タイトルに“〆”とついたには、
今日は九團次さんの事なのでしょうか…

拙い文、ご覧下さり
誠にありがとうございます



そして───
“平成の結び…”の 壱・弐ノ巻に 観劇の喜びだけではなく、 私の心の狭いところまでも 記事にしてしまい 失礼いたしました。
この ばかちんがぁ


九團次さんのブログに 奥方さまのご親族さまとの素敵なお時間をお過ごしになられたご様子が記されてました。
その記事には 奥方さまのご祖母さまの やわらかな お人柄がうかがえるお言葉と、
九團次さんの受け止められたら想いから
女性への敬意を含めた意味の 願い…というより 希でしょうか 記されてました。
ハッ!としました。
そうですよね。 と。
私はちっぽけで くだらない事を思っていたのと併せて、記事にまでして… 猛省いたします。
ワタシ 修行が全然 足りません

さ、始めます。どうぞ 宜しくお願いいたします

九團次さん 日だまりの様な温もりを感じます。
海老蔵さんは鋭さがむき出しに成ってしまう面を感じますし(イメージです)、その部分があって海老蔵さんなわけでありますが…
あれほどの包容力のある九團次さんが 海老蔵さんを恩人となさる。
──ご事情はどちら様もご存知ですよね。
中学生も知ってました。
梅沢富男さんの番組でしょうか 数名が『ライザップ』『海老蔵(さん)が』と、
1ヶ月前はまだ 小学生だった彼等。
その彼等が
歌舞伎の世襲制を理解したうえで、一般家庭生まれの 余所のお部屋のお弟子さんを迎えた事を理解している内容が 聞き取れ伺えました。
って言っても 私より 遥かに お出来るお子様方ですから…ね。
息子? 息子は 脳の代わりに 食用お味噌が入っているだけなので 除外でお願いします

海老蔵さんの 表に出されない 優しさは、 器の大きな九團次さんによって 押し出されますね。
また 海老蔵さんは 九團次さんを抑えこまず 九團次さんを 個の 役者としての 活動を尊重をしている様子から
なんだ かんだ と お騒がだった海老蔵さんの 改心の軌跡を垣間見ている気がします。
麻央さんの ご主人様でらっしゃいますものね

そして
一般芸能人とは違う 役者界サラブレッドの証と想ったりもします。
…どれも これも私の勝手な解釈です

さて
素晴らしいと思った時、事柄この様な場で大絶賛してよいものやら…
どうして?
馬鹿丸出しの様で…
大丈夫。もう丸出し



または まわし者の様な…
または ガマの油か、眉唾宣伝のような…
けれども 私は一般人。
どこぞの 何方かに
お世辞を言わなければならない義理もないですし

媚びたとて、なんのプラスにもマイナスにも成りません

こんな 私になんか絶賛されても・されなくても
素晴らしい人は 素晴らしい。(←また 当たり前の事を文字にしてしまいました)
ですのでワザワザ 記すのは 申し訳ない・かえって失礼 な気がしたり…
でもね、でもね 私はポンコツだけれど、
以前にも記させていただきました様に、
ポンコツな私の周りに なぜか
ス ン ゴ イっ方々がいらしたのもあって、
その ス ン ゴ イっ方々の中でも
稀な事やウェイトをおかれてらっしゃる箇所を教わっていたりで…
それにも関わらず、
私はポンコツなのが哀しいのです

恐らくお芝居を観る目と、
表に出ないプロの意識と知識は 肥ているのです。(肥ている…ボディもね
)

なので それらを 当たり前に可能になさってらっしゃる 場合に “お上手”
さらに 心より “凄い!” と思いますが、
それは とても稀な事なのです。
敬意を込めて 猫的に感動ランクがございます

・おじょーず (平仮名は ノリ)
・すご~い!・凄い (平仮名はノリ。漢字は見たまま単純に)
・お上手 (技を感じる)
・素晴らしい(複数の感心どころ)
・お見事、天晴れ(パーフェクト+度肝をぬかれる衝撃 また 突き抜け・飛び抜け・ズバ抜け)
もう一つ上 がありました。
それは 先日 50歳になって…
物心ついたころから演劇を見て参りまして初めての経験でした。
ほーんと! ビックリ

『天才!』『神~!』 って、ノリ乱用されているのとは別で
“この人! 天才だゎ” って、
私の人生では 無かった感想です。
そーそぉ、 9日、結局、学校関連の用事が入らなかったので、フリーに。
またもや滑り込みで お譲り頂き両日 観劇が可能となりました。 luckyです。
なぜだかCM入ります
監修
市川九團次
香り深く
厳選素材が
幾重にも奏でる
豊かな味わい
家めし
“マジッ九”
ベっタベタな クソコピーで失礼致しました

材料からしますと和風とも限らないのですが
和風“クレイジーソルト” とでも申し上げましょうか…
ポテトチップ “マジッ九味” 美味しいですよ

チップスを揚げる際はおろしたてキャノーラ油推奨いたします
サラッとカリッと。

あぁ 蘇る 海老蔵サンダー
会場完売後は 何事も無かったかの様に
ご巡業先会場ロビーの空気は いつもの様に
ご巡業先会場ロビーの空気を放っているだけ。
毎度感心なのは、市川團十郎事務所の方々?松竹の方? 海老蔵さんグッズ販売に従事なされていらっしゃるスタッフさんも ご丁寧なのです。
さ、それでは 50才になった歌舞伎の猫が 生まれて初めて感じた “ 一つ上 ”の感動にもどります。
歌舞伎の多くは 基本はリピート。
同演目 役代わりで リピート。
果てしなく リピート。
歌舞伎は 日本語なのに判らない。
情景らしき内容を唄って下さっているのは察せても、その情景は現代に見かけるチャンスも少なく 意味がピンとこなかったりもする…
光速の時代に “母心”さんのネタの通り“もしも ※○○が 歌舞伎役者だったら”の様な、まどろっこしさ。
(※○○には “スタバの店員” “タクシーの運転手” “お医者様” 等… )
また そのリピートが 使命でもある
伝承 伝統芸。



ちょっと まったぁ!
前フリ長い!
やはり 記そう!
海老蔵さん? 何方? 誰?
さー どうでしょうかしら

海老蔵さんなのですけれどね!
此度の公演 “ 嫐 ”
海老蔵さんの書き下ろし作品
ユーモアのセンスと… 殿方のご事情と
その執着心と 滑稽さと
古典の歌舞伎に、古典的な お笑いに
見事に今を 生地そのものに練り込まれていました。 器用な方でらっしゃいますね。
女遊びも 無駄じゃない。
魅力満載ですね。
此度の書き下ろしは 筋肉だけの方では記せないでしょう。
“ 嫐 ”
本妻さんと お妾さんの間に文字通り 挟まる海老蔵さん。
海老蔵さん扮する甲賀三郎兼家は 本妻が留守のところに 廣松さん扮する 可愛らしいお妾さんを招き 本気で口説こうと 武勇伝。
口説き落とす…
獲物を射落とす様を仕草を舞い魅せます。
キラリ白銀の矢が 見えたと同時に 天にまで届き貫く煌めきが 鏃から放たれていました。 が 求愛は悉く 濁されてしまいます。
確かな所作に 美しいお顔立ちで、遠くの獲物も見定める眼に 惜しげもなく重ねる滑稽さ
お見事!! でした。
続いて 本妻さん扮する右團次さんが現れ あわや…
この窮地をやり過ごすに必死。
先ほど お妾さんに聞かせていた武勇伝を語り始めます。
獲物を射る…先ほどの繰り返しなのですが、
本妻さんには 何かが気になり、武勇伝どころでは有りません。
先ほどの 目には見えない白銀輝く鏃など、実際に有ったとしても邪険に扱われてしまう滑稽さ。
この時、この瞬間に
この人、天才!
この方 と言っている間もなく
この人
天才✨と。
ノリではなく、心からの声。 天才! って 表現を ポンと引き出して下さったのは
私の場合、市川海老蔵さんです。
物語は鉄板の鉢合わせ 修羅場コメディなのに
見せ場 技が ふんだんに盛り込まれ
11世 市川海老蔵さんの傑作の一つ
後世 何百年もの先に継がれるのでしょうね。
私のこの身が滅びた先の先の 遥か彼方に
想いを馳せるロマンも 味わえる
素晴らしい作品です。
殿方の下心
海老蔵さんも ルパン三世が大好きと。
私の場合、 原作本はムリでしたが
テレビアニメ 初回シリーズと セカンドシーズン。 ルパン三世が大好き。
シブ格好いいのに 面白い。
美女を前に空中平泳ぎに脱げるトランクス。そこに飛んでくるのはボクシングのグローブのパンチ。
ちょっぴり エッチ ドキドキするけれど 遊び心があって下品ではない笑い。
劇場版では クラリスが 心を奪われる ではなく
銭形のとっつぁ~ん 名台詞
『心 盗まれる』 ルパンの優しさ。
憎めない 愛らしさ…
海老蔵さんのように 色っぽい男性になるならば、殿方には大いに遊んでらっしゃいと言いたくなります。 ←実際には 私は それほど 寛容にはなれませんね きっと。
タテマエなのか 本音なのか…
公然と放っても 私の所に帰ってくるかしら
旦那様
…ま、放っておりますがね~

私も右團次さん扮する本妻さんと 同じ クンクンと探り回るやも知れません。
まって、我が夫では 甲斐性はないので、お遊び相手は見つからないでしょう。
失礼いたしました
きゃはは


好き勝手申しておりますが、
平成の幕が、降りてまいりました。
平成を見送る 春

川面は 薄桃色
桜吹雪

あとから
あとから 絶え間なく…
KODACHI ─木立─ “ ムルドルの夢 ”
耳の奥で流れてました。
この曲、海老蔵さんのDVD“源氏物語”のエンディングなのです

素敵ですよ。
平成の結びの春 これにて。
4月17日

今朝、海老蔵さんのブログで 知りました。
むしの知らせでしたのかしらね。この記事を記す前、弐の巻を記す数日前から 日に2、3話にも 偶然 ルパン三世にふれてました。←昨夜もセカンドシリーズを観ているところでしたから…
私がどれほどルパン三世が好きかは ご存知ですよね…
旅立たれてらしたのですね。
また あちらの世界でも作品に出逢えるかしら…
ありがとうございました
猫

