2024年のお正月も明けましたね。

 

 年明け束の間 あっという間におめでとう、楽しむ、といった言葉は不謹慎に思え、口籠るお正月でしたね。

 

 大好きなブロガーさんのご無事も確認できまして良かったです😌✨


 安否はブロガ更新を目安にしておりましたが、気づけば震災後も“👍🏻”下さっていて…  震源からは少し離れているとは

 いえ、揺れが頻発している地区とのことで、まだまだ落ち着かないでしょうし、不安もある事でしょう。

 

 当方、浮かれた記事で申し訳ないです。

  

 想うことがあっても、結局は予め購入していたチケットを手に、劇場へ向かう猫。 その劇場へ一歩でも踏み入れれば、その世界に没し浸り、浮世を忘れてしまいまいます。  すみません。

 

 その浮世の一切を忘れている間の事をいつも通り記しますね😶

  

 

 前回記事 “恩愛麻絲央源平” タンパクな記事ですみません😅 毎度お馴染みの方々に、お馴染みの演目。 語彙力も低く文才のない猫にしてみれば、同じ文言を事を繰り返し記すだけになるのと、

 

 新たに加えられた箇所は、これからご覧になられる方々の おたのしみを奪いかねないので、触れませんでした。

 

 成駒屋・中村芝のぶさんのご登場に💕高島屋・市川蔦之助さんもしっかり拝見💕

 

 そして、幕開け冒頭に 高嶋屋・市川右團次さんより、相関図とともに、物語のご説明があると記しましたが、ご案内は右團次さんに限ることなく、

  • 滝野屋・市川男女蔵さん
  • 成駒屋・中村児太郎さん
  • 髙島屋・市川九團次さん
  • 明石屋・大谷廣松さん

 公演替わり持ち回りでご案内くださるそうです。 昨日の團十郎さんのブログに持ち回り表が 掲載されているとの事です。

 

 浅草歌舞伎にもお年玉的に口上持ち回りだそうで、猫の出向く日はどたなたでしょうか! そちらは“歌舞伎美人”にてスケジュール公開されておりますが、あえて確認していません🙂

 

 さてさて、 歌舞伎座のあしあとを名乗る 猫のホームは もちろん 歌舞伎座。

 

 昼・夜公演を松の内に観るのも 猫の勝手な お決まり事。いずれも 楽しく拝見いたしました✨✨✨

 

 夜の部は 🎍1月2日 歌舞伎座 今年の初日・夜の部は NHKで生中継されますので、ご覧になられた方々も多いかと思われます🙂✨

 

 猫は今年も 初日・お昼の部を鑑賞の後、親族祝賀会出席のため、夜の部、生放送も見れませんのと、 生放送番組は録画はすれど、公演を拝見するまでは再生せずに

お・あ・ず・け

  

 そんなこんなで、 夜の部 行ってまいりました。

 

 
 お正月の歌舞伎座前はハレ着を召した方々も多く、門松もあるので、道行く方々も記念撮影 海外からのご観光客様方は口々に “ びゅてほー ” “ウツクシイ アリガトゴザマス🙏🏻” してくれたりもします
 
 そうそう! 猫ね、 外国人パーティーに歌舞伎を観るのか尋ねられたのですが、質問の内容が細かくておもしろかったです🤭🤭🤭 
 その中のお一人が見得っぽい形をなさったので────
 
 皆様、覚えていらっしゃいますか?
昨年春、音羽屋・尾上菊之助さんプロデュース 新作歌舞伎のFFにて、萬屋・中村萬太郎さんが、観劇の皆さまへご指導下さった “見得”  その萬太郎さん方式で、 ばーったり! 見得の切り方、伝授しましたよー 大変喜ばれまして “アリガトゴザマス”の他、 “20せんきゅう🙏🏻” 頂きました。←20回くらいThank You言われましたの意 
 
 こんな猫でも国際親善を果たせましたよ🤭 萬太郎さん、有難うございました🙇🏻‍♀️
 
 さ、まもなく開場ですのでね…
  
 
 
 🎍お正月に相応しい お目出度い鶴亀に成駒屋・中村福助さんの女帝
  これは是非とも観たいと前売りの段階からワクワクしておりました😌✨✨✨
 
 福助さん やはり神々しかったですよ✨✨✨ より圧しの利く女形さんに成られ逸脱した神々しさを放ってらっしゃいます✨✨✨ 

 そこにですよ、  
  高麗屋・松本幸四郎さんの鶴に
  音羽屋・尾上松緑さんの亀
  
 こう言ってはなんですが、現役アイドルの様に 若いファン層をグッと増やしているのは
 お二人の御子息⬇コチラのお二人ですが───
  従者に幸四郎さん実子
  高麗屋・市川染五郎さん
 
  同じく従者に松緑さん実子
  音羽屋・尾上左近さん

   
 お舞台での現役美男子は 幸四郎さん、松緑さんです。
 とても とても美しい✨✨✨
 
 さらにこう言っても なんですが、
 松緑さん、どちらかというと、メイク無しはアンタッチャブルな感じなのですが←※あくまで 猫主観です 此度のお役は 美しい若君であられます😌✨✨✨
 やはり、基礎がしっかりしていると、ワイルドでも下品にはならないのを歌舞伎役者さんから感じ、学びます🙂
  
 神々し女帝に 美しき鶴・亀の精霊(?)
 荘厳美麗(華麗)日本のお正月の素晴らしさが、この作品で示せてます。
 歳神、鶴亀、初日の出、初夢、そういった日本の新年を祝うおめでさ、文化が全て盛り込まれているにもかかわらず、シンルプル 洗練されている様まで 日本の美、文化の素晴らしさ。 素敵な作品です。
 
 黒御簾から聴こえてくる 歌舞伎の鳴物、オルゴールという楽器の音が 煌きを イメージさせてくれまして、お舞台をよりキラキラと輝かせてくれます✨
 素敵ですよ✨✨✨ 

左から、尾上左近さん・尾上松緑さん
中村福助さん
松本幸四郎さん・市川染五郎さん
 
お見事でございました✨

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 さ、続きまして 2つ目
 お正月らしい、お祝い系、演目が続きます。 内容がおめでたいというよりも、
 おめでたい席に、親の敵討ちにあらわれた曽我兄弟というシチュエーションなだけに、豪華オールスターが揃うので、
 おめでたい場で演じられる演目というわけです。

 
 近頃は若手によって演じられる曽我兄弟が多かったので、此度のベテラン勢での  “対面”も恋しくなっておりました。
 
 おぉ!待ってました! です。
 お祝い演目感が グッと増します。
 
 お気づきですか? 
 曽我兄弟! 
 成駒家・中村扇雀さん😍に
 成駒屋・中村芝翫さん😍ですよ

左・大和屋・坂東彌十郎さん
中央・成駒屋・中村芝翫さん
右・成駒家・中村扇雀さん
 
 猫大好きな💕💕お兄さま方です💕💕💕 優しい方ですしね、
 ちょっと 言わせていただきますとね、  
 殿方の色気! 色っぽい殿方で もーね、 そこにお立ちになられていらっしゃるだけで、ポワン💕としてしまいます。
 芝翫さんとは過去にほんの少しだけ。間近でお目にかかれました。
 
 扇雀さんは昨年の夏には大阪松竹座で 劇中にて一階席を、廻られてらして、より間近で見れてウットリ💕
 俳優祭にて真っ先にお訪ねし… お二人とも、お衣装無くとも、お舞台に立たれてなくとも その色気は想像以上に華やかで、それなのに、さり気ない。
 麗しい✨✨✨
 
 その お二方が 曽我兄弟として 目の前に現れる!  もー お正月も お正月ですよ、めでた過ぎます✨✨✨
 
 ベテラン勢の曽我兄弟 その時代に居合わせた様な迫力を感じました。
 円熟って大切ですね✨✨✨
若手も育っていかなければならないですし、ものしたモノになるには本当に修練、鍛錬がものをいうのですねえ。  深み 奥行きが違いますね。

 そういうベテラン勢さんの2、30年前もお上手ではあっても、どこか頼りなくて───順番ですねぇ。
 今はどっかりと安心して見れる役者さんになり…それでもまだまだ 精進という姿勢も頼もしく ←今の若手は器用で芸達者ではありまが、ここの姿勢はどうにもインスタント仕立てにはいかないので、若手さん方々にも 頑張って頂きたいところですね🙂
  
 時代の価値観、とりまく環境もだいぶ異なる事でしょう。 学びにくいとは思いますが、どこから 深み、奥行き、厚みを学びとれるのか───
 どれも同じ様で違いますからね。頑張って頂きたいですね。
  
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 さー 先程の “鶴亀”に、この対面
 これで仁左衛門さんや、白鸚さん、幸四郎さんなんて、現れたひにゃーあしあと
  
 えっ?  えっ? え  仁左衛門さんはお休み月ですが、 ⬇ コチラ!
 
3つ目─────
 
 やはり、観れば 浮世を忘れます
  素敵ですし、 心奪われます。
 
 ましてや、格好いいとか、素敵とかという概念が全く無い 幼児だった頃の猫に、格好の良さ、素敵、美しさ 綺麗なお方… 王子さまを認識させてくださった
 高麗屋・松本白鸚さんが 目の前にいらっしゃる。 
 

市川染五郎さん・松本幸四郎さん・松本白鸚さん
  

 幼児だった猫にキューピットの矢が刺さった瞬間を覚えています。
 染五郎さんであった頃の白鸚さん
 当時は 好きとか、お嫁さんになりたいとしか言えなかったですが、
 
 今なら説明が出来ます。
 
 黒い瞳は真っ直ぐに未来をみて輝いていて お口から発せられるセリフ、そのお声、お口の動きの一つ一つ 全てが整った美しい方 幼児ですらその美しさと直向きさを受け取る説得力!
 このお衣装がなくとも猫の王子様!
 
 この方のお嫁さんになると決めた日😌
 
 様々なお役どころを、今も魅せて下さり、御子息の 幸四郎さん、その御子息の染五郎さんと共に
 目の前で 演じてらっしゃる
 
 して、実の 親子三代で描く此度の世界は───
   
  とても せつない。
  
 
 雪の中へと 消えていきました。
 

 ───“息子”上演前 お休憩中の イヤホンガイドからの情報を少しだけ ←全て記してしまいますと、イヤホンガイドさんも 商売上がったりでしょうから、ざっくり。
 “このお芝居は 役者の表現次第で どうにでも 解釈できる様な作りになっている”  その例えも ご説明、解説くださいました。 
 貴方様は─── 借りる? 借りない? 楽しいですょ。

 …猫は休憩中も イヤホンガイド。
 もう 大切なお友達です。 カブキメイトです🤭
 
 
 さぁ 先程のせつなさ とはまたまた裏腹に…
  


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 夜の部、最後の演目は! 
 春爛漫 桜満開 道成寺桜

 
 まずは月の前半 成駒家・中村壱太郎さん14日まで。 15日から 音羽屋・尾上右近さんで演じられます。 

 踊り上手で定評のある女形さんお二人を同月中に観れるのですからね、有り難いです。  娘道成寺は 
 女性のか弱さと その他のお顔、
 こちらの舞踊劇では  か弱さの裏に…といった 2面性というか、真裏の 恐ろしさが潜んでいるますので、 女形さんの腕の魅せ所。  なにせ一時間近く、ほぼお一人で 踊られますので 大変です。 
 小道具を幾つも用いて演じられますので、観ている方は全く飽きません。

 巧みなお道具使いにもご注目くださいませ✨

 ご演奏 お唄いになられらる方々も大変です。 躍り手さんがお衣装がえへと袖へ引っ込まれている際にも、演奏やお唄でお舞台を盛り上げてくださいます。 
 
 舞台は満開の桜 青銅の鐘に 水色のお空。 春の訪れに相応しい素敵な眺めです。
 
 息を切らせそうな勢いで戻られても
 何食わぬお顔で 舞い踊られる白拍子。 
     
 お衣装、女髪と かなり重たいはずですが 次から 次へと 舞い踊り、魅せて下さいます。  壱太郎さんお見事でございました。
  

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 やっぱり 歌舞伎 いいですねぇ✨ 
 
 


辺りはお祭りの様に     
     賑わっておりました。
 
また来ます。
 

✨本日もお立ち寄りくださり   
     有難うございました✨
 

歌舞伎座のあしあと