我がいとしの愛車、サンバーが不調。
時々ではあるが、キーを回してもエンジンがかからない。
原因を色々考えてみる。バッテリーは変えたばかりなので
低電圧ではなさそう。ではエンジンを直接かける「セルモーター」か。
いや、うんともすんとも言わないから、これも△。
走行中に時々、オーディオ等の電装系が、(瞬間的に)切れる
ことを思い出した。すぐに戻るので気にしていなかったが。

「もしや・・・・」

ネットでいろいろ調べる。この車種では、極めて有りそうな
故障事例が幾つか見つかった。キーシリンダーの奥にある、
「イグニッションスイッチ」だ!ここはロータリースイッチに
なっており、キーで回転させることで「ON・OFF」をしている。
最後まで回転させると、セルモーターのスイッチが入り、
エンジンをかけることになる。ここにトラブルがあると、上記
のような症状がでる。さっそく分解だ!
下 愛車サンバートライディアスⅡのキー周り
キー周り

さっそく、パネルをはずす。中はこうなっている。
あけると 
このキーを差し込む「キーシリンダー」の奥に
問題の「イグニッションスイッチ」が付いている。
赤丸の中が、イグニッションスイッチを止めているネジ。
このネジ一本で固定しているのだ。
と・こ・ろ・が・・・・
写真を見てわかるように、ドライバーを差し込む
スペースがない!せまい、狭すぎるのだ!
ね、ネジが・・・
というわけで、狭いところ作業用のドライバーを買ってきた。
ケーヨーD2で「698円」、うん、まあ許せる金額だ。

狭い所でも大丈夫 

で、さっそくネジを回して取り外す。
やっとネジがはずせる 
これが取り外した「イグニッションスイッチ」
けど一見したところ問題無さそうだなぁ。
綺麗だしなぁ。だけど、中は金属カバーがかしめて
あって、分解できない。どうせこの新しいイグニッション
スイッチはスバルからもう買ってあるから壊してもいいか。
見たい、どうしても中が見たい!見たいよう。
(はい、私は子供の時から、周りの機械ものをすべて
分解しまくっていた子供でございました。)
イグニッションSW 
で、もって、細いドライバーでかしめてある部分を強引に
こじ開けて中を確認。すると・・・・やはり赤丸のところが
焦げている。ここが不導体となってしまって、電流が
時々流れなかったと思われる。ああ、素晴らしくすっとした。
この部品、たかが2000円程度である。この、ちょっとだけ
焦げてしまったことで、車が動かなくなり、大騒ぎになって
しまうのだ。このあと、この部品を新品に交換し、車は何事
もなかったように動いている。ほぼ、原因が特定され修理
完了と言って良かろう。万一、同じトラブルが再発したら
今度はセルモーターを交換してみよう。こっちはちょっと
部品が高くてリビルト(再生部品)で1万ちょっとぐらいです。
分解