■AdWordsでコストパフォーマンスを上げるには
検索結果に表示される広告であるAdWordsは有料広告である以上、出稿する場合はできるだけコストパフォーマンスを上げたいものです。
しかし、そうは言っても、何をどうやってコストパフォーマンスを上げればいいのか、そもそも、コストパフォーマンスを上げる方法なんかあるのかについて書いていこうと思います。
では、まずコストパフォーマンスを上げるということはどういうことなのかについて書きます。
AdWordsはクリック課金型なので、クリックされない限り課金はされませんが、クリックされない以上、売上にもなりません。
ということは、まずはクリックされることが大事になります。
クリックされるには、検索結果に表示されるいくつもの広告の中で一番上に表示された方が有利です。
一番上に表示させるためには、入札単価の高い方が有利なので、コストパフォーマンスを上げるのは無理だと思っていませんか?
実は、検索結果での広告表示順位は、入札単価ではなく、広告タンクです。
で、その広告ランクというのは、入札単価×品質スコアで決められます。
つまり、入札単価が低くても、品質スコアさえ高ければ、いくらでもコストパフォーマンスを上げることが可能だということです。
■AdWordsの品質スコアを上げるには
検索結果での広告表示順位は、広告タンクで決められており、その広告ランクは、入札単価×品質スコアで決められます。
つまり、品質スコアさえ高ければ、入札単価が低くても上位表示が可能なのです。
つまり、コストパフォーマンスの高い広告運用をするためには、高い品質スコアを獲得することがポイントということになります。
そして、その品質スコアを上げるために重要なのがクリック率と広告の関連性です。
●クリック率
そのキーワードを検索した人のうち、何人がクリックしたのかということになります。
このクリック率を上げるためには、商品・サービスの魅力を70文字の広告分に入れることです。
内容をしっかり伝えるために、5W3Hで書くと良いでしょう。
あとは、競合の広告文も参考にしながら、選ばれる文章に仕上げていきましょう。
●関連性
設定したキーワードと広告の内容の関連性が高いかどうかです。
そのためには、設定したキーワードを広告文の中に盛り込むということも重要ですが、いろいろなキーワードから1つのランディングページに誘導するのではなく、設定したキーワードの数だけ関連性の高いランディングページを夭死するということも重要になります。
■AdWordsは出した後が大事
広告は、自分で管理するのであれば、出稿してからも小まめにメンテナンスをする必要があります。
まずはインプレッション。
出稿後、しっかり表示され続けているかということです。
広告が規約に際どい場合、たまに途中で止まっていることもあります。
広告での集客に依存している場合は、死活問題になりますので、注意するようにしてください。
次はクリック率、CPA、コンバージョン率。
これらは、問題として広告の設定の場合とランディングページの問題の場合があります。
広告の設定が入り口なら、ランディングページを出口と考え、そこがしっかりリンクされているかということを意識してチェックしてみましょう。
チェックする上で、とくに重要なのがキーワードの設定です。
完全一致だと狭くなりすぎてしまいますし、部分一致だと無駄なクリックが多くなります。
なので、部分一致で設定しておきながら、除外設定で無駄なクリックを誘発しそうなキーワードをどんどん除外していきましょう。
最後はインプレッションシェア。
インプレッションシェアというのは、設定した広告の通信簿のようなもので、検索回数に対してどれぐらいの確率で表示されたかを出してくれます。
つまり、機会損失をしていないかをチェックするための指標です。
この数字をチェックして、予算を検討するべきなのか、広告ランクを改善させるべきなのかを検討するようにしてください。
このメンテナンスを小まめにやっていくことで、どんどん広告の精度があがっていくはずです。
■成約率と予算管理
広告の精度が上がってきたと感じたら、今度はお金を突っ込んで大きく売り上げを伸ばしていきましょう。
広告の精度が上がっていないうちに大金を突っ込んむのは愚の骨頂ですが、逆に広告の精度が上がってきたのであれば大金を突っ込まないのは無駄過ぎますからね。
そのためにも、それぞれの数字を上げる工夫も大切ですが、予算管理も広告を運用していく上では非常に重要な要素となります。
利益とクリック率、成約率を鑑みて、どれぐらいの広告費を投入できるかは常に意識するようにしてください。
ただし、ネット通販のようなビジネスなら在庫がある限り、広告を出し続ければいいですが、そうではない接客を伴うビジネスの場合、サービスの質が落ちない上限を決めておかないと、大量に集客しても悪評が広がりかねないので注意しましょう。