昨日は、風が強かった。こういう時は、風を受けに土手に行く。空気も澄んで
景色が綺麗だ。
と言うわけで利根川の土手に向かう。遥かなたにくっきり筑波山が見える。
強風の中、てくてく筑波山を見ながら歩いていると、名案。
「そうだ!今夜はこのまま晴れそうだから眼前に見えている筑波山に
星を見に行こう!」
と言うわけで早めに帰宅。
晩飯食って、望遠鏡を車に積んで夜10時に出発だ~!
家から筑波山の観測地点まで1時間ちょっと。ただそれほど空は良くない
(周りが明るくて星が見えない。)ので最近はあまり行ってなかった。
というわけで、現場付近では迷う迷う。結局観測ポイントについたのは
12時ごろだった。
そして、空は・・・・・どういうわけかドン曇。ああ、せっかく来たのに。
しかたないので、夜景を見ることに・・・・
筑波山の夜景は本当に綺麗だ。
まるで宝石箱をひっくり返したようだ。
つい、数時間前には土手からこの山を眺めていたのに、今はその山の
頂上付近から美しい夜景を眺めている。
ああ、あの1つ1つの光の元に、きっと人々の生活があって、私の知らない
いろいろな物語が紡がれているのだなぁ。
ちょっと感傷にふけるのであった。
で、たっぷり夜景を堪能して帰路についたのであった。と・こ・ろ・が・・・・
帰る途中、夜道をずっとぴったりパトカーがついてくる。
どう見ても私に用事がありそうである。車を止めると3人の警官が・・・・
「何やってんの?野田ナンバーの車がうろうろしていると通報が
あったんだよ。免許書は!」
いったい、何時から捕捉されていたのだ!筑波山くんだりを野田ナンバー
の車が走っちゃいかんのか!
「星、星を見に来たんです。車の中の望遠鏡を見て下さい!」
ああ、水戸黄門の印籠よろしく、立派な望遠鏡が天体観測以外に
はじめて役立った瞬間であった。
で、警察官たちに釈放され5分走ったころだった。なんか焦げ臭い。
なんと、エンジン警告ランプがつきっぱなしに。テンプメーターが上方に
張り付いてる!オーバーヒートだ。
「あの警官たち、何かやりやがったか!いや、きっと彼らは警察の
格好をした宇宙人で、何かの電磁波を放出したのか!」
あまりの出来事に、現実逃避、完全妄想モードに入る。
この後は本当に大変だった。とにかく、アイドリングでエンジンを冷し
温度が下がると走る、上がると止めるの繰り返し。
もちろん高速なんか入れるわけもなく、下道の国道6号を延々と
止まったり走ったりで家に着いたのは午前3時でございました。
後ろ走っていたダンプの運転手の方々、ご迷惑をおかけしました。