クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝。 | 江戸の杓子丸

江戸の杓子丸

化け猫 杓子丸の大江戸見廻覚書




「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」

96分 日  1994年

監督 本郷みつる

製作 茂木仁史 太田賢司 堀内孝
原作 臼井儀人
脚本 原恵一 本郷みつる
音楽 荒川敏行
撮影 高橋秀子
出演 矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 真柴摩利 
    山田妙子 紗ゆり こおろぎさとみ 宮内幸平 ほか



【完全ネタバレ】



じじいは 表札より いきなり(笑)。☆☆☆★★



〔ストーリー〕
 福引きで海外旅行を当てたしんのすけ。家族一同大喜びで南の楽園・ブリブリ王国を訪れるが、実はホワイトスネーク団の罠だった。

 謎の二人組によって誘拐されたしんのすけが出会ったのは、自分とそっくりなスンノケシ王子。
ふたりは、ホワイトスネーク団が狙う伝説の宝物を手に入れるためにそろえられたのだった・・・。





劇場版第二弾。

原作者である臼井儀人から「第2作はインディ・ジョーンズ風のアクション映画にしてほしい」という要望で舞台が決定された、そう。

なるほど、それっぽい物語。



悪の組織ホワイトスネーク団は、しんのすけを誘拐しようと画策するが、それはブリブリ王国の秘宝を手に入れるためだった。


ブリブリ王国のスンノケシ王子はしんちゃんにそっくりで、この二人は王国の隠れし財宝への、文字通りカギとなる。

人間が門を開けるカギになるっていうのは面白いな。




しんちゃんの両親みさえとひろしが突然ミュージカルを始めたり、劇場版シリーズでは何故かいつも悪役はオカマである事が多いんだけど、しんちゃんとの噛み合わないやり取りといった全編にわたる細かいギャグがあいかわらず楽しい。


秘宝の壺から現れるぶりぶりざえもん風の魔人、黒ブリブリの顛末がちょっとディズニー映画「アラジン(1992)」とカブるのが気になったな。

クレジットでは、設定デザインに西村博之、湯浅政明、美術設定に星野直美とあるけど、やはり湯浅政明という人によるものなのか、デザインがすごくいい。

少々風変りでありながら、かわいいの要素もあっていい絵だな、やっぱり。



シリーズを通して言えることだけど、格闘などのアクションシーンがどれも見事でかっこいい。

なんか日本アニメの底力を感じる。



ひろし「事実は小説より奇なり、だな。」

しんちゃん「じじいは表札よりいきなり、って何、とうちゃん?」

ワロタ(笑)