「間藤駅」というのがあるのであった。通常列車はここまで行くのだが、
あんまりにも何にもないためか、観光用の列車は行かないのだ。
で、ここから間藤駅まで歩くことにする。
で、さっそくムカデがお出迎え。う~ん、10センチ以上ある、生きているムカデ
を見るのは久しぶりだ。(死骸だったら印旛沼でも見たのだが・・・・・)
途中、こんな看板が・・・・
そうか、ここらへんが、いつも遊ぶ渡良瀬川の起点近くなのだな。
もちろん、そこまで寄り道する。二つの川が入りまじり、渡良瀬川
になるようである。
扉の整合性が気になる。
この扉が、いったいどんなシステムで開閉するのか、興味津々
なんだが、開けるわけにもいかず、しばらく人が出てくるのを
待っていたのだが、誰もでてこなかった・・・・・
これ、観音開きだったら笑えるなぁ。
本当に、さびれた終着駅、というほか言いようがない。
まあ、それがまた味があるのだけれど・・・・・
で、ここから通常列車に乗って、ちょっとだけ戻る。
目的地は「沢入駅」
で20分くらいで「沢入駅」に到着。
ここも寂れ方が半端なくすばらしい。この写真を見ると
昔、教科書に出てきた詩を思い出す。
詩に出てくる、こんなのどやかな景色は、もう日本には
どこにもないのだろうな。
「晩夏」 木下夕爾
停車場のプラットホームに
南瓜の蔓が匍いのぼる
閉ざされた花の扉のすきまから
てんとう虫が外を見ている
軽便車がきた
誰も乗らない
誰も降りない
柵のそばの黍の葉っぱに
若い切符きりがちょっと鋏を入れる
沢入駅舎
さて、ここから本格的な徒歩だ。もう時間も2時を回っているぞ。日帰り
なんだから急がなくっちゃ。
歩く道は、しばらく渡良瀬渓谷鉄道の線路に沿っている。
というわけで、鉄橋を抜ける列車。緑の中かっちょええ。
しばらく行くと、細長いものがうごめいているぞ。
ありゃ、これは青大将か。1.5メートルはありそう。
動画も載せるね。尻尾をつまんだら、嫌そうに逃げちゃった。
さて、そろそろ一休みっと。ちょうど公園があるので、
例によって寝ていこう。
なんだか、様子がへんだな。
こりゃ、シダだ。シダだらけの公園だ。もちろん誰もいないし
ちょっと不気味。
でもやっぱり東屋で寝床を作りる。念のため、線量もはかる。
柏なんかよりよほど低い。安心安心。
で、15分ほど寝る。あー気分すっきり!
けど、ベンチを支えている木を見ると・・・・・・
いったい、だれがやったんだろう?げっ歯類(ネズミの仲間)
だろうか・・・・・・
で、やっと草木湖にでた!予定ではこの湖を半周まわり
神戸駅に行くのだ。
誰もいない道をてくてく歩いていると、何やら人の気配が。
誰かがこちらを見ているぞ。
うぇ~ん、頭隠して○○丸出し。(品がなくてごめんなさい。)
俺をおちょくっているのかもしれない・・・・・・
で、動画なども・・・・・
さて、そのまま進むと・・・・・・
今度は熊か。まあ、ツキノワグマだろうから、出会っても食われる
ことはあるまい。
さて、このようなものが・・・・・普通なら、迷いなかく登ってしま
うのだが、今は何ぶん時間がない。今日はパスだ。
それにしてもひとっこ一人いないなぁ。
前方に巨大な猛禽類。一瞬しか見えなかったから同定できないが、
とにかくでかかった。翼をひろげると1m以上はゆうにあったと思われる。
オオタカかなぁ。
だけど、そいつがいた場所に行くと・・・・・
こいつは、なにかの骨だ。大きさからいうと猿では
なかろうか。猛禽類が死肉をあさるかなぁ。それじゃあ
まるで「ハゲタカ」だ。う~ん。よほど餌がなかったのかなぁ。
で、いよいよ、草木湖もはずれ。草木ダムが見えてきた。
途中にある、知る人ぞ知る名瀑「不動の滝」
今日は時間がなくて、近くまで行けなくて、橋の上から
望遠レンズで撮影。今度は間近まで行ってみよう。
で、目指す神戸駅まであと2.5キロ。もう夕方の6時だ。
腹も空いたし、足もがたがただ。
でやっと目的の神戸駅だ。
ここには古い車両を改造したレストランがあるのだ。
もうとっくに閉まっているけど・・・・今度ゆっくりこよう。
ふ~、やっと電車に乗れて、最後の寄り道、水沼駅に到着。
ここには、なんと駅内に温泉があるのだ。
入泉料600円。これは安いでしょう。
この写真は、露天風呂。内風呂はもっとずっと広いけど、
さすがに写真は撮れなかった。ふ~一息ついた。生き返った。
で、夜8時半、水沼駅を後に帰路についたのであった。
この写真は、相老で撮った写真。結局自宅についたのは
深夜0時になっていた。
本当に盛りだくさんの一日だった。楽しかったな。