すっかり 陽ものびて てんで お昼間の16時過ぎ。
学校から直行仔猫と いつもの お茶処で落ち合い… 一息。
間もなく 夜の部へと 開場の時刻。
✨おめでたい雰囲気。 一際、賑わっております✨
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さ、そろそろ 開演ですね🙂
猫の大好きな “南総里見八犬伝”より “丸塚山の場”でございます✨
えーっと、先に 猫の寝言から…
寝言は起きていうモノではないはずなので、この箇所 小声イメージでご覧くださいませ。
猫は三代目猿之助さんのスーパー歌舞伎での“八犬伝”が だーいすき
スーパー歌舞伎の八犬伝は まだ 澤瀉屋三代目猿之助(二代目猿翁)さんか、高嶋屋・市川右團次さんの ゝ大法師 しか観たくありません。 “まだ”と言うことは“今の段階では”と、言う意味です😌 でも この壁は高く、ぶ厚いと思います😅
そして犬江親兵衛は澤瀉屋・四代目猿之助さんか、澤瀉屋・市川團子さんだけ。
つまりは 右團次さんのゝ大法師と團子さんの親兵衛なら、観たいです😌 猫の中で、三代目猿之助さんが繰り広げたスーパー歌舞伎はキャストが若返りセリフを言えれば良いという訳ではありません。 役者の入魂度が大きな技として、左右する作品だと思います。 再演すればよい訳ではありません。
各地に点在していた八犬士達が互いを知らず、不思議と丸塚山に集う場面なのですが ────
✨萬屋・中村萬壽さん 中村時蔵さん 中村梅枝さん 親子 三代襲名・初舞台✨
そして 同じく
✨萬屋・中村獅童さん 御子息
中村陽喜さん・中村夏幹さん兄弟の 初舞台✨
✨萬屋さんのお祝いに、其々のお家の若手さんが駆けつけた様に勢揃いしております✨
音羽屋・高麗屋・成駒屋・播磨屋・大和屋(50音順)
剣士達の美しさ、溌剌とした姿からは眩い光を放ってました。 続きのお話が観たくなりました。
22年 お正月の 初代国立劇場では、通し公演がございましたね。
あぁ…もう一度観たい😌
そして、このキャスティングでも拝見したい😉
播磨屋・中村歌昇さん
音羽屋・尾上左近さん
大和屋・坂東巳之助さん
成駒屋・中村橋之助さん
播磨屋・中村米吉さん
播磨屋・中村種之助さん
高麗屋・市川染五郎さん
成駒屋・中村児太郎さん
此度の道節、播磨屋・中村歌昇さんと 佐母二郎、大和屋・坂東巳之助さん
若手から中堅どころとの際々の方。
名実ともに若手の兄貴分同士の演技対決🔥
既に名優、天井知らずの巳之助さんと、ここ数年、めきめきと腕を上げて来られてきた歌昇さん。←猫の分際でナマイキ言ってすみません🙇🏻♀️💦
巳之助さんはハイスピードカメラでスロー再生しても隙無く、キメ細やか滑らかな所作の連続で完成度・純度が高い
職人さんの言葉で表現するならば『いい仕事』キメまくってました😌✨✨✨
脚本上の勝敗はご覧になってください😉
歌昇さん…あれれ 荒事も迫力満点で、いつの間にこんなに腕を上げられた?
とても憎々しい… ←このあたりはお上手なのは存知てましたけれど、より憎々し気に、そして、荒々しく、そしてふてぶてしく幕を引かれました。
若手による里見八犬伝、お見事でございました😌✨✨✨✨
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── お休憩 ──
えーっと、二階ロビー お祝いのアレコレは先にご案内いたしましたのと、お食事は次のお休憩時間とのことですので、
そうですねぇ…🤔
猫宅の庭先で 持て余している事をお話をしましょうかね…
猫の大好きなブロガーさんの中のお一人のLosier様のブログは猫の興味をそそられる内容をカルチャーを多岐にわたり記されていらっしゃいます。
アート、サイエンス、お庭の草花、霜柱ワールド、小山のお宅、ドローンアカデミー、政治、経済、防犯喚起、グルメ、スポーツ、巷の話題、様々です。
Losierさんのお宅のお庭には四季折々の花々が見事に咲き誇っています。
毎年、初夏の菊のお手入れの記事を拝見しては、その翌日、猫もとりかかります。
それまで猫のお庭の隅にほぼ放置であったオレンジ、赤紫、黄色、クリーム色 ヨーロピアンカラーのボサ菊がハロウィンの時期になると綺麗に満開になりました😌✨✨ Losierさん有難うございます🙇🏻♀️✨✨✨
で、なにを 持て余しているの?🤔
今年も剪定した菊も植えて…株が増えましたが… 見る見る育ち…
6月、梅雨入りもしていないのに…
なーんと
咲いてます
未熟なまま咲き始めているのです🤔
ま、いいか😆
秋には咲かないかも知らないけれど、そして、バラバラ マチマチかも知れないけれど、今年はそれでいいかな… 自然にお任せしてみます😌
💛HAPPYYellowのハイビスカス💛
そして
猫の超〜お気にいりの
紫陽花💜💙💜
この色合いが大好き
真夏にはこ配色の朝顔が咲くのもで
そちらも楽しみです😌
はいっ なんでか猫のお家のお庭事情でした。 それではそろそろ、お席に戻りましょう。
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“山姥”というと、夜中包丁を研ぐ😬
旅人に一夜の宿を提供しては、その旅人を喰らう😰
その様な怖ろしいイメージが強いのは猫だけでしょうか😅
この“山姥”はぜーんぜん違うお話ですので、どうかご安心ください😌
“金太郎伝説” 怪童丸が後に坂田金時になるお話 で、
山姥と言っても、芸と教養、そして美貌をも持ち備えたかつての傾城。 で、
怪童丸の母。
あらすじは “歌舞伎 山姥” で🔍ご検索下さい😌
序の部分からこの作品ははじまります。
萬屋・中村時蔵改め、初代、中村萬壽さん扮する山姥の元へ 成駒屋・中村芝翫さんが現れ再会します。←猫 大好き芝翫さん。もー なんででしょうかねぇ…
おおらかな 大人の男性。 この大らかさ。 たまらないです💕💕💕
怪童丸扮するは この度 初舞台となりました中村梅枝さん。
女形より見得をきる立役がやりたい!8歳の男の子🙂
そぉなのですよ、ご本人様がそう仰有るだけありまして、まー 見得の切り方も美しく切れ味抜群✨
さらに!間の取り方も 8歳とは思えぬ切れ味。 リズム感が優るお子様。
梅枝さんくらいのお子様ですと、まだまだ 歌舞伎の所作と音取りがズレない様にまだまだ受動的に段取りをなぞるお子様がほとんど。 それは大人でも慣れてないと難しい事をお子様方はやっています。
その中でも梅枝さんは 明らかに違います。 ズレない様になぞるのではなく、リズム感良く、能動的に堂々と立ち回っていくので、スピーディーに 迫力満点の立ち回りをキメて行きます。付け打ちさんも バッタ バッタ 軽快に叩き切っていきます。
これぞ 怪童丸! お相撲遊びのお相手が熊さん ハチミツ片手にプーさんみたいならば良いですが…ガチグマは😅 ねぇ…
手加減してもまだ余るパワー
伯父にあたる 萬屋・中村萬太郎さん等をバッタ バッタと叩きのめし
はい! 夜の部も やってまいりましたこのお時間! これまた 歌舞伎界重鎮中の重鎮 尾上菊五郎さまのご登場
一際 大きな拍手です✨✨✨
大御所様は お出ましになるだけで、
大きな拍手が湧きますね✨✨✨
迫力、威厳、そんなモノをワザワザ醸さなくとも、漂ってしまう。
本当に不思議ですね。
おそらくですが、
大御所様にしてみれば、
お客様の前に立つ
ただその気構え、引き締めてこられた日々なのかと思われます。
その様であり続ける日々、年輪が語らずともこの雰囲気を醸すのでしょうね。
人々は知ってか知らずか
思わず拍手してしまう…
思わず拍手をしてしまった方が何方であるか気付いてから納得したり、敬意を払ったりなさる方々もいらっしゃることでしょう。
───え? 周りにつられて拍手しただけ? それ、成り立たないのですよ、だって、お客様の中でご自身の推し・ご贔屓さんに一際大きな拍手をしても、周りはつられて無いですからね。
さ、それでは 恒例、劇中からの襲名口上のお時間と相成りました✨✨✨
中村時蔵改め 初代・中村萬壽さん
中村梅枝改め 六代目・中村時蔵さん
初舞台 五代目・中村梅枝さん
中村獅童さんの ご長男、次男の初舞台
初代・中村陽喜さん
初代・中村夏幹さん
お子様方、舞台人らしく、大きな声でしっかりと名乗り、立派なご挨拶でした✨✨ 先々が楽しみ。
世間は見通し悪くとも、無垢で活発なお子様方を目の当たりにしますと、希望を頂きますね。
頂くに値する大人であるのか、ふと我に返ります。
少しでもしっかりとした社会をバトンタッチしたい!とより強く思います。
お昼は松嶋屋・片岡仁左衛門さま
夜は音羽屋・尾上菊五郎さまにご挨拶のお言葉を頂戴するなんてねぇ… 梅枝くん、陽喜くん、夏幹くん にしてみたら、 まだまだ🤷🏻ちんぷんかんぷんなのでしょうねぇ🤭
そうやって育ち、後になって アレっ…と己の存在にも気付かされるのでしょうね… それが梨園のお子様方々らしいところの1つなのでしょう。
お話は物語へ戻します。
怪童丸(梅枝くん)はまだまだ 母の元に居りたいのですが、お伴に渡辺綱(陽喜くん)と卜部季武(夏幹くん)を従えて、巣立って行きます。 芝翫さんにも支えられ、
華々しいデビュー✨
✨ほのぼのと、温かい雰囲気に包まれました✨ そうそう、 この 役者同士、互いを尊重し合い、敬意をもって接する様子がさり気なく薫る… そう、決して剥き出しではなく、 表に出さずとも、これは水面下で流るる“想い”の部分です。 それが素敵で 猫、大好きなのですよ😌✨✨✨
✨素敵です✨
✨美味しくいただきました✨
ご馳走様でした😌
萬屋さんの紋いりのお饅頭
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さぁ、夜の部 いよいよ最後の一幕です🙂
萬屋・中村獅童さんと 中村屋・中村七之助さんのコンビ!
この夫婦コンビがどれ程のご評判かといえば────
昨夏、裸道中でも夫婦コンビでして、このコンビが、丁々発止とキレよく打ち合い、気味が良いのもあってなのでしょう🤭
昨秋の初代国立劇場にて行われた“第39回 俳優祭”にて高麗屋・松本幸四郎さん作の“戯場八景名残隼(ゆめのくにへ ようこそ ありがとう こくりつ)” でも、昨夏の裸道中のほぼ続場が観れました🤭🤭🤭
作者・幸四郎さん 他のお家の方々のご活躍も把握なされてらして、役者、作品を活かし 見る人を喜ばす… お笑いのセンスもお見事! 面白い作品でありましたし、この裸道中コンビには江戸前の良さもございます。
江戸っ子は喧嘩っ早いとも言われていた様ですね。
江戸の中でも地域差はありますが、 場所によっては普通に会話をしていても早口で語気も粗い。 その様子から喧嘩している様にも映り、“喧嘩っ早そうに見える”
と、いう節と、余所者ばかりが狭い所に集まり人が集中した結果、肩が触れたの触れないのと、小競り合いも あちら、こちらで多発していたそうな───
ともあれ、そんな丁々発止なコンビで、やいの、やいの
やいの やいの???🤔
お酒がねぇ… 悪さするのですよ…
そのお酒、付け届けにきた酒屋の丁稚奉公が 今回初舞台にあたる
このお二人!
あのごっつい獅童さんから、こんなにも可愛らしいお二人のお子様がピョコピョコ🐥🐥
この後に、 このお酒が誰からの付け届け物なのか…
そして なぜ お酒が届いたのか、
送り主は?…
お話は 松嶋屋・片岡孝太郎さん扮する召使おなぎ 登場で一気に様子が変わります。
お酒を付け届けさせたのも この おなぎ。
おなぎの話によると、獅童さん扮する宗五郎の妹が、お勤め奉公先で庭先に逃げたネコを探し求めていた際に、お偉いさん方の悪巧みを聞きつけしまったが故に、無実の罪を着せられ拷問の末に命果ててしまったとのこと。
その惨たらしさ、何とも、何とも、その時代の庶民の命はムシケラの様に扱われていた様子と、その哀れさ理不尽さに、どうにも やりきれないお話なのですが… そのやり切れなさから…
これまた お話が 動きます。
庶民感情 良くも悪くも 一喜一憂 揺さぶる 揺さぶる
宗五郎の豪快すぎる飲みっぷりと楽曲とのテンポの良さ 引き留める 宗五郎の父 権十郎さん 女房おはまの七之助さん 萬太郎さん扮する小使の三吉のコミカルなリアクション存分に楽しめます🤭🤭🤭
役者揃い故の 作品の面白味 倍増。
儚さと強さ
人の情と書いて 人情
なんだか つくづく、しみじみ、
我が身にもそれを強く感じました。
泣き笑い… 笑い泣き…
庶民って素敵✨✨✨って
今月も また 良いものを魅せて下さり有難うございます😌✨✨✨
また 来ます✨✨✨
今宵も楽しかったです✨✨✨
✨本日もお立ち寄りくださり
有難うございました✨
歌舞伎座の猫
猫の鈴
こちらは歌舞伎座ではなく
東京国立博物館です
音声ガイドをこの方々がお勤めになられていると知り、出向きました🤭
⬇
音声ガイドナビゲーター 東京は終了しましたけれど、この後、京都、九州へと開催される模様。
右上・法然のブロマイド🤭
右下・八橋蒔絵螺鈿硯箱のレプリカ缶入のクッキー😆
✨学びって楽しいですね🙂✨
それでは また😌✨✨✨