誰にでもできるセミナーでの資料の作り方と話し方テクニック | おとなの大学 江戸スタ(初心者のIT&ビジネス勉強会in東京)

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■セミナーで大事なこと

セミナーで講師デビューをしようと思ったとしても、たんに話をしても意味がありません。
セミナーを開催する場合に重要なことは、そのセミナーは何のために行うのかということをしっかり考えるということです。
 
『誰に何を伝えて、どう行動して欲しいのか』
 
自分の話したい内容を必要としているのは誰なのか?
そして、その人は何に悩み、どうなりたいと思って参加したのかを考えてみましょう。
 
そういう人にどう行動して欲しいのか?
自分が得たい結果を明確にイメージしておくということです。
 
そのためには、そういう人に何を伝えればいいのか?
既存の方法に捉われる必要はないので、結果につながる情報をしっかりと伝えましょう。
 
目的を明確化したら、あとはその目的に則したコンテンツを用意していくだけです。
この目的をブラしてしまうと、内容もブレてしまいますし、そもそも何のためにやるのかも分からなくなってしまいますので、注意してください。

 

 

■失敗するセミナー、成功するセミナー

セミナーが成功だったのかどうかは、聞き手である参加者さんの満足度がすべてです。
ということは、参加者さんが何を求めて参加をし、何に悩み、どうなりたいと思っているのか。
そして、どういう伝え方だと理解しやすいかということを自分事としてしっかりとイメージしなければなりません。
 
セミナーを勘違いして講演会のように、自分が言いたいこと、伝えたいことを押し付ける方もいらっしゃいますが、それでは参加者の満足度は上がらないと思ってください。
 
では、参加者を自分事としてしっかりイメージするためには、自分の言いたいことや伝えたいことを参加者さんを主語にして言い換えてみましょう。
そうすると、自然と参加者の視点で考えられるようになるはずです。
 
そしたら、今度は参加者さんはどうなりたくて参加されたのかを考えてみましょう。
つまり、参加者さんのゴール地点を設定するということです。
 
ゴール地点さえ決まれば、参加者さんの時間を無題に奪わないように最短距離でその場所に辿り着けるように逆算して、解説する順番を考えていくだけです。
 
そして、その理解を促進するために資料を作る訳ですが、別に伝わるのであれば、1枚だって構いません。
仰々しい資料を作って満足してしまう講師の方もたまにいらっしゃいますが、それでは参加者の満足度は上がりませんよ。
 
伝えるべきことが、一番伝わる方法を選択してください。
 
ちなみに、おススメなのは、こんな感じです。

  • 1枚にワンメッセージの資料→スライド用に最適
  • 一字一句正確にまとまた資料→配布用に最適

 
ただこれも、参加者と講師次第だったりもしますので、正解はありません。

あくまでも形ではなく、参加者の満足度を意識するようにしてください。
 

 

■分かりやすいセミナー資料の作り方

セミナーで登壇する場合、セミナー資料を作る人もいれば、作らない人もいらっしゃいます。
これが講演会であれば、どちらでも構いませんが、セミナーであるのなら、資料を作っていった方が分かりやすいですし、お得感・満足感も得られやすいです。
 
セミナー資料は、説明する論理展開が重要です。
代表的な論理展開には、次のようなものがあります。
 

●DESC法

  • Describe(客観描写)
  • Explain(詳細説明)
  • Suggest(提案)
  • Consequence(結論)

 

●PREP法

  • Point(結論)
  • Reason(根拠)
  • Example(具体例)
  • Point(再結論)

 
伝えたい内容やセミナーでのスタイルなどに応じて使い分けたり、カスタマイズしたりしましょう。
 
作った資料を配布する場合は、必ず、A4で配るようにしましょう。
A4に印刷するスライドの画面は、1画面でも、2画面でも、4画面でも構いません。
読みやすいことと、メモをしやすいことを優先して考えてみましょう。
また、スライドだと黒地の方が参加者は見やすいですが、配布資料は白地の方がインクの無駄がなく、メモも取れるのでお勧めです。
あと、配色ですが、あまり色をゴチャゴチャ使わず、3色程度にして、重要なところに赤を使うぐらいにしてください。
 
図は、ビジュアルで見せた方が分かりやすい場合に使います。
意味なくイメージの写真やイラストを使いすぎるとゴチャゴチャして鬱陶しくなりますので、注意しましょう。
 
最後に文字ですが、タイトルや見出しは視認性を考え、16文字を目安にまとめるようにしてください。
文字が多すぎると、参加者が読むことに意識がいってしまいますので、あまり多すぎないようにしましょう。
強調したい部分は数字を出して訴求したり、文章を体言止めにすると効果的です。
 
基本的な部分をしっかり押さえて、あまり凝り過ぎないようにしましょう。
大事なのは、資料より話のないようですからね。
 

 

 

■当日の必勝テクニック

セミナー資料が完成したら、あとは当日に話すだけ。
でも、空気ができていないのに、いきなり内容を話し出しても、うまくは伝わりません。
まずは、最初に自己紹介や話す内容の概略を伝えながら、参加者の雰囲気を和らげるようにアイスブレークしてください。
この時に、全体のタイムテーブルや話す内容の構成、質問のタイミングなども一緒に説明しておきましょう。
  
内容に入っていくと、あなたの話しがスライドを読むだけだと寝られてしまうこともあるでしょう。
そういう場合は、あえて沈黙してみたり、間をうまく使って注意を引いてみてください。
参加者に何かを問いかける場合は、スライドを消してみるというのも有効です。
早口になる人は、スライドを指差しながら話すと、緩和されます。
 
話すときは、「え~」「あの~」といった、言葉のヒゲに気を付けましょう。非常に聞き取りづらいです。
 
セミナーが終わったら、スライドは消さずに最後のページを見せ続けておきましょう。
最後のページには、参加者へのメッセージを書いておいても構いませんし、次回の予告や特典の応募先などにしておくと次の集客へと活かすことも可能です。