ある日、教室内から入り口ドアを見ると・・・・・ ああ、例の「ソーラダンサーズ」が踊っているのが、まるで 影絵のように写っている。ああ、頑張っているな。 けど、よく見ると・・・・・一人足りない。
すぐに外に出る。すると・・・・

ハムハムがいない!

ハムハムがいない!どうしたんだ。ん?

ん?
んん?

んん?
んんんんん?これは、事故か、自らその身を投げたのか。

事故か、投身自殺か。
もう、即死の状態だったのか、いくら日に当ててやってもピクり
とも動かない。
このまま、埋葬も考えたが、念のため、死体解剖などを・・・・・

とりあえずバラす
う。髪の毛よりずっと細い配線がなされている。この電線が
ぐるぐるまいて、コイルとなり、ハムハムを動かす原動力と
なっていた模様。だけど、この線、切れている。
太さ比較のため、シャープの芯を置いている。これだって
0.5mmだから、いかに細いかわかるでしょ。これが落ちたショックで
切れちゃったんだね。

線が一本切れている。
これを繋ぐのは大変だ。なぜなら、おそらくこれはエナメル
という絶縁体でショートしないように被覆してあるはず。
それを剥がさねばならないが、いかんせん細すぎるのだ。
紙やすりで一こすりしたら切れてしまうだろう。

う~ん。とりあえず、術式。これは高度な人体錬成だ。
これで生き返ったら、エルリック兄弟のように半身持っていかれる
かも。だとしたら「脂肪」だけ持って行ってほしいなぁ。
(ハガレン知らない人、ごめんなさい。)

術式
で、思いっきりインチキ配線を施す。とりあえず、ハンダの玉を
つくり、まだ溶けているうちに切断した線を二本ともぶっ刺す。
線の破断面だから、通電するはず。
ハンダを熱しすぎるとメルトダウンどころかメルトスルーを起こして
プラスティックの板を貫通しそう。良い子は決して真似をしては
いけない、なんちゃって配線だ。

玉になったハンダに線を刺す
で、完全ふっかあああああつ!
またみんなで仲良く踊れるようになったのであった。
めでたしめでたし。