ふとしたきっかけでロンドン留学中という若いお嬢さんと知り合いになる。デザイナーの卵でたまたま帰国中。別れ際に「私、塾長さんのファンになりました～これからもよろしく～」と・・・・・
「う～ん、ちょっと変わった方だなぁ。キワモノ好きなご奇特なお方なのか」と思っていたら、3日後電話。
「私の友達たちにも宇宙の話、してください！」と。
まあ、数人の女子たちに宇宙の話をするのも悪くはないか。渋谷の駅まえ、日曜夜8時から、というのが気にはなったが、二つ返事で引き受けた。
さて、前日の土曜日に彼女からメール。
「塾長の宇宙の話聞きたいって、友達が60人以上集まってます！」
「ぐ、ぐぇ！」 逃げよう・・・・・・
とは思ったが、ドタキャンはまずいと、腹をくくって行くことにした。「絶対にそれ以上増やさないで！」と念押しは忘れなかったが・・・・
さて、渋谷駅まえのそのビルの扉を開けるのにはかなりの勇気がいた。「もしかしたら、白装束の方々が、座禅を組みながら空中に浮いていたらどうしよう。」とか、「甘い香りの紫煙が充満していたら即逃げよう。」とか。
しかし・・・・あけてびっくり、こんな方がお出迎え。
なかわかなり広いワンフロアーで、宇宙感満載、いってみれば、「プロ」が作った学園祭高級バージョン、であった。そこになにやらハイセンスな感じの若者がひしめいている。
「みんな、先生が来てくれたよ～」
例の彼女がみんなにふると
「うぉぉぉぉぉぉぉ！」とみなさんの雄叫びが・・・・・
な、泣きたい。
下の写真は彼女が僕を紹介しているところ。
このおしっこもちびりそうな極限状態で、私は最後のカードを切った！
「すぐ戻る！」と言い残してビルを出て、一番近くのコンビ二に行き、ビールをしこたま買い込んだ。
みんなの前に戻ると一気に飲み干し、
「単なる、場末の飲み屋でくだ巻いている怪しいおっちゃんどぇ～す！話が面白くなかったら、どんどん帰ちゃっていいからね～」
さて、酔っ払いおやじに怖いものなし。あとは、宇宙のはじまりから宇宙の構造、ダークマター、ダークエネルギー、ヒッグス粒子等の最新学説と、エッチで怪しいおやぢギャグをちりばめ、マシンガンのように語りまくった！いや～、素直な青少年少女たちには、こちらが申し訳ないほどうけまくりました。知らない人が外から見たらこんな感じか・・・・
「あれ？見たこともない珍獣が、若者たちの前でなんやら芸やっとる！1人（一匹）サーカスや！けど、うけとるうけとる！珍獣も、顔赤うしてなんか楽しそうやん！」
結局この方たちは彼女と同じ学校をでた同窓の集まり、ほとんどみんなクリエーターの若者たちなのだそうです。どうりでみんな垢抜けた感じの子ばっかりだったんだ。なんでも宇宙に関するイベント「宇宙図書館」なるものを企画中に私にたまたまめぐり合ったようで。結局この後、飲み会に突入。ほとんど終電ぎりぎりまで飲みまくったのであった。下は最後まで残った方々との記念写真。真ん中でヘルメットかぶってグラス傾けてる変態おやぢがわたくしでございます。
