さて、今日は久しぶりに小貝川でも歩いてみようと、常磐線の
「藤代駅」へ。
これは、有料駐輪場。

で、10分も歩くと、藤代公民館。

この公民館の裏手より、小貝川の土手に上がれる。
ああ、そらは突き抜けるように青い。

で、土手に上ると・・・・・
小貝川の特徴は、江戸川や利根川に比べ、あまり雄大さは
ないが、反面、川面にすぐに降りられて自然に接しやすい
ところかなぁ。もちろん上流、下流等で変わるだろうけど。

で、すぐ川面に下りる。小魚がたくさんいるぞ。

野菊が可憐な姿を見せてくれているぞっと。

で、すぐ近くにアオサギが・・・・
アオサギは近くで見るとびっくりするくらいでかい。
1mくらいあるのではないだろうか・・・・・・

ちょっと元気のないオオカマキリ。目ばかりギョロつかせて
撮影している私の様子をうかがっておりました。

今日はそれでも日中は汗ばむくらいの陽気で、このように
川辺の駐車場で車中、足を伸ばして休んでいる方も。

とちゅう川辺で見かけた面白いベンチ。こういうのアイデア
だよなぁ。ええ、もちろん私も指圧してもらいましたとも。

とちゅう、川沿いに小さな祠が。水神様を祭るためか、
それとも無くなられた方の鎮魂か。数え切れないほど
土手を歩き続けてきましたが、川沿いにはお地蔵様
や祠が本当にたくさんあります。そのつど、過去に起こった
いろんな出来事を想像 しながら、手を合わせているのですが。

取手市山王の「二三成橋」近く来るころには、上流に
向かっているのになぜか川幅が広くなる。

ここら辺で2時半。おなかすいた。これ以上先には
食事をするところはなさそうなので、二三成橋を渡り
そこにあったラーメン屋で昼飯を食す。
これは辛みそラーメン。

さて、腹も満ちた。土手にもどろう。
と、土手沿い近くにある、それこそ昭和初期ごろから
あったような売店の前で、店主とおぼしきおばあちゃんが
猫と日向ぼっこをしていた。のどかだ~。

土手沿いの流通関係の会社。みんな同じ型の青いダンプ。
いっぱいあった。壮観である。

ああ、日が傾いてきた。僕の影が長く伸びて、短い
足を長く見せてくれている。ちょっとうれしい。

傾いた日が、逆光となり、ススキを煌めかしていた。
綺麗だ。

笹林のなかに、鮮やかな赤い物を発見。こういうときは
道が無くても絶対に中に分け入っていく。
カラスウリだった。ただ、周りの笹の葉が汚れているのは
おそらく川が氾濫して泥水をかぶったからだろう。
今年は、台風でずいぶん小貝川が暴れたのだろうなぁ。
笹林から出たときには、体中泥だらけとなっていた。
こういった泥はきめ細かくパウダー状で、はたいても
なかなか取れない。きちゃないオヤジがますます汚ない
オヤジになったなぁ。

ああ、小貝川に日が暮れる。

後ろを振り返ると、ちょうど沈み行く太陽の正反対の東空
に、満月近い月が昇っていくところだった。
ああ、太陽と正対する位置だから、全面光を受ける月は
満月なんだな。だから満月は夕刻に東から昇るのだ。
教科書的には分かっていても、こういう雄大な景色を前に
すると、本当にストンと理解が腑に落ちてくる。

ああ、本当に暗くなってきたぞ。駅まではまだまだだ。
ちなみに、左上の輝点は宵の明星、金星。

さあ、真っ暗闇の土手を懐中電灯片手に歩いた歩いた。
で、やっと駅にたどり着いた・・・・・
関東鉄道常総線「小絹駅」 無人駅である。

ついて程なく電車が来た。

今日も綺麗なものをたくさん見られた。
いい日だったな。