9月下旬に当教室にやってきたアゲハの幼虫を憶えて
おいでであろうか。速攻でサナギになり、現在ダンボール
内で待機中。
実は、あの後もやってきたのだ。今度はキアゲハの幼虫。
10月も中旬頃か、うねうねとやってきた。
こういったタグイのものにはやたら好かれるのであった。
女の人にはさっぱりなのだが・・・・

おお、キアゲハの幼虫
で、例によって、また速攻でサナギになった。

あっという間にサナギに
で、一週間ほどたってもどちらのサナギも羽化しなかったので
これは「越冬サナギ」だと高をくくってほっておいたのだ。
春まではまだ遠いしね。(アゲハのサナギは秋口に羽化する
「夏型」と越冬して春に羽化する「春型」があります。)

ところが・・・・・
夜、生徒が、「先生、虫カゴにアゲハがいるよ。」と。
「前からいるよ。サナギだけどね。」
と言ったら、
「蝶になっているよ。」と。

ああああ、虫カゴで越冬していたはずの「キアゲハ」が羽化している。
羽化してしまっている!
この11月も中旬過ぎに、羽化して一体どうしようというのだ!

実は、アゲハは寒暖より、日照の長短で季節を見分けている
らしい。つまり塾の煌々としたあかりを「春」の日の光と勘違いして
しまったのだ。ダンボールの暗闇にいるアゲハのサナギはそのままだ。

ああ、生物学が専門だったのになんてざまだ。流石にこの寒空に
外に出したら死んでしまうだろう。ああ、ペアリングも出来ず、子孫も
残せず、本当にごめんなさい。一生面倒見るから許してね。僕も
独身だから怒らないでね。子孫残せそうにないし。

羽化しちゃいました・・・・
というわけで、暖かい教室で飼うことにしました。罪滅ぼしに。
日中は、教室で放し飼い。なんだか、懐いてきたような。
手乗り「キアゲハ」

手乗り「キアゲハ」
餌も食べます。餌は薄くのばした「ハチミツ」か「ポカリスエット」
でございます。下の写真はゼンマイみたいな口をストロー状
に伸ばして「ハチミツ水」飲んでいるところ。

餌などを
なんだか、とっても可愛いのう。

最初の「アゲハ」のサナギは羽化する前にちょっと霧吹きかけて

霧吹きかけて
冷蔵庫へ。春になったら出してあげます。
これ、意外にポピュラーなアゲハサナギの管理法なのです。
サナギは低温にはめっちゃ強いです。(そりゃ、自然では氷点下
なんて普通になるしね。)

冷蔵庫へ