日突然ふっと消えてしまう。
こういう経験はいやというほどして来たけど、いつまでも慣れないね。
けど、「命」というものは、きっと「消えてしまう」時に、人の心にその
存在を刻みこんで行くのだろうなぁ。フラッシュバックがしばしば
起きてしまいそうです。
もし、生まれ変わりがあるのなら、またどこかで会おうな。キーちゃん。