いきなり はじめます😅
 納涼歌舞伎もとうとう、千穐楽も終え、来月初日も迫ってますので、無理くり公開します。
 何卒ご容赦くださりませ。
 
 
 ⬇️一ヶ月ほど前に入力したのものも、長過ぎて読み返していると寝てしまうので、そのまま公開します🙆🏻‍♀️💦
 
 皆様も こんなアホ猫お相手せず、適当なところでお切り上げくださりませ🙇🏻‍♀️💦💦



 
 こばんは🌙  こんにちは…
 
 皆様お元気でお過ごしでしょうか…
 
 猫は… 人間だった頃は氷上での生活が基本でしたので、暑いのがとても苦手です🫠 ですが歌舞伎やお芝居を観ては活力を取り戻し元気に過ごしております🤗 
 

 さて、今月も歌舞伎座は、コアな歌舞伎好きさんも初心者さんも朝昼晩とバラエティーに富み、夢の玉手箱の中の万華鏡を見ているかの様に様々な輝きをお愉しみ頂けます🤗
 
 

 

 あ、そうそう… 
 後日追記
 この暑さからでしょうか…
 大和屋・坂東玉三郎さんの体調不良ということで 歌舞伎座 第二部“火の鳥”休演とのこと。 大事をとっていだきたいたですね🕊️🕊️🕊️と、入力もしましたが、さらに本日から復帰との事。 と、記したところで、ご回復のお知らせ✨✨✨何よりですね🕊️🕊️🕊️  ここで想いました事は第二部の“火の鳥”の箇所に記します🙂
  

 
 その他に、なんと!今月の上演演目をご覧になられない方々まで、愉しめます
 
 そう! 夏の“アフタヌーンティーセット”  今年も催されてます🎐
クドい様ですが
観劇なさらない方もご利用できます
   
 ここのところ、お時間が無いと言いつつ楽しみました😌
 お籠の中のお菓子は 毎月の御膳に添えられているデザートと同様、料理人さんが毎月、毎月気持ちを拵えてくださっている感じのするお菓子達。 “花籠さんからの気持ち”を味わえます😌
  
 初日の二部始まり前のお時間帯でしたので、そのまま直接、歌舞伎座へ入場できるのですが、猫の事ですので、やはりマイ儀式的に、大暖簾をくぐって入場、観劇をしたい───  一階へ降り、通常通り、立ち止まりもせず、1枚パシャリ。そして、いそいそ そそくさと入場しました。
 
 憧れのお兄様✨Losierさん2つ前の記事にお寄せ下さったコメント 颯爽とした和夫人からは程遠いことでしょう🤭 
 
この画像は初日ではありません😌

 今月は第一部、第二、三部で上演、初日の第一部はどうにも都合がつかず、第二部、三部の観劇。
 第一部は別の日に観劇しました😌
 
 記事は第一部、第二部、第三部の順で駆け足でご案内致します🤗
  
 
 
  
 
 

 あらすじは “男ばやり”で🔍️検索
  
 単純、勢い頼み、見栄っ張り
 まさに当時の江戸っ子の───
 アホらしさ 面白みが描かれている作品です。

  
 朝日奈に 大和屋・坂東巳之助さん。
 何をやっても お上手で、おそらく、おそらくですが、この方、ハイスピードカメラで撮影した動画を再生したとすれば、型の一つ、一つ、前の動作から今の動作へ移るまでの所作ルートが
 最も明瞭で美しく方の中のお一人に上げられることでしょう。 
 最も…ならば、その中の───という複数表現は おかしいのでは?
 ですよね😅
 
 歌舞伎界、 鍛錬に鍛錬をなされていらした方々ばかり。  
 極め努めていらしゃる方々ばかり。
甲乙付け難い 僅差の出来栄えの方々が数名様、連なります。
 
 歌舞伎役者さんのお稽古、鍛錬、修錬…
 本当に 鋼を打ちつける金槌の様に
 トンテンカン、トンテンカン、ただひたすらに魂を込め、寡黙に…地道に打ち込んでいる様子に近いものを感じています。

 
 歌舞伎! ここのところの 歌舞伎ブームにより 
 歌舞伎役者さんのご活躍の場がNHKだではなく、多くのテレビ局、番組でのご活躍により、歌舞伎そのもののご紹介をまま耳になされる方も多いと思われます。
 
 “歌舞伎の古いお話を演じるだけではなく、本来は斬新であった事も伝え、現代の新作歌舞伎とは、歌舞伎本来の姿である”と、いうのは事も認知されてきていますよね。
 
 え? まだ昔から古典しかやらないと思ってましたか? 
   
 確かに 以前は…  以前… 
 猫がまだ人間で、小学生だったころ…
 当時の様子は ついこの間かの様に思い出せます…
 
 昔のお話しかやらない…???
 
 何度も同じ事を記しますが──
 今から45年ほど前あたりには、三代目(先代)市川猿之助さんが 当時大型破りでスーパー歌舞伎を公開した時は物議を醸してましたし、当時のインタビューでは
 “歌舞伎はですね、古い事をやるのが歌舞伎ではなく、新しい事をやってお客さまに喜んでもらっていた、流行の発信源でもあった”『歌舞伎は翔んでたんですね。』と、目をキラキラと輝かせお話なさっいらっしゃいました。 
 
 あの頃の猿之助さんに 立派なおじさま と、見上げた猫は小学生。 想いかえす様子は ついこの間に感じるのに、半世紀近く時は過ぎ───  あの頃の猿之助さんよりも 年上になっています。
 
 今が旬の 甲子園にて熱闘を繰り広げる高校生は遥かお兄さん達とおもっておりますが、え? 図々しい? いぇ、いぇ若ぶったり、幼がったりしたいわけではありません。  自覚との時差です🤭
 現実はアラカン 我が仔猫すら大学生
🎓️  
 100年なんてあっという間なのですね🏹
 
 この続き昭和元年から100年の間に失われた日本の心… は またの機会に😌
  
 あ、お話は  “男ばやり”  へもどります。
  
 江戸っ子  荒っぽいですよね祭
 京の雅やかさ、たおやかさは微塵🤏🏻もなく───
  
 頭に血が昇りやすく😡
     喧嘩っ早い👊🤬
 その実、情に弱く涙もろくて🥹陰で鼻をすすってそうな🤧単純バカ😅
 
 そんな江戸町民のユニークな作品です🤭
  
 歌舞伎界の中でもお芝居上手な中堅…中堅というにはまだ早いですが、お芝居上手もゾロリと揃い夏のお昼を彩ります。
 巳之助さんと対峙する萬屋・中村隼人さん

 猫の目に映る隼人さんとは…
 掴みどころが無いよな、あるよな 不思議な存在の役者さん。 萬屋錦之介さん系列の彫刻で彫り切り立てた様な目鼻立ち… なのに ゴツくなく 甘く優しくも感じる青年。  此度も やんわりとした お役どころ。   
 
 お二人の対比が あからさまで ユニークです。
 
 ゆるりと 芝居見物
    いい時間を過ごしました😌
  
 この感覚も是非とも
    味わっていだきたいたです🎐
  
 
 

 

── お休憩 ──

    

  この日のお昼のお食事時間──

 いつもの様に 花籠さんへと、向かいながら…

 猫、ある事に気付きます───

 

 ん? お食事… お願いしたかしら…ん? 初日のアフタヌーンと、第三部のお食事の他に… お食事… お願いしたから…

 

 お食事受け付けのメールか届く方のスマホは夫の車の中に置き忘れ… 

 本当、バタバタ、バタバタ 移動ばかりでこういうダメ連鎖になるのですよね…

 

 花籠さんへ向かいましたが… ん? 受け付けで確認… やはり お願いししてませんでした🙆🏻‍♀️

 ※開演前の当日受け付けもあります

 

 お弁当を購入しようかしら…と、いう程、お腹は空いていなかったので お土産さん “木挽町”へ…

 そうそう… 八月のお土産といえば…

 そちらも後ほど…

 え? お二階のアレを???

  アチラは初日に撮り収めておりますので…後ほど。 第一部だけ 観劇日ご後になってしまったのですみません🤭

 え、ここで紹介しても 良いのではないか? ですか???

 まー そうですけれど、お楽しみに🤭


 さ、そろそろ お席にもどりますね😌
  
 あ、これこれ 
夏のお土産コーナー“木挽町”といえば
“国技館のやきとり” 
 
 冷めても美味しいです😌
  売り切れ必至! この日も第一部のお休憩の時点で数少なくなってました🤗

  

  
 
 猫…ズルします
 幸さまのブログ まんま ご覧ください😌
 ご出演の御本人様による作品のご紹介です✨✨✨
  
 おかえりなさいませ🤗
   
 
 “猩々”
 二人(ににん)での舞踊はシンクロの美しさと シンメトリーの美しさ
 シンクロの迫力に シンメトリーの迫力 
  
 
 人は一つの現象を見続ける中で規律、規則性を見出そうとする神経があるそうです。  
 勝手な裏付けですが生命維持のためについた本能の一つなのでしょうかね…
  
 あ、そうそう、それ思ういますと───
 猫の勝手な推測ですが、社会で生きにくさを感じそうな人々が一つの物や事柄に拘りその中に、その人なりの規律・規則性を見出していて、それに囚われやすいのも… その人の生命維持のための本能が顕になったものなのかな…ともおもってしまったりします。 ホンマかいなー 
 
 昨今、アニメファンは爆増してますが、アニメファンと、アニメヲタクはコアさが明らかに異なります。そのお話も別の機会に…
  
 
 人が シンクロ、シンメトリー、統一美に 目を奪われるというのは 本能の先 感覚の進化を感じるのです。
 
 あ、作品を観ている時に イチイチそれを感じているのではなくて…
 こうして 改めて なぜ美しさを感じるのか フとした時に思うだけですよ…
 観ている最中は こんな理屈探しなどはしてませんよ🤭🤭🤭  
 なにせ作品に没頭、入り込んでますので、ただ ただ 見惚れております😌
 
 
 演奏の美と迫力… “極み” のセンスをもつ方々の織り成し繰り広げる世界。
 
  
 “団子売”
 先程の猩々を演じられたお二人で続きます。

 高麗屋・松本幸四郎さん
 中村屋・中村勘九郎さん
 お二人共、ご承知の通り歌舞伎役者。
  
 ですが、ですがの 二段階。
 
 あれや これやと 決まり事も多い歌舞伎の役者さんですが、芸の色、味も異なります。 
 ですが、お二人ともシリアスだけではなく、ズッコケ おとぼけ、シュールと お笑いの幅も広い役者さん。
 夏は幸四郎さん・勘九郎さんコンビによるお二人ならでは────
 作品自体はコメディではなくとも 場面にも ちょっとした コミカルさを ちゃちゃっと 見せる 独特の愛嬌がありまして、愉しませてくださいます😌✨✨✨
 どこで そのお顔を見せてくださるのやら ほんとに ちょっと した処なのですよね…  間ですね。 間。
 そうした処でお客様は心をぐっと掴まれる。  
 『役者じゃのぉ』と、呟きたくなります
 🤭
 
 幸四郎さんはモチロン、勘九郎さんまで…  ほーんと いつの間にやら、いい おにさんになってましたね😌
 
  あたしゃ 幸せだよぉ👵🏻
  
 是非 ご堪能下さい✨✨✨
 

 
 
 
 これまた今日も良いものを観ました✨
 今月後半にまた 参ります🤗✨✨✨
 
 

 

 続きましては お日にち前後しまして 
 初日の 第二部、第三部へと続きます

 
 
 




  こちらは 歌舞伎の何がなんだか、さっぱりおわかりにならない方でも
 “歌舞伎観ました” という 作品です。
  
 国立劇場の親子歌舞伎鑑賞会の演目にも度々選ばれる演目で、歌舞伎の醍醐味が盛りだくさん
 人を見ためで判断するとエラい目に遭う────  
 まーそれは それは 本当にひどい目に遭っちゃいますよ〜🙆🏻‍♀️
 🌋怒りまくりのド迫力の八頭の大蛇に追い回されまっせ💨💨💨💨💨
 
 コチラも初日とは思えない程の圧巻のシンクロっぷり。  
 
 七之助さんの雷鎚⚡️表現は現役歌舞伎役者さんのトップクラスです!と、猫は言い切ります😌 猫に言い切られてもねぇ… 
 怒りからの 執念、怨み、怨念中の怨念😱 怖い 怖い🤣🤣🤣
  
 高麗屋・市川染五郎さんが
 この恐ろしい大蛇に立ち向かいます。
 
 染五郎さん まだ20歳になったばかりですのに、この迫力に貫禄ですからね…
 容姿に溺れることも無く、評判に浮かれ傲る事もなく、謙虚で直向き打ち込まれる染五郎さん 美徳の塊✨✨✨
 幅広い層に愛され、モテるわけですね😌 
  
 七之助さんと、
 播磨屋・中村米吉さんは元は姉妹のお話です。 この姉妹の対比もお楽しみいただけますよー 
 
 見せ方 も 魅せ方へと 強い拘りをお持ちの様に感じる坂東玉三郎さんの監修です。  
 
 お話は 基本的な 善玉と悪玉対立 歌舞伎様式ですので 歌舞伎がちんぷんかんぷんの方だとしましても、こちらをご覧に入れれば歌舞伎を観た!120%充実・満足なさることでしょう。


 

 

── お休憩 ──

  


大変長らくお待せいたしました。 

 

歌舞伎座

  
 
 お書きになられた役者さんさえ同じものはお持ちでない。それぞれ無二の一把。
 夏の歌舞伎座にいらっしゃらないと、目にすることのない、その一把です。
 ご贔屓の役者さんの一枚、みつけられましたか?   ご存知かとは思われますが、一応… 
 画像をタップしますと拡大表示できます。 
 
 さ、そろそろ お席へ戻りましょう
  
 

 


 
 この作品は初演にもかかわらず、初日前にチケット完売しました。
 
 猫は松竹さんの歌舞伎会員でして、前売り初日に購入できる特典があるので、その後がどの様な売れ行きであったのかは存じませんが、 大抵の場合、観劇日を控えたある日にお食事を予約する歳に、売れ行きを知る事になります。
 今回は、本当にいつの間に???でした🙂
  
 皆様は“火の鳥”と聞いて、どの様なお話だと思われますか?
 
 
 猫はですね…幼少期からフィギュアスケートとバレエを習い続けていたせいでしょうか…
 
 はたまた 猫の姉は 漫画・アニメ好きな(ヲタクほどではないのですが、漫画家になりたがる程、手塚治虫氏ファンからのアニメ好き)その影響で猫も 昭和のアニメにやや詳しくなり、昭和アニメのいくつか大ファンでもあります。
 
 そんな猫が“火の鳥”と聞いて思う浮かべるのは、ストラヴィンスキーのバレエ曲と バレエ“火の鳥” と、手塚治虫さんの “火の鳥”です。
 
 それで、今回のお話はといえば、でどちらでもあり、どちらでも無かったです🤭 
 
 大和屋・坂東玉三郎さんが繰り広げる“火の鳥” でした。
  
 バレエのお話の方に近いかも。
 
 コチラの記事を公開した、今が、千穐楽を迎えてなければ、 そして この火の鳥をご覧になられるご予定の方は、ここでお別れです。 どうか、新作を潜入なく丸ごとご堪能下さい🙇🏻‍♀️✨✨✨

 それでは、チケットを入手できなかった、遠方で歌舞伎座へお越しになられない方々はお進み下さい。  あ、お粗末な表現なのが申し訳ないです😅
  
 一国の王には二人の王子がおりました。 
 
 王は火の鳥の持つ不死のパワーを得るために、世継ぎである長男に火の鳥の捕獲を命じます。  長男は全てに於いて優秀で頼もしい存在。 王である父や周囲の期待を一身に浴びています。
 
 一方二男はさして差し支えのない存在で、期待を持たれることもありませんでした。  此度の火の鳥捕獲にも声は掛かることはありませんでしたが、自分も捕獲に役立ちたいと、王である父に願い出るのでありました。
 
 こうして二人の王子は揃って火の鳥を探し求める旅に出るのでした。

 ──── このブログをご覧くださる皆様、覚えていらっしゃいますか?
 先月の“鬼平犯科帳” の公演で “台詞に頼らない表現者達” と記しました事。
 
 高麗屋・市川染五郎さん 
 澤瀉屋・市川團子さん 
 
 地の果てまでも火の鳥を探し求める様子、しばし無言劇が続きます。
  
 音楽は 吉松隆さんの楽曲が用いられています。  吉松隆さん 鳥を主としたイメージの楽曲が多いそうですね。
 此度の楽曲も 高い 高い空の上から 
 地上の様子が伺える様な曲でした。
 
 二人の王子は 鬱蒼と茂る森、熱波、目を開くこともままならぬ砂嵐にも立ち向かい、 足場も覚束ない断崖絶壁を這い…  皮膚のあらゆる箇所から身が滲み出てきそうな寒波…吹雪にも阻まれながら、ひたすら火の鳥を探し求め続けています。 
 若手も若手、20歳そこそこの彼等が見事に演じられます。
 
 見事な表現力と演出に客席は完全に飲まれているのが分かります。

 
 さ、ここで なぜ そのお話?というお話へ─────
 
 猫のこれまで観てきた演劇の中で、様々なシーンが展開されています。ジャンルも様々。
 その中で、美しい水辺のシーンがままあります。 
 
 その美しい湖畔───の、美しさとは!!
 
 猫の観劇歴の中で最も… 2作品、甲乙付け難く、最もを決めがたい美ししい水辺のシーン作品は… あくまで
猫の目基準でですけどね🤗

 
 1988年 宝塚歌劇 星組 
“ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編” 
  
 1989年 松竹製作 “羅因伝説”
 
 演者、演出、音響・音楽、舞台美術、装置、照明、技術、衣装 全てが揃ってというのは、なかなか揃わないです。
 
 演者─── それは 猫の好みで左右されてしまうと、お思いですよね。 贔屓目だと仰りたいのも分かりますよ🤗
 
 ですから、 猫の目基準です。
 
 
 まず猫は幼稚児の頃から、池田理代子先生のベルサイユのばらの大ファンで1巻〜9巻の全巻と番外編の10巻目までの10冊を常にビニールのプールバッグに入れた状態で小学校2年生頃まで持ち歩いていた… 付き添いの方に持ってきてもらっていた…が正しい🤭
 
 なぜ プールバッグだったのでしょうか…それは記憶にありません。
 
 そして宝塚のベルばら作品は初演から東京での公演は全て拝見しております。
 1988年 ベルばら“フェルゼンとマリー・アントワネット編”は フェルゼンを
 星組トップスター 日向薫さん マリー・アントワネットを 星組・娘役トップスター 毬藻えりさんが 演じられました。  歴代、劇画近いペアも存在しますし、このお二人の他に大好きなペアも演じられてますが、
 美しさ───
 このお二人の王侯貴族を思わせる余裕と品格に勝るペアは今のところ存在もせず、この湖畔のシーンの美術、技法… 劇場とは思えぬ別世界です。
 因みにその後に発覚したことですが、日向薫さん 旧男爵家(華族)の末裔 つまり ホンマもんの 王侯貴族さんでした🙆🏻‍♀️ 納得😌✨✨✨
 
 “羅因伝説” ローレライの伝説を歌舞伎と元宝塚の融合で出来た作品で新橋演舞場で上演されました。
 主演は宝塚退団して間もない、当時の東宝ミュージカルのクイーン 大地真央さんが 松竹歌舞伎の若手キング 片岡孝夫(現・仁左衛門)さんとのペア
 当時は 男性ばかりの歌舞伎と、女性ばかりの宝塚の 大人気スターが揃うのも、東宝系の大地さんが 松竹作品で新橋演舞場のお舞台に立たれるのも大きな話題でした。  コチラも猫の好みだけではなく、世間様も高く評価した作品でありました。
 
 で?  なぜ そのお話?
 
 はーい 🙋🏻‍♀️只今🚪
       おかえりなさい🤗
 
 
 この2作の水辺を上回る 美しい作品はなかなかお目にかかれないと…
思いながらも 時は過ぎていきます。
 
 
  “火の鳥” を求め… 
 染五郎さん、團子さんが見事な表現力で地の果てまで彷徨っている様子からの…
 湖畔でのシーン。 息をのむほど美しいです。
 
 新たな“最も美しい 最も、甲乙を付け難い水辺のシーン”に巡りあうまでに37年も時がながれてました。
 猫の父は35歳で他界しましたので、父の生涯より長い年月を経ているのにも勝手に驚いております😌 

 ここで二人の王子は互いに心の内を語らいます。
 弟──自身も国の為にお役に立ちたいという思いが強くあるのに、兄ばかりが陽の目を浴び、自身は常に影の存在である虚しさを語ります。
 
 兄は兄で、世継ぎとして期待や寵愛を受けているだけで、己自身は愛されていないのでは?という空虚感を語ります。
 
 互いの立場での苦悩を知り二人の兄弟の絆はより深まる大切なシーンです。
 
 それまでの苦境が嘘の様に穏やかで美しい湖でのシーン とにかく 美しいです。
 
 プロジェクションマッピングという技法が新たな美を可能にしています。
 
 もちろん、台詞に頼らない表現者のお二人の技量とそれを上手に導かれた玉三郎さんの繊細すぎる感性と絶え間のない情熱がこの作品を咲かせたのでしょう。
 
 玉三郎さん 体調不良… 
  日頃の玉三郎さんのご様子ですと、お稽古から、お舞台稽古へと進みますと実際のお舞台上での映え方最良にすべくお食事時間など気にせずぶっ通しで、納得のいくところまで、何度も何度も調整なさったり、工夫を凝らしたりとそのお手間とお時間をまったく惜しまない方だそうです。
 
 作品に絶え間なく情熱と魂…全身全霊を注ぎに注がれる おそらく そうせずにはいられないのでしょうね。
 
 寝ても覚めても無意識 まるで呼吸をする様にお芝居のことばかり考えていらっしゃる気がします。 
 
 皆様そうなのでしょうけれど、思考の濃度と、一息つくまでのインターバルが長そうな気がします。
 
 猫ったら、何を知るでもないくせに、
勝手な事を… 失礼いたしました🙇🏻‍♀️
 
 そして火の鳥を演じられるのも玉三郎さん。
 紅白歌合戦のかつての小林幸子さんの様に衣装という名の装置を纏ってのご登場でしょうか…
 
 いいえ、至ってシンプル。  そして品格のある火の鳥でした。
 
 フランスの振付師の ローラン・プティ氏が 妻、ジジ・ジャンメールさんに振付た “魔法の羽”という大好きな作品があるのですが、その作品の様にジジに複数名の羽根持ちの🪶ダンサーが連なり…その人数が増えれば増えるほど大きな大きな、大きな… そう 宝塚トップスターがフィナーレで大階段から背負い降臨する大きな大きな羽根よりもさらに大きく、無限に増やせる仕組み…
 
 で、今回の火の鳥も…といっても レビューではないので、 作品に馴染み、美しい精霊の様な🪶ダンサーが玉三郎さんに続きます。  バレエのガラ公演の様に次は何が始まるのかワクワクもしました。
 
 で、二人の王子・あの兄弟は?
 で、火の鳥はどうなったの?
 
 とっても記したいのですが、
 猫の作文力が追いつかないのと
 スケジュールがこなせてなくて
 

 新作ですので、お話が気になりますよね🤔  
 
 今、出来ない事は、後に回せば、より出来なくなる…  とも思いますが、
 火の鳥の語る事  必ずお伝え致します。  
  此度はこれにて。
 

 
    
 胸、熱いまま─────
  
 今見た美しい世界をしっかりと留めておきたい。 
 
 一つも忘れることなく───
  
 そう思いながら おもてへ出ました。


  

さあ 提灯に灯りが入りました😌
 


 
 以前の夏の夕刻には風情を感じましたが、近年の爆暑つの午後から冷めない熱と湿気に 夕涼みという 言葉は似合わい日本になってしまっているのが、淋しくて仕方がありません🥲
   

 まだまだ皆と遊べぬ程、幼い頃
 
 お豆腐屋さんのラッパ音。
 
 一足速いけれど夕刻開始のファンファーレ。
 

 猫は母と手をつなぎそんな姉をお迎えに行きました。

 打ち水 風鈴の音───
 どこからか、蚊取り線香のかほり…  
 
 夕餉…   日本の夏…

 あの世界は何処へ行ったのでしょう…
  
 

さ、第三部、始まりましたね
 

 
 越後獅子 
 越後から旅をしながら大道芸を見せる角兵衛獅子の舞踊劇
 
 軽業… 軽業といっても、難しい
 一本歯の下駄で軽快に踊ってみせたり、故郷への思いを舞踊で見せたりと
 其れ等を代わる代わる披露。
  
 成駒屋・中村三兄弟による自主公演“神谷町小歌舞伎”で ご長男の 成駒屋・中村橋之助さんが“高坏”で披露した下駄タップが過ぎりました。

 橋之助さんは 従兄弟にあたる少しお兄さんにの中村屋・中村勘九郎さんの “高坏” を見て 感銘を受け、自分もいつかは、あの様に出来たらいいな。 と挑戦なされた 下駄タップ。
 
 憧れから芽生える意欲───素敵ですよね
  
 あ、越後獅子のお話へ 歌舞伎といった特殊な世界に生まれ落ち、日常が芸事の環境の御曹司さん方々と─ 澤瀉屋・市川青虎さんはウィキペディアご確認頂けると、なるほどです。
  
 今回は七人が代わる代わる様々な軽業や舞踊を魅せてくださり、おしまいは総出。 サラシを用いた舞踊ですが、そもそも、たとえ お一人で舞うとしましても、サラシがご自身に絡まない様にサラシの先を遠くに飛ばしてから、様々な型を綾なされます。 
 軽やかな布を遠くに飛ばすって…
 それだけでも難しく思えます。
  
 長い長いサラシ… それを七人で舞う…いくら広い歌舞伎座のお舞台といっても…ねぇ… 
 
 皆様 綺麗 鮮やかでした✨✨✨ 
  

 

 

── お休憩 ──

  


  
花幕の内 ご馳走様でした😌
 

  
 
はい!こちらも話題作
 
 先代勘九郎さん つまり 中村屋・18世中村勘三郎さんと、
 猫にとって野田秀樹さんといえば 夢の遊眠社 夢の遊眠社といえば、言葉遊びが巧みで濃厚。面白い。 そして忙しなく動き回る。  その様な作品を続けて見てそうイメージ付いています😆
 
 大地真央さん主演 野田秀樹さん演出の“十二夜”をきっかけに一頃、ハマリしまして通ってました。
  
 愛が一番の 女将さんは 以前から本当、なんでも お出来になる✨✨✨
 今度は宇宙人ですよ… ご覧になられましたか? シリーズ最新作🤭
   

 あ、野田版での “研辰の討たれ”
 でしたね。
 
 あらすじは、野田版ではなく、まんま“研辰の討たれ” で🔍️
 
 お話ザックり。 
 刀研屋の研師の辰次がお城勤めの御侍に。 お口が達者な職人。 それが厄し、御家老様にも嫌われ、侍連中から疎まれ、あからさまにこき下ろされてしまいます。
 
 ふつふつと込み上げる御家老様への復讐心から辰次は意趣返しを試みます。
 
 それによって、御家老様は亡くなります。  当然ながら、御家老の二人のご子息に恨みをかい、辰次は仇討ちの的になります。 逃げては 見つかって、見つかっては、逃げ、生臭いはずの仇討ちがコミカルに展開されていきながら、辰次は討たれます。
 
 野田版は 野田秀樹さんと、18世勘三郎さんによって より 爆笑を招く作品でした😌 
 あれから四半世紀の時を超え、今月、歌舞伎座にて再演。
  
 初当時もレトロネタでの笑いの個所をお直しされたとろと、そのままのところと有りまして… ご存知無いお客様にとりましては、 そらく、“ん?” からの “きっと、当時は面白い処だったのでしょうね…”という空気を醸してしまっているのも正直、否めない個所もありました😅
 おっしいぃぃ… 
 お笑いでいうところの“すべる”や“寒い” という程では無いのが、余計に歯痒い😩
 
 何故だか、舞台袖で観ている身内の様な痛みを感じてしまいました🙏🏻😖
 
 生意気ついでに、全体的な仕上がりは
 面白可笑しく、そして ふと考えさせられる作品でした。
  
 第二部の “火の鳥”では 二人の皇子の内、長男を高麗屋・市川染五郎さん
二男を澤瀉屋・市川團子さん の組み合わせでの御兄弟役
 
 此度の第三部では、またも染五郎さんを長男に、そして二男は 中村屋・中村勘太郎さんでの御兄弟役 

 
 勘太郎さん 14歳。
 歌舞伎モンスターの染五郎さんとの御兄弟役。 落ち着いてしっかりと務められてました😌
 
 本当にこれからの歌舞伎界、楽しみですね✨✨✨
 
 近年、最も暑い夏 江戸・歌舞伎座は
   暑い 暑い 熱い
 
 “納涼歌舞伎” 楽しませていただきました😌✨✨✨
 
 
 それでは また😌✨✨✨✨

 


  
 
 
 
 ✨本日もお立ち寄り下さり
       有難うございました✨
 
歌舞伎座のあしあと