八ヶ岳 テント生活編
前レポはこちらから・・・
初日をガツガツ歩いてきて・・・
いよいよ初めてのテン泊のはじまりはじまり~
えどりん達が行者小屋に着いたのは早かったらしく、
テントを設営したのは、ほぼ一番乗りでしたが・・・
(左がドリンさんテント、右がえどりんテント。ちょっとフライがよれてる・・・後で直したけどね)
一日歩いて帰ってきたら、周りにはいっぱいご近所さんが・・・
(えどりん家、一番右奥です)
テントって集まるとカラフルですね。
そうそう、後から知った事なのですが・・・
この時、同じテン場に・・・
あっこさんとひろさん がいたらしいのです
ほんと、ビックリ
えどりんはブログを始めたばかりだったし、
あっこさんとひろさんとも交流しはじめたばかりだったし、
わからなかったのもしょうがないけど・・・
でも、惜しかったなぁぁぁ~
バッタリできてたら、きっとすごい嬉しかったんだろうな~
またどこかで会えたらいいですね、次回に期待
さぁさぁ、テントでくつろぎましょう
荷物を降ろして、登山靴を抜いて、
フー・・・
なんか、歩いて帰ってきて、我が家があると・・・
なんかすっごい嬉しい~
テントってやっぱり自由だな~
自分ですべての時間も決められるしね。
改めて見ると、横岳のギザギザすごいなぁ~
いつものオートキャンプでも感じるけど、
テントに泊まるのって、自然と一体化できるような気持ちになります。
だって、一歩外に出ると・・・
そこは大自然
しかも、今回ここは山のド真ん中。
夜には山に抱かれるように眠りにつくのかしら・・・
ウダウダとくつろいでいると、眠気が
本気で寝入ってしまいそうになるので、
夕飯の準備にとりかかります。
えどりん家の出発前の不安のひとつに、食事がありました。
今までバーナーでラーメンやちょっとしたものは作ったことがあっても、
山での本格的な自炊は初めて。
ドリンさん達と相談したけど、雨が降ったら自分達のテントで食べることになるかもしれないので、
結局別々のメニューを用意して行くことに。
ドリンさん達は、お得意の「味噌キムチ餃子鍋」にするとのこと。
アイデアが思い浮かばず、困ったえどりん家は、本やHPに頼ることにしました。
そこで出会ったメニューが・・・後ほどのお楽しみ
さて、寝床も整ったので、
いよいよドリンさんチームとの合同ディナーです
こうゆうのが楽しいのよね~♪
テントの中間に宴会場を設置して、お互いに、調理にとりかかります。
と、ところが・・・
なんと雷がゴロゴロと鳴り出してきたのです
え~
せっかくこれからっていう時にぃ~
しばらく様子をみたけど、雷はドンドン近づいてきます。
そして・・・
とうとう雨がポツポツと降ってきてしまいました
しかたなくあきらめて、各自のテントに引っ込むことに・・・
(途中、一度止んだのでまた外に出たけど、結局ダメだった)
お天気を恨んでもしょうがないので、テントの中で調理再開
えどりん家の用意したメニューとは・・・
チーズフォンデュでした
ドリンさん達とはスイスで出会ったということで、
チーズフォンデュは思い出の料理
今まで一緒のキャンプでも、チーズフォンデュをやったことがありました。
やっぱりドリンさんと一緒といえば・・・これで決まりでしょ
(つーか、シェラメシ本のパクリなんだけどね・・・)
本格的なスイスチーズはとてもお高いので、今回は安いチーズで代用。
しかも、えどりんが事前に白ワインのミニボトルを買うのを忘れ、
途中のコンビにで購入した、りんごのスパークリングワインで代用
【材料】
フォンデュ用チーズ(なければ、とろけるチーズでも可)
白ワイン
具材:フランスパン、ウィンナー、アスパラガスなど
アルミホイル
【作り方】
①ウィンナー、アスパラガスを茹でる
②アルミホイルをコッヘルの内側に敷く(焦げつき防止)
③チーズに少量の白ワインを入れて、火にかけてのばす
以上、超簡単に出来上がり~
それでは・・・
いただきまーす
うまーいっ
味もそれなりに美味しいけど、
それ以上に・・・
こんな山の中でチーズフォンデュっていう雰囲気にヤラレマシタ
今まで試した中で、ウィンナーとアスパラは美味しいと証明済み。
こちらも美味でございました~
材料を半分渡していたドリンさんのテントの中からも、
同じように嬉しい悲鳴が聞こえてきましたよ
ヨカッタヨカッタ。
そして、ドリン家特製「味噌キムチワンタン鍋」がデリバリーされました。
こちらも最高に美味しい~
絶妙な味付けです!
やっぱり鍋はいいね~、具沢山だし、スープで温まります。
きわめつけは、卵雑炊で〆るなんて・・・
ちゃんとさとうのゴハン&生卵を持ってきてくださったのです。
ホントにここは山の中なのでしょうか
食事を充実させようとすると、必然的に荷物が重くなる。
今回はテン泊でもベース型なので、重い荷物も頑張れば持ってこれます。
これが縦走となると、そうなはいかないですよね。
軽量コンパクトを重視しないとね。
実際、えどりん家のザックには、無駄なものがいーっぱい。
水場があるのに、大量の水とか、
食べきれないのに、たくさんの食料とか、
無駄なお菓子とか・・・
そりゃ、ザックも重くなるわな。
ドリンさん達はザックがひとまわり大きいのにえどりん家より軽い。
さすがベテラン、無駄なものがなく、必要なものが揃っていました。
もっと研究して、快適かつ充実した山旅を目指すぞー
お腹いっぱいになり、幸せなひとときを過していたら・・・
なんと雨が上がりました
今さら・・・
もっと早ければ、一緒にゴハン食べれたのにぃ~
ま、おいしかったから、良しとするか。
夜も更けてきたので、(といっても7時くらい)
それでは寝る準備です
マットの上にシュラフを出して・・・
もぐりこみます。
ふんふん、暖か~い
マットも2重にしているため、地面の固さも気にならない。
快適に眠れそうだわ
早っ!!!
えどりんも追いかけるように眠りにつきましたが・・・
しばらくして・・・
ピカーッ
ゴロゴロ、ドッカーン
ザーザー
しかも、かなりヒドイ感じで・・・
目をつむっていても、目の前が真っ白になるくらいのイナズマの光。
地面に響き渡るようなカミナリの音。
フライシートにあたる大量の雨音。
普段は雷があまり怖くないえどりんですが、
大自然の中に、たった布切れ2枚の中にいるわけですよ。
今にも近くに落ちるんじゃないかとめちゃめちゃドキドキして
眠れませんでした・・・
でも、いつの間にか眠りについていたらしく、
気がついたら翌朝でしたけどね。。
テン泊初日にして、
すごい大自然の洗礼を受けました
八ヶ岳 1日目(後編)
1日目 美濃戸山荘 6:10 ~ 行者小屋 8:10- 9:15 ~ 地蔵尾根
~ 地蔵仏 10:20 ~ 横岳 11:35-12:00 ~硫黄岳 13:15
~ 赤岳鉱泉 14:30 ~行者小屋 15:20(テント泊)
※コースタイムは休憩・写真撮影含む
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ではでは、地蔵尾根から横岳・硫黄岳の花旅がはじまります
横岳・・・すごく気になっていたんです。
以前、展望荘に泊まった時に、夜に宿泊者向けに「高山植物スライドショー」の鑑賞会をしていただきました。
その時、横岳にはお花がいっぱいさいている、ということを知ったんです。
岩稜歩きも楽しそうだし、お花もいっぱい見れるなら、絶対行かなきゃー
と・・・5年も経ってようやく実現いたしました。。
歩きはじめてすぐ・・・
ほんとーにお花がいーっぱい
まずは、女王コマクサ
朝露に濡れてきれーい
ミヤマツメクサ
チシマギキョウ
ミヤマダイコンソウ
このあたりから、えどりんは写真を撮りまくり
全然先に進まない・・・
今日はドリンさんチームと一緒なのに・・・
ひで氏はちょいとイラッとしている。。
ああ、ごめんなさい
(でも、結局撮り続けてている・・・)
先を行くドリンさん達を追いかけます。
どんどんお花が現れます。
イブキジャコウソウ
シロウマオウギ
ミヤマミミナグサ
ハクサンイチゲ。終わりかけ・・・
ミヤマオダマキ。綺麗だなぁ・・・
岩がゴロゴロ。迫力あります。
オヤマノエンドウ
そして・・・
景色を眺めながら、おにぎりタイムです
横岳を出発して、硫黄岳へ。
クライミングしている人がいました。
画像ではちょっと見えないですね・・・
横岳頂上から少しの間、岩峰がすごいです。
楽しんでます
岩稜を過ぎると・・・
待っていたのは・・・
ホント、ここからすごいことに・・・
ここぞとばかりにいっぱい撮ります
こんなコマクサだらけがどこまでも続く~
なんて可憐なんでしょうね・・・
長いコマクサゾーンを抜けると・・・
硫黄岳山荘に到着です。
中でバッチのお買い物をしていると・・・
ん?
荷揚げのヘリがやってきました~
小屋の中から観察!
外はヘリの風でスゴイことになってます。
こんな間近でヘリを見たのは初めて
いつも山小屋にはお世話になってます。
感謝を忘れないようにしないと、ですね。
小屋の前に、真紅のコマクサもありました。
横岳、赤岳、阿弥陀岳
ここからの眺めは最高ですね
北に目を向けると天狗岳、奥には蓼科山が見えています。
裏側はこんな爆裂火口が。スゴイ・・・
さて、下山に入ります。
赤岳鉱泉目指して、レッツゴー。
振り返ると、硫黄岳のどっしりとした姿が。
しばらくすると、樹林帯に入ります。
沢まで下りてくると、横岳があんな高く・・・
さて、愛しの我が家まであと少し。
行者小屋まではここから45分、もうひとふんばり、がんばりましょー
あれ?
思ったより、けっこう登るんですけど・・・
最後にまた汗ダラダラになりました。
ようやく、行者小屋に帰ってきました~
今日はよく歩いたなぁ、けっこうヘロヘロです。
でも、すぐにつくろげる我が家があるって、素敵
かーなーり歩いたので、みんなでご褒美
おでん・・・おいちそう!
男性陣は、ビールにおでん
女性陣は、八ヶ岳高原アイスクリームで疲れをとりました。
そして、おたのしみの夕食タイム・・・ですが、
つづきは、八ヶ岳 テント生活編
へ・・・
八ヶ岳 1日目(前半)
八ヶ岳(やつがたけ)
長野県・山梨県 2,899M(赤岳) 日本百名山
2008年 7月26日(土)~27日 1泊2日
1日目 美濃戸山荘 6:10 ~ 行者小屋 8:10- 9:15 ~ 地蔵尾根
~ 地蔵仏 10:20 ~ 横岳 11:35-12:00 ~硫黄岳 13:15
~ 赤岳鉱泉 14:30 ~行者小屋 15:20(テント泊)
2日目 行者小屋 5:45 ~ 中岳道 ~ 中岳ノコル 6:30 ~ 阿弥陀岳 6:55
~ 中岳 8:00 ~ 赤岳 9:00-10:00 ~地蔵尾根
~ 行者小屋 11:20-12:20 ~ 美濃戸山荘 14:00
※コースタイムは休憩・写真撮影含む
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
前レポはこちらから・・・
いよいよテン泊デビューの山旅がやってまいりました
前日からえどりんはワクワク・ソワソワ。
今回はドリンさんチームと一緒なので、テンション上がりまくりです
八ヶ岳は2回目。
5年前に行った時は、登山暦2年目でした。
ある意味、えどりんが山にハマッタきっかけになった山。
そして、今回のテン泊デビュー。
第2ステージも、また八ヶ岳から始まった感じです
美濃戸山荘前で、ドリンさんチームと待ち合わせです。
久しぶりの再会に、えどりんは興奮しまくり
それにしても、えどりんとひで氏とのこの荷物の違い。
(結局、えどりんは大きいザックを買ってもらえなかった・・・)
なんだか無駄なものをいっぱい持って来ているような・・・
行者小屋までは2時間。はたしてひで氏は持ちこたえるのか???
ではいよいよ出発でーす
南沢沿いを進みます。
なんか道がいくつもあったりして・・・
途中???、と迷いながら森を歩きます。
大きな岩がゴロゴロ
トトロやコダマがいるような・・・
深い森に癒されます。
以前登ったときは、行者小屋までわりと平坦だった気がしてたのに・・・
けっこう前半戦は登ります。
こんなんだったっけ~??
テン泊の荷物は、やっぱり重いなぁ
あれ?こんな低いところにもナデシコが!
キバナノヤマオダマキ
あれ?そういえば・・・
ひで氏が静かだ。
いつもは無駄にお喋りしながら歩くひで氏ですが、今日は無口。
しんどそうな顔してますが、頑張ってます。
ようやく、河原に出ました。
ここからはわりと平坦、なはず。
もう一度森を抜け・・・
行者小屋到着~
5年前の記憶がよみがえります。
記念にパチリ。
では、さっそく受付をして・・・
テント設営~
あっという間にできちゃいました。
普段、オートキャンプ用のテントを設営しているからか、
ほーんとラクチン
これが、雨ならまた違うんでしょうが・・・
さてと・・・
ここで作戦会議です。
ドリンさん達との計画では、えどりん家のテン泊デビューということもあり、
1日目・・・阿弥陀岳、赤岳に登り、行者小屋にテン泊
2日目・・・まったりテンを撤収し、温泉&ゴハン
という、のんびり登山プランでした。
この時点での天気は、曇りでいまいち
上の山の姿はほとんど見えていません。
天気予報でも、午後は崩れるらしい。
が・・・
硫黄岳、横岳に登ったことないえどりんや、
八ヶ岳初めてのひで氏や、
硫黄岳は今コマクサがすごいらしいという情報や、
バリバリ登山家のドリンチームさんの熱意などにより・・・
せっかくだし、やっぱり全部登りたいよね~
ということになり・・・
結局、
1日目・・・横岳、硫黄岳
2日目・・・阿弥陀岳・赤岳
というガツガツ登山コースプランに変更になりました~、エヘヘ。
でも、このコースだと、せっかく稼いだ標高を次の日また登りなおすんですけど??
はい、では地蔵尾根に向かって横岳・硫黄岳登山のスタートです。
無駄な荷物はテン場に置いて、ここからはディバッグなのでラクチン
でもストックを使いたかったので、ひで氏にえどりんのザックをおまかせしました
ここからは等高線に対して真直の登り。
ガンガン標高を稼ぎます。
行者小屋が見えたー!
我が家くんも発見。
フと顔を上げると、横岳のギザギザが。
一番左は、小同心かな?
そして、引き続き登りまくります。
あっという間に、こんなに高いところまで来ちゃいました。
しばらくしたら、森林限界を超えて、急なハシゴやクサリ場の登場です。
このあたり、すごい懐かしい
5年前は、初めてのクサリ場で怖かったなぁ。
でも、今日は全然怖くない。
7年で、少しは成長してるのかしら~
お地蔵さん、こんにちは!
わぁー、晴れてきた~
横岳も。
すっごい岩がゴツゴツ。カッコイイ!
そして・・・赤岳もバッチリ
5年前に宿泊した展望荘が~
地蔵の仏に到着です。
晴天なり
尾根の反対側は、野辺山方面が見渡せました。
いよいよここから、
横岳・硫黄岳のお花見ルンルンの稜線歩きが始まります