新緑の時期もそろそろ終わりになる。ここら辺で匂いが
濃いところとなると・・・・・印旛沼と筑波山か。
印旛沼周辺は森が結構あって新緑の匂いが楽しめる。
時期的には今週が印旛沼で来週あたり筑波山かな。
で、印旛沼。行く途中で撮影。もう夏の空。
夏の空
で、印旛沼につくと・・・・なんとヤギがお出迎え。
ヤギ1
ヤギ2 
ついた早々、蛇も草場からおでむかえ。
(わかるかな?)
さて、これからいろんな動物や昆虫がでてきます
ので、気持ち悪いと思う方は見ないようにね。
へび 
で、印旛沼サイクリングロード。ああ、もう夏だね。
夏1
夏の道2
あああ、いい匂い。森の近くを走ると新緑の匂いや
柑橘系の木々の匂い、針葉樹の匂い、ちょっと黴の
におい混じった土の匂いが漂ってくる。それに、この時期
夏草の匂いも交じってくる。私は「クンカクンカ星人」なので
周囲の環境や風向きによって刻々と変わる匂いをかぎ分け
ながらチャリでちんたらちんたら走るのだ。
なんか、いろんな植物たちと会話しながら走っているようで
楽しいのだった。たぶん、動物と植物が分かれて何億年(10億年
以上かも)も経っているけど、お互い、シグナルを出し合っている
のかもしれないなぁ。(逆に植物から「オヤジ加齢臭、はんば
ねえな」とか思われていたらどうしよう。)

そうそう、この前、夕方塾の扉を開けて外に出たら、五月のいい香り
の風が吹いて来た。「ああ、風薫る5月だなぁ。僕はこの匂いが
大好きなんですよ。思わず深呼吸してしまいます。」と来ていただい
ている女の先生に言ったら「私、この臭いダメです。胸がむかむかして、
吐き気がします。」と。

植物と理解しあうより、人間と理解しあう方が難しいかもしれない、
とその晩、ひどく落ち込んだのであった。

さて、栄養補給。これは決まってトマトなのであった。
最近、いろんなトマトを買って食べて、一番おいしいのは熊本産の
トマトということがわかり、(たまたまかもしれないけれど)
好んで買うようになった。いつもクーラーボックスに入っている。
トマト2
さて、いつの間にか見たことのない建物がたっている。
なになに?「農産物直売所」と書いてあるぞ。
「マルシェかしま」、とも書いてある。
ちょうど昼時。何か食べられるのかな?
売店
なんと、「卵かけご飯 400円」というメニューがあるでは
ないか。で、さっそく注文。卵の黄身の色が濃いぞ。
濃すぎるぞ。
卵かけごはん
で、外にはテラスがあってそこで食べられるのだった。
コシヒカリというご飯も具だくさんの味噌汁も、そして
もちろん濃い生卵もけっこうおいしかった。
今度もここで食べようっと。
テラスにて

さて、ヒナゲシが群生していたのでよく見ると・・・・・
(これはグロかもしれないので、見たくない人は見ないで
ね。)これ、アヤモクメキリガの幼虫。しかし、なんでまた
このような幾何学模様を背中にしょっているのだ・・・・・
いや、幾何学模様というより、古代文字のようにも見える。
生物学が専門であったので、いつも生物の現象を進化
の過程から考える癖がついているのだが、進化的利点が
皆目見当がつかない。こんな模様でなにか良いことが
あるのか?
他の生物が「気持ちわる~食べたくない!」とか思って
くれるのだろうか・・・・それとも「まあ、きれいな模様!食べる
のもったいないわ。」とか思われるのか。とにかく不思議だ。
ヒナゲシの子房の部分を一心不乱に食べていたが・・・
こいつの食草をしらべてもヒナゲシがでてこない。
普通、イモムシは決まった植物しか食べないものが多いが
こいつはなんでも食べるようですな。本当に珍しい。
動画も撮ったけど、たぶん、グロ度が増すだけなのでこれ
だけね。
アヤモクメキリガ 
さて、印旛沼の周辺にある森の一つに入ってみる。
野鳥の森
森の中は、本当に誰もいない。けど、野外テーブルや
椅子、それに野鳥観察小屋などは整備されているのだ。
静かな森で、しばらくボーっとしていたのだった。
くつろぎ~
おや、石ころ。と、よく見るとカメ。それもクサガメ。
前にも書いたけど、クサガメや石亀は日本古来のカメで
実はかなり数が減っている。外来種のミドリガメ(アカミミガメ)
に競争で負けて、追いやられているのだ。
クサガメ 
しかし・・・・・前にも書いたが、この印旛沼では私はクサガメ
ばかり見る。これはいったいどうしたことだ。
もしかしたら、ミドリガメに何か異変が起きているのかもしれない。
固有の病気が大発生しているとか、天敵が現れた、とかだ。
それともクサガメが強力に進化したか。
もともとクサガメは敵に襲われると臭いを出すので、「クサガメ」
というだが、スカンクなみの臭いでもだすようになってミドリガメを
駆逐することに成功したのだろうか・・・・
クサガメは「スーパークサイヤガメ」にでもなったかもしれん。
研究の価値がありそうだ。
私がいると、見事に固まる。5分は動かない。
クサガメ2
待つこと5分。私もじっとしていると・・・・・
すたころ逃げ出した!その逃げ足の速いこと。
やはりこれは完全に野生種(飼われていたものでは
ない)
クサガメ3 
で、いつもの水路に行って、休息。ここは特に新緑の
匂いが濃くて好きだ。

水路
で、深呼吸しながら寝てしまう。気持ちええ。
寝の体勢 
ああ、日が沈む。で、急いで車のところに戻ったので
あった。
帰る
ああ、今日もいい一日だったな。